もみのきさん(5歳児)の営み

みつばちっこ

「あと何回ねたら運動会?」と質問してくるもみのきさん。運動会にむけて、子ども達自身がもみのきの仲間と育む姿が、山のあちこちで、こんな風な毎日。

手にがんばり豆をいっぱいつくって、できるようになった逆上がり。最近は「連続回りしたいねん!!」と挑戦中の子もいますよ。

 

 

 

今、年長さん全体でがんばり中の「うんてい」  お友達と練習中

 

 

 

Iくんが「こっち来て~!見て見て~!手!ポン!ピョン!」と跳び箱の挑戦中を見せてくれました。その様子に、そっとやってきて見守っては「今のよかったで」「もうちょっと、手、前にしたら飛べるで」と、Aちゃん。

 

だんだん仲間が増えてきて「がんばれっ!」「もう飛べそうやで~!」「ソレッ~!!」足もしっかり両方が同時に開くようになってきましたよ。本当にもうほとんど飛べてる~!!がんばれ~!!

 

 

0歳児からみつばちで過ごし育んできたIくん。ハンデをかかえているものの、この6年近くの長いひとつひとつの営みが確かに歩みとなり、力となって・・・とうとう、今週、逆上がりをもやり遂げる姿も!!!!!

 

 

 

高台ジャンプ。よりきれいに体全体をしなやかに使って飛べるように!Tくんの空にむかうようなジャンプは、みんなのあこがれですよ。そうしながら、仲間でまた高めあい、挑戦する日々。

 

 

自分の体と心を知り、見つめ、向き合い、頭で考え、自らで手直しし、挑戦していく姿は、年長そのものの大きな力。

「できるようになりたい!」と、あこがれや思いを持って、子ども達自身がひとつひとつ日々挑戦し、やりとげていくのですが、「運動会で、できるようになることが目的」ではなく、「失敗はすばらしい」と、何よりもその課程や道のり、その中でひとつひとつ経験したことが、本当にかけがえのない営みであると思っています。そのまっすぐな子ども達の瞳、目の前のことに向かう姿勢、模索し時に涙しながらも自らで切り替えて立て直し、今自分があるべき姿を一生懸命考えて向き合い手直ししていく姿。失敗も弱さもさらけだしながら、その中で強さをもってまっすぐ確かに歩んでいく姿。・・・・・それらの姿は、私たち大人も、どう歩み生きていくべきか、深く考え学ばされることがいっぱいです。