ちびっこステージ♪ 「わらしべ王子」の世界
2013年1月20日
先日、保護者の方に教えていただいてあるお寺へいってきたもみの木さん。
お寺に入ると目の前に大きな大きな芭蕉の木が何本も立ち並んでいるのを見て感動!
沖縄の民話「わらしべ王子」と出会ってから、
その中の歌を大事に唄いこみ、お泊りで船や島々にも出会いました。
そして、、職員、保護者と共につくりあげた「うた劇」を観て、
その中で本物の沖縄胡弓にも出会ってきた子どもたち。
数々の本物に出会う経験を重ね、「わらしべ王子」の世界を
深く感じて過ごしてきました。
そして、この日は西京区のちびっこステージの数日前。
お話の中に出てくる大きな芭蕉の葉に感動の子どもたち。
そこで、お寺の方に「一枚分けて頂けませんか?」と
たずねてみると快く譲ってくださったんです!
自分たちの背丈よりも大きな芭蕉の葉。
「これならほんまに傘にできるな~」と自分たちが
お話の中の主人公になりきっています。
そして、いただいた葉はどうしたかというと
左は、自分たちがつくったお味噌の入った器に芭蕉の葉でふたをしているところ
右は大きな芭蕉の葉に自分たちで握ったおにぎりを並べているところです。
どちらもお話の中に出てくる光景なんです。
握ったおにぎりにお味噌をつけて、この日の給食をいただきました。
余ったお味噌は芭蕉の葉にくるんで、お父さんやお母さんにお土産。
保育園だけではなく、家庭も共に、子どもを真ん中に一つのお話を共有し文化を育んでいっています。
そして、今日。
そんないくつもの経験を重ねて、子どもも保護者も一緒に深めあってきた「わらしべ王子」の世界を
西京区のちびっこステージの場で、発表してきました!
「海をゆく」
「満月の夜に」
「わが想い風になり」
ただ唄うということだけではなく、子どもたち一人ひとりがそのお話や歌に心を寄せ唄う。
大きな舞台で少し緊張した子もいましたが、それでもみんなで大切にしてきた歌を唄いきれました。
何日も何日もの間、共に重ねてきた「わらしべ王子」を通しての日々。
この日々は、ただ「こんなお話があったな」といったことでは語れない大きな宝物になると思います。