2013年10月

第一回 もっと ”西山の日” を終えて

つくる会 カエルの豆太

9月29日(日)もっと西山の日が行われました。

心地よいお天気!大勢の参加者。そして、何よりも、大人も子どもも、何かの目的に向かって、”なにかせねばならぬ!” そんな気負いであったり、時間やルールに縛られることなく、日頃、社会の中にある ”生きづらさや” ”しんどさ”を忘れ、自然な流れに身をゆだね、目の前の子どもたちや、その瞬間瞬間を五感で深く感じれる日だったのではないでしょうか?!

 

子どもたちが呼ぶ ”お山の保育園” 西山は、私達の ” 砦 ” なんだ!そんな気持ちが込み上げると同時に、大人にとっても、子どもにとっても ”苦しみ”を抱える毎日はどれだけ辛い事でしょうか・・。決して、単純な言葉では言い尽くせない事ですが ”共に”しあえたら!そして、色んな背景も、様々に、それぞれに重なり合あえれば!そこから、希望を!未来を!つくりだせると信じて・・・・・新しい歩みの一歩を!

もっと西山の日1* みつばち保育園は、1977年京都の中心部、中京区で民家を改築し、京都市中間里親認可を受け開園しました。その後、街中の小さなプレハブ園舎移転、保護者会の要望をうけ、三歳~就学前児を無認可にて併設。24年間「子どもらに緑と土と太陽を」を合言葉に、園バスを使って市内中の自然を庭にし、保育を進めてきました。

また、その間の運動の1つとして、1981年、今から32年前になりますが、無認可みつばち保育園当時、『最悪の環境から、最高の環境に子どもを連れ出そう!』を合言葉に、職員・保護者・OBが立ち上がり『自然豊かな園庭を!』と、多くの方々の支援を受け西京区西山高原の頂上に園庭を購入しました。

今なお、信号機も無く、途切れる事の無いお空は、四季折々の色に染まり、そこでの過ごしは、都会を離れた子どもたちにとって、安心していつまでも遊びほうけ、自分達の生活を思う存分に営む!幼児時期の彼達にとって、仲間と大きく関わり、育ち合う!そんな日々の砦となっています。

もっと西山の日2 2014年1月12日(日)群馬中芸さんによる ”カエルの豆太”が上演決定致しました。

昨年は、人は本来、人と人との関わりの中で育つ。その輪はどうあるべきか?!と、子どもに関わる全ての大人達に問いながら、歌・劇“わらしベ王子”を、職員・保護者と共に行いました。

そして今年度も、自分達の “みつばち保育園”を拠点に、

〜どの子も幸せな毎日を!すべての大人で紡ぎ合う!〜と掲げ、皆でどう実現して行くか?様々な大人達と討議を進めてきました。そして、劇団群馬中芸さんをお呼びして 紙芝居劇“カエルの豆太”を上演する事に決定しました。

このお話に拘ったのは、子どもたちにとっても大人にとっても、劇の1つ1つを自分達に重ね、これからの生き方に取り入れて欲しい!そんな、願い共に、より多くの大人達と共に “平和な社会”を、いくつもいくつも「織りなす錦のように」に紡ぎ合って行きたい、そんなきっかけになればと考えています。

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