2014年8月
2014年8月10日
みつばちっこ
西山では、日常の遊びから9月末の運動会にむけて歩む日々が始まりだしています。どんぐりさん(2歳児)おおきな築山大好き!
なんと!頭からすべりだしたKくん!その姿をみておもわずAちゃんも!
今年の運動会は、この土山を生かしてそれぞれの担任たちが思案中ですよ。さあ、どんな運動会になるかな?
昨年、台風で被害にあった桑の木は・・1年経ち、こんな姿でこどもたちと遊んでくれています。どんぐり組のこどもたち「見ててや~」と一番先のほうへどんどん進む!小さなみつばちっこにすっかりお気に入りの木となりました。
自然の力は偉大なもので・・横に倒れた木から新しく芽吹き生きている若い枝は上に上にと垂直に、空にグイっと向きを変えてぐんぐん伸びていってます。自らが生きるために向かう方向をこんな風に確かに、柔軟に、力強い生命力で見出していくのですね。私たち人間も、こんな風に、どんな状況におかれても、その中から自らの生き方をしなやかに、そして力強く生み出し、青い空に向かって見出していきたいものですね。 そして、まさに、そんな「生命力あふれる人間らしさ」を育む保育を日々、みんなでこどもたちに手渡していきたいと・・。
こちらは、まっすぐに支柱を支えて残した主幹の1本の桑の姿。台風で倒れる前は2本の幹で双方でバランスをとって立っていました。 先日の土曜日、日日庵の白石さんとこれからの西山の園庭について相談しながらお話していたのですが、1本でそびえ立つ桑をみながら、「この木も“ひとりで生きていく”って腹くくったんやろうなー」と白石さんが一言。
あの台風の日から1年。今もなお私たちにさらに深くたくさんのことを伝えてくれる・・・やっぱり、あの日、切らないでよかった。と・・・そして、1年よくがんばってくれた。みつばちに残り、新たな生き方を見出してくれたことに、心から感謝です。
こちらはかえでさん。登るだけでなく、しなる木を揺らしながら楽しんでいますよ!
この日、ほっこり学童で来ていたKくん。なつかしの西山でたっぷり遊ぶ1日。年長さんが運動会の練習をしているかたわらで・・浅本くんが「おい!K!ひさしぶりに飛んでみるか~!でーっかいの!!」と、小学生用に高台を出してくれました「うん!」うれしそうにに・・そして・・・この見事な姿!!背丈以上もある高台を、ロッククライミングのように、両足で踏み切って飛び、片手指先で瞬間にギュッと引っ掛けてのぼり、見事に美しく飛ぶ!!!保育園時代もこんな遊び、大好きだったものね!
「わ~!!!すごい~!!」思わず、もみのきさんも、どんぐりさんもあこがれて見入る!!
そして・・・なんと!!「Aもしたい!」「Rも!!」と、年長さんがKくんのまねっこをして次々挑戦しだしたのです!!
さかあがりも、手にがんばり豆をつくって、仲間と一緒にがんばり中!!
別の日の山の朝の光景。私が上がると、こんな様子!「丸ちゃん!見て見て!」と、逆上がりがんばり中のNちゃん。楽しみながら「Nもやってみるし見ててな!」と夢を持って挑戦する姿がなんとも素敵でしたよ。
大きなタイヤをうめこんで、タイヤとび(ここから跳び箱へ)も大好き、Yちゃん。これもまだ跳ぶことはできないけど、しっかり足を開いてエイッと飛び乗る挑戦!こうして、ひとつひとつ、運動会にむかう日々が始まっています。
みつばちっこ
2回目のがっつり学童は、京北の「滝又の滝」へ!さあ、滝までたどりつけるかな??入り口の看板を見つけて、いざ出発!!
とにかく、山道を歩く!歩く!以外となだらかな道なのでみつばちっこOBはへっちゃらですが・・・
だんだん、山深くなってきましたよ。途中、がけ崩れのためか、正規の山道が行き止まりになっていて、はずれ道のルートで行く事に!!
ん??この道で大丈夫?
「川に沿って向かっていったら、大丈夫!?」
「丸ちゃん~。俺ら迷ってへん?」「ここ渡ったらいけそうやで~」
などなど、冒険探検しながら、途中、帰り道を迷わないように木に目印の紐をくくりつけながら進む!進む!
途中、こんな風にいくつもの川や丸太橋を何度も渡って、渡って、どんどん奥へ!
??川の音がとぎれた??
これは違う道かも??一旦、弁当を食べて小休憩し、途中の道をもどると・・・むしゃむしゃの葉っぱの中に「滝又の道へ」と書いた小さな案何番を発見!!「こっちやったんや~!行って見よう~!」
「あったで~!!滝や~!!」「上に登りたい~!」「あそこの下で泳ぎたい~!いい??」といって服を脱ぎだす元気男の子たちを「あそこは滝つぼっていうて、すっごい深くなってるかもしれんし、足つかへんし流れも急やし泳げへんわ~」となんとか説得??し、滝のしぶきをあびながら、楽しくひとあそび!
「おい!魚いるぞ~!」「へびや!へび~!!」 アカハラやカエルもいたよ。カニはいいひんな~。
まだまだ遊びたりない、みつばちっこOBたちでしたが、雲行きが怪しくなってきたので早めに引き返すことに。空をみあげながら「急いで帰るで~!」最後まで、冒険探検の1日でしたよ!みつばちっこの頃はこんな山歩き、よくしたよね~。丸国も久々の冒険探検でした!ドキドキワクワク楽しかった~!
2014年8月3日
みつばちっこ
朝から園庭に降り、じっくりお砂でひとり遊びを楽しんでいた野の花組のRくん。平地の砂地からだんだん土山へ「行ってみたい!」と自らでむかう姿が生まれだしている日々です! 登りかけてはズルッとすべり、また踏ん張っては小さな手足を存分に使ってもくもくと登ろうとするRくんの姿!そんな姿をそっと見守っていた担任の米本ちゃん。ちょうど頃合いのいい頃をみはからって土山の向こうにいって「おーい!!」とあたたかな眼差し。その姿にもういっかい!と踏ん張ってよいしょ!よいしょ!
そして!!この姿!!!
この乳児さん用の土山。その時々に変化をとげていきます。この時はRくん含め、0歳のこどもたちが腕、足、手指足指までのすべてを使いきって遊べるように、そして大切な発達を促していけるようにと、簡単には登れないようにあえて土の表面をほぐしていました。しっかり足指を土をぎゅっとつかむかのように力強くふんばり、股関節もひざも足首も存分に曲げては伸ばして存分に自らの持っている力を、気持ちに合わせて出し切っていく・・この瞬間は、本当に大きなこれからの育ちの糧になっていくのですね。
そんな、可能性に満ちたRくんと米本ちゃんの姿を「素敵やな~!」と見入っていたのですが、またひといきたつと、今度はさらに土山をこえ、しいのみさんたちがいるイチョウの小丘までたどりついていたRくんでした。 意欲がうまれる!伴う身体が育まれる!想いを実現できる!さらに世界がひろがる!そんな毎日を大切に大切にしていきたいです。
追伸・・・見て!見て!1歳児さんのYくん。大きいお兄ちゃんたちの姿を眼にして、今度は「自分デ出来ルデ!!」ただのまねっこの時期からさらに深まり、もくもくとシャベルを使って遊ぶ姿!なかなか、たくましいな~!すごい!すごい!
こうして、いつか年長さんになって「働くみつばちっこ!」になっていくのですね。楽しみ!楽しみ!
みつばちっこ
今年の夏もみつばちっこOBたちが帰ってきてくれました!「ほっこり学童(園で好きなクラスや給食室に入って、みつばちっことほっこり過ごす1日)「がっつり学童(丸国と、保育園時代に一緒にすごした異年齢仲間と、がっつり園外で1日遊ぶ一日)」
職員たちも、なつかしく、そして大きくなって郷へ帰ってきてくれる子ども達と出会うのがホントにうれしい喜びのひとときです!
今年のがっつり学童は夏の涼と自然、神秘をもとめて質志鍾乳洞へ!山の上を上がって、鍾乳洞入り口へGO!!
「すずしい~!さむいくらいや~!「「このハシゴめっちゃ上まで続いてそう!」「どこまで続いてるんやろ?」「どんどんせまくなってきそう~!」鍾乳洞の総延長52.2m、洞窟から最深部までは高低差-25.5m。温度は平均12度!洞窟を走る垂直な長ーいはしごを慎重に登る! 途中、くぐっていくような道々「頭打たんように気をつけてや~」と私の呼びかけに「大丈夫。丸ちゃんも気をつけや。ぶつかりそうやで」と、心配して声をかけていただきました~!やっぱり、小学生やな~。
そして・・・なんと!!!岩をスルスル降りる「ヘビ」に遭遇!これには、何回も鍾乳洞に行ている私もビックリ!!ドッキリ!!
「あっ!!コウモリがいるっ!!」「どこどこ?・・・・ホンマや~!!!!」入る前は「コウモリいたら絶対捕まえたい~!」と言っていたHくん。思わず後ずさり!ドキドキが最高潮です!!
止まっているコウモリを起こさないように、そっとそっと降りて・・・・もうちょっとで出口や!勇気を出して!!
「めっちゃおもしろかった~!!!」さすが、みつばちっこOBです!
自然いっぱいの空気と水にふれ、存分に遊ぶ1日。まずは、とにかくカニとりに夢中!名人ぶりは保育園の頃よりさらに腕を上げていますよ!「ここ、絶対大きいのいるで!」と大きい石を動かしては見つける!見つける! 園バス運転手さんの仙道さんも一緒に遊ぶひととき!保育園のとき、大好きな園バスでいっぱい連れて行ってもらったね~。
「まるちゃ~ん!赤ちゃんのかわいいカニがいっぱい~!おいで~!」 こちらは「めっちやハサミ大きいで」
ほっこりカニとりが終わったら、なんと!男の子たち「このほうが、めっちゃ水いっぱいかけられるし~、よう動けるし~!!」と、次々にTシャツをぬぎすてて、本気水かけに夢中!!この、くったくない笑顔と笑い声、ホント、何にもかえられない宝物やな~!幸せやな~って思う・・・。この幸せを、大きくなっていく子どもたちにいつまでも大切にしていってほしい・・大人はこの笑顔を守っていかねば!と・・感じるのです。
昼は木陰で森林浴しながらお弁当。横の川に「不老長寿の水」(長生きの水)が湧いていました。お弁当の途中、飲んでは「つめた~い!」「ホンマおいしい~!!」
そして「お母さん、お父さんにも飲ませてあげたいな~」「おみやげにしよか?」「おれは、じいちゃんに持って帰るわ」と、それぞれ、空になった水筒に大切に入れていましたよ。
帰りまぎわ「もう一回鍾乳洞行きたいっ!」勇気ある4人の精鋭たちが、再度、洞窟の中へ!!「もう、ヘビもコウモリも大丈夫!」「さっきは岩のとこ登るのめっちやドキドキしたけど、今度は簡単になってきた~!」「俺ら、すごいやろ~!」と!確かに1回目より、どんどんスムーズに中へ!中へ!コウモリもたーっぷりながめてきました!この誇らしげな顔!!
カニは、なんと!帰るころには81匹もいました~!しかも!ほとんど、こんな大きいカニ!!最後はカニのおうちをつくってやって、数えながら逃がしてあげました。
おやつどきまで、た~っぷり遊んで、帰りの園バスではぐっすりオヤスミ。
めいいっぱい遊び、時にほっこり、学校や学童、日々の日常の話を、楽しいこともしんどい事も、納得のいかない事も、うれしい事も、素朴に感じてることも、自然にな~んとなくおしゃべりしあう中で、そっとその想いをつぶやいてくれたり・・。
そんな「ほっこり&がっつり学童」なのです。
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