11月年長合宿パートⅡ「わらしべ王子」との出会い
2016年12月5日
ブログアップ、少し間が開きスミマセン。
さて、先日の年長合宿の2日目。前日にであった「菅島」での一日を終えた年長さん。仲間と泊り、生活を共にした2日目の日。
午前中は「リズム」それぞれの揚々とした想いや、波のリズムでは、身体と心、眼に映した菅島での出会いを、そのままおもわず指先まで身体ごとで表現するもみのきさんでした。 そんな姿に・・・はじめての「側転」に全員で挑戦してみよう!と。私が側転のピアノをポロポロッと弾くと・・・「わあ~!!側転や~!」「やりた~い!」とおもわず声が上がったり・・いよいよやー!と、燐とした期待感と緊張感の表情をみせたこどもたち。 『初めてやしな。思うように挑戦してみたら大丈夫!まだ、できなくてだんだんでいいしね~!』と、はじめました。
どの子も本当に自分らしく、揚々
とみごとに挑戦しきりましたよ!すごいね~!ここからの出会いから・・これから楽しみ!!
そして・・そんな仲間の様子19人のをじっと見つめていたKちゃん。
さあ・・どうするかな??(正直、少し手立てが必要かな?と思いつつ、少し待ってみようか・・と思っていると)・・・
なんと!自分でスタートの場所へスタスタとしっかり行って・・手をつき・・足を交合に進め・・起き上がり・・それを繰り返したのです!まさに「側転」の身体の運びを、ひとりひとりの仲間のさまざまな姿や気持ちを、まるごと吸収し、自分に取り込んでいくKちゃんの姿!!まわりの仲間も「かこちゃん~!!すごいっ!!」「できてはる~!!」と、おもわず笑顔で見守る!
このKちゃんの姿は本当に言葉では伝えられないほどの大きい深い姿でした!こどもたちが、仲間とともに自らをもっと!もっと!と先への意欲を持って全身全霊で実現していく力は、本当に果てしなく深く、すばらしい!まさに「生きていく力」なのですね。
そして、午後は・・わらしべ王子の読み聞かせをしました。
このまっすぐな瞳と心に、たろうとこみこの想い、島人たちの願い、本当のやさしさ、強さ・・ひとり、ひとりのもみのきさんの胸に・・・。
ここから、また・・・今、まさに毎日。年長さんの「秒読み保育」といわれる、就学前ならではの毎日の営みが育まれています。そして12/8.9の2回目の年長合宿にむけてが重ねられていますよ。毎日、仲間と一緒に、心を真剣によせて、喜びあい、楽しみあい、考えあい、相談しあい、時にぶつかりゆれながらも精一杯知恵と心を重ねることに向き合いながら、深い1日1日をかさねている20人の仲間です。