2016年12月
2016年12月9日
みつばちっこ
2回目の年長合宿1日目。
午前中のリズムでは、それぞれがめいいっぱい、おおはりきりの中にも思いあふれる姿!
午後からは・・・前回の合宿であたためてきた「わらしべ王子」を、胡弓奏者の石田音人さんと、にお越しいただき、本物の心染み入る音色とかさね、読み聞かせ。
夕方、夜は、囲炉裏を囲んで・・イワナときりたんぽ、あったかーい里の具材の入った味噌汁で、心もほっかほか。
おいしい団欒を終えたあとは、音人さんの、今度は馬頭琴と、音人さんの娘さんの絵本作家・シンガーソングライターのようこさんとの「夜のゆうべ♪」聴き入って一緒に歌って、楽しくも深-い1日が終わりました。
こどもたちは、8時過ぎには、コテンとぐっすりおやすみでしたよ。すてきな夢みてるかな??
石田音人さんの胡弓・・たろうとこみこと想い、島人の想いを伝える音色が染み入る・・・
聴き入るもみのきさん。演奏後も音人さんの素敵なお話に聴きいいる。胡弓をどうやってつくったか?椰子の実はどんなところにあったか?原地の人たちとの出会いなどなど・・・もみのきさんのとっては、知りたい想いいっぱいのおはなし!!
さあ、荷物の整理をして・・いよいよ夕食の準備。朴ちゃんがこれからのお話をしてくれました。元気いっぱい生きている「イワナ」がとどいたぞ~!
命をありがたくいただく。・・・ぴちぴち飛び跳ねる魚におおはしゃぎだったもみのきさんが、だんだん真剣な眼に・・・生きているイワナに串をさす。卵がはいってるイワナもいた。「そのたまごをみんなで育てたい・・」と、もみのきさんの声。
さあ、囲炉裏に火が入ったよ。
ほーんとうにあったか!あったか!ほっかほか!
イワナときりたんぽを刺して・・みーんなで焼けるまで、団欒しながら・・・「早くたべた~い」「あれ、だいぶ焼けてきたで」「いいにおいしてきた~!」
お鍋を置いている五徳のような台は・・前日夜に、朴ちゃんのお父さんがこどもたちの為に溶接してつくってくださったものです。夜の夕べの前には、しんちゃんのおかあさんから頂いたレモンを、給食の先生が甘く漬け込んで「ホットレモン」を飲んで心も身体もあったか。お魚屋さんは「イワナ」を少しでも食べる直前まで新鮮なままとどけようとしてくださったり・・・みつばちっこの先生達も担任はもちろん、さまざまな形でもみのきさんのお泊りにむかって・・・
たくさんの大人たちが、みつばちっこへの想いをこめて・・・
そして、何よりも子どもたちの想いがいっぱい!!それぞれの想いがあつまって囲炉裏をかこむ。心もひとつ。あったかあったか。
おいしい~~~!!ほんとにほんとにおいしい!おむかえにやってきた小さなみつばちっこのお母さん達や、勤務を終えた先生たちも囲炉裏をかこんで仲間いり。
おもわず♪し~ずか~なし~ずかな~さとのあ~き~♪と歌いだす5人!囲炉裏を囲んで歌声が響く。空には半月が光ってこどもたちをみつめてくれていましたよ。
音人さんもようこさんも一緒。うれしいね~。
外も宵闇になり♪夜の夕べ♪囲炉裏をかこんで・・テラスは、お月様が輝いた舞台です。
夜は、馬頭琴の演奏をしていただきましたよ。本物に触れるみつばちっこと、大人たち。馬のいななきが響きます。
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そして、よう子さんのギターも♪胡弓とギターで、もみのきさんが大好きな「里の秋」や「わが想い風になり」を弾いてくださいました。ようこさんの創られた歌も一緒に歌って、楽しみましたよ♪
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こうして、素敵な合宿1日目の夜がふけていきました。
ぐっすりおやすみ~
こどもたちが布団にはいったころ・・外では、先生たちが囲炉裏端でほっこり。私達にも・・こういう時間、大事だよね~。
2016年12月7日
みつばちっこ
今年度の20人には、ゆっくりじっくりの確かな経験を時間をかけて卒園期まで確かに紡いでいきたい!との思いで、複数回の年長合宿を行っています。11月1回目の合宿を終えて、秋いっぱいの中、年長リズムや側転を楽しみ深めるもみのきさんたち。事務所前で「俺たちの精一杯みせあおうぜ~!」なんて声が聴こえてきて・・・うれしそうに笑いながら、ちょっとした間に仲間と楽しみながらも挑戦しあう姿がありますよ。
そして、そんな思いをあっためて・・・いよいよ「雑巾縫い」に挑戦!まずは、玉結びから・・・。じっくり集中して挑戦するもみのきさん、
玉結び、なかなか難しいのですが・・あきらめずに、何度もコツコツと。その間に、繰り返し自分なりにしっかり考えて手直しして・・指先を協調させて・・・だんだん・・・この経過がすばらしいですね。そして・・・「できた~!!!」すごいな~!
あやとりやマフラー編みにも夢中です。手先がしなやかに細やかに、高度な取り組みも自在に集中して使いこなしていく・・まさに、就学に向かう力です。
繊細で細やかな「切り紙」にも夢中。本当に美しい仕上がりになってきましたよ!
みつばちっこの西山の部屋の冬支度もはじまりました。押入れからストーブを出し、じゅうたんを張り・・・年長さん、ありがとうね。
そんな年長さんは、みつばちっこにとって、さらに「あこがれの年長さん」へとなってきていますよ。離れ部屋でじっくり取り組みをする姿に、思わずいろんなみつばちっこがあこがれの瞳でやってきては・・・こんな光景がよく見られるこの頃です。
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そして・・・昨日の午前中は、8日のお泊りにむけて、グループごとで仲間と気持ち・知恵寄せ合って、出汁とりから材料切り、味付けまでぜーんぶ自分たちでやってみよう!とおつゆづくりに挑戦。なかなか苦戦しながらも、じっくりじっくり自分たちで「あっ!昆布いれるんや」「・・・たまねぎ切ってへんわ」などなど、工程もひとつひとつ仲間と考えあい寄せ合いながらつくりましたよ。そして・・・
朝からかかって・・ちょうどお昼すぎごろ「自分たちでおつゆつくったで~!味見して~!」と、うれしそうに、それぞれのお鍋をもって、やってきた年長さん!!保育園中の先生やこどもたち・お客さんにも回っていましたよ。
「みくちゃんも味見して。・・どう??・・」
「おいしい~!すごいな~!」と、野の花組のみくちゃんの声に、ホントにうれしそうな5人!!
私も頂いたのですが・・「ホンマいい味。おいしいわ~。お芋もやわらかいし~・・・」と、言うと「あんな、Sがな、どうしょうかな?と思って給食室で竹串もらって、こうして刺してー、ちょっと固かったし、もうちょっとしてやってみたら、やわらかくなっててん。それを見てな、他のチームもそうしはったんやで~」と、うれしそうにお話してくれましたよ。すごいな~!
毎日のカウンターや給食室・保育の経験が、生きていくのですね。
このチームは2歳児さんのテーブルに「味見して!」待ってました!とばかりに、2歳児のKくんやHくんが「チョウダイ~!」そして・・・グイっと飲み干して「おいし~!」「もう1回ちょーだい!」の声!うれしいね~。
この後「俺達ももう1回味見したいな~」とAくんの声に、このチーム、自分たちで再度そっと味見してましたよ。・・・・「うまいっ!これ、めっちゃうまいやんな~!」と、うれしそうに、眼をまんまるにして笑顔いっぱいのAくんでしたよ。
こどもたちも頑張っているので・・大人もがんばる!「お泊りの夕食は、囲炉裏を囲むように・・みーんなで心をよせて団欒したいね~」と・・。先日から木を運び込み、なにやら園庭でトントン・ギコギコ作成中の浅本くん。そして・・・こんな大型の囲炉裏になる元が出来ました~!
給食室の西山くんが竹串をもってやってきた!「こう~やって焼けそうやな~!」「お~きな囲炉裏で、い~っぱい焼けるように~100本用意してま~す!」と!!建部ちゃんもやってきて「みーんなで座れるな~!あったかそう~!こうして、あったまろな~」さてさて・・・お泊りが楽しみ!!
園庭のイチョウも、初冬の風とお日様に吹かれた昨日。こんな素敵な「クリスマスツリー」を風とお日様が、みつばちっこに見せてくれましたよ。
2016年12月5日
みつばちっこ
ブログアップ、少し間が開きスミマセン。
さて、先日の年長合宿の2日目。前日にであった「菅島」での一日を終えた年長さん。仲間と泊り、生活を共にした2日目の日。
午前中は「リズム」それぞれの揚々とした想いや、波のリズムでは、身体と心、眼に映した菅島での出会いを、そのままおもわず指先まで身体ごとで表現するもみのきさんでした。 そんな姿に・・・はじめての「側転」に全員で挑戦してみよう!と。私が側転のピアノをポロポロッと弾くと・・・「わあ~!!側転や~!」「やりた~い!」とおもわず声が上がったり・・いよいよやー!と、燐とした期待感と緊張感の表情をみせたこどもたち。 『初めてやしな。思うように挑戦してみたら大丈夫!まだ、できなくてだんだんでいいしね~!』と、はじめました。
どの子も本当に自分らしく、揚々
とみごとに挑戦しきりましたよ!すごいね~!ここからの出会いから・・これから楽しみ!!
そして・・そんな仲間の様子19人のをじっと見つめていたKちゃん。
さあ・・どうするかな??(正直、少し手立てが必要かな?と思いつつ、少し待ってみようか・・と思っていると)・・・
なんと!自分でスタートの場所へスタスタとしっかり行って・・手をつき・・足を交合に進め・・起き上がり・・それを繰り返したのです!まさに「側転」の身体の運びを、ひとりひとりの仲間のさまざまな姿や気持ちを、まるごと吸収し、自分に取り込んでいくKちゃんの姿!!まわりの仲間も「かこちゃん~!!すごいっ!!」「できてはる~!!」と、おもわず笑顔で見守る!
このKちゃんの姿は本当に言葉では伝えられないほどの大きい深い姿でした!こどもたちが、仲間とともに自らをもっと!もっと!と先への意欲を持って全身全霊で実現していく力は、本当に果てしなく深く、すばらしい!まさに「生きていく力」なのですね。
そして、午後は・・わらしべ王子の読み聞かせをしました。
このまっすぐな瞳と心に、たろうとこみこの想い、島人たちの願い、本当のやさしさ、強さ・・ひとり、ひとりのもみのきさんの胸に・・・。
ここから、また・・・今、まさに毎日。年長さんの「秒読み保育」といわれる、就学前ならではの毎日の営みが育まれています。そして12/8.9の2回目の年長合宿にむけてが重ねられていますよ。毎日、仲間と一緒に、心を真剣によせて、喜びあい、楽しみあい、考えあい、相談しあい、時にぶつかりゆれながらも精一杯知恵と心を重ねることに向き合いながら、深い1日1日をかさねている20人の仲間です。
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