菅島・年長合宿2日目・・パートⅣ
2017年12月5日
さあ、お世話になった「なこら」さんともさようなら。本当にすっかり仲良くなって、いろいろやさしくしていただきました。女将さんとご主人(こどもたちは、なこらのおじちゃん、おばちゃん、と呼んでいましたよ)に、ありがとうの気持ちをこめて、みんなでつくった「プレゼント」をわたしました。
サンタさんのお飾りを渡すと「うちにはサンタさんきたことないし、はじめてサンタがきてうれしいわ~」と女将さん!みつばちっこもうれしくって大笑いにこにこ~!
「こ~~うして広げてみてっ!!!」と、kちゃん!
こうして、お世話になったおうち「なこら」さんをあとにしました。「また、来てね~!」「また、来るね~!」なごりおしいお別れです
あ
さ今日もしろんご浜へ!昨日よりは少し曇り空で風が吹いていましたが、時折、お日様もみえる感じ。寒さもへっちゃらで(島の方に”薄着やな~。大丈夫~?”「だって、あついんやもん~!!!」”元気やな~”と声をかけてもらうほど)本当に天候にめぐまれた2日間でした。
やっぱり・・なめる!おいしい!しょっぱいんだけど・・・この浜の海の水の塩加減、おいしいんよね~!
そして・・ひといきついた頃・・・
海を眺め、波の音と緑の島を感じながら・・・「わらしべ王子」の読み聞かせ。
♪ふるさとの島々 島人のうたごえ 眼のうちにやきつけ 胸のうちあたため
わが想い風になり わが願い歌になり
はろばろととよもせ みんなみのはらから われらみな 海ゆく 満月のうみゆく♪
お話が進むうちに・・・だんだ子どもたちの表情や想いが変化していくのが、手にとるようにひしひしと読み手に伝わってきました。
平和を願う想い、この子らの心にとどけと・・・。そして、たろうとこみこのように、真実なる強さとやさしさ、勇気をもって、たくさんの真なる仲間と、共に歩む営みを育みながら・・・。いつか、大人になったとき、その意味がこの風景と重なり、生きる勇気となるように・・・。
帰り道「あっ!緑の島や♪満月の夜に海をゆけ~・・緑の海 緑の島・・海のしお 陸の水~♪」
海をながめ、歌いだすもみのきさん。
さあ、そろそろ帰りの船の時間よ~。と港に近づいた頃、朝散歩で「刺し網漁」のことを教えてくださったみなさんと出会いました。「いってきた?」”うん!さめのたれもあったで~”のこどもの声に「あ~!あれな、おばちゃんたちがしたのや~」
と・・・
「今朝とれたのはこれや」と、みせてくださいました。なんと「さめのたれ」に使うサメだそうな!これを干し物にするそうです。なんと、この3人の方、74歳現役の海女さんなんですって!
「おばちゃんら、海もぐっていろんなのとるんやで~。あわびとかサザエとか~」現役の海女さんとの出会いに、またまたびっくり!「夏にまたおいで~!」と、おさそいいただきましたよ!
Rくんが手にしているヤドカリ(朝の刺し網漁でもらったもの)を見て「持って帰って、お母ちゃんにゆでてもらったらいいわ~。おいしいで~」そんなこんなで、海女さんからいいことを教えていただいたRくん!のやどかりは近鉄電車にのって京都までやってきました~。
あ
こうして、楽しい年長合宿が終わりました。島の人々の営みや人柄、あったかさにいっぱい触れ、島の雄大な自然と本当にいっぱいたわむれて遊び、心地よい山道をいっぱい歩き、わらしべ王子の世界に触れ重ね・・すごした2日間。
これらの経験を糧に・・いよいよ年長後半、就学前の営みへと・・・。