♪もういくつねるとお正月♪パートⅢ
2017年12月30日
ぽぷらさんが鏡餅の準備をしている頃、年長さんも、歳神様を迎えるために大切なお仕事中です。
しめ縄、しめ飾りをつくる年長さん!
あさもっちゃんが来てくれて、大切な藁やウラジロを持ってきてくれました。ありがとう。
さっそく挑戦です!
縄を結うまでの下準備。
大人でもなかなか難しいしめ縄づくり。じっくり教えてもらって挑戦!がんばれ!
だんだん、理解と手の細かい使い方やコツをつかんで、しっかりと結えるようになってきましたよ。
あ
思い思いのお飾りをつけます。折り紙も細やかに丁寧に楽しみながら。今年の年長さん。本当に素敵なしめ飾りが次々と!
あ
あ
「見て見て!できた~!」うれしそうに次々見せにきてくれました。
おうち用と「これはな、おばあちゃん家に飾るねん」とRくん。「おばあちゃんはおせち料理つくるの上手やねん。お母さんもな、お手伝いしはるねん」お正月を楽しみにしながら思いをよせて、お話がはずみます。
他ももみのきさんも「おじいちゃん、おばあちゃん家用」もつくっている子が何人もいましたよ。
お正月に、わが子、わが孫がつくった注連飾りで歳神様をお迎え。なんだか家族に幸をいっぱい授けてくださりそうやね。
一生懸命しめ縄がんばって、うれしそうに「できたで~!!!」と、元気に駆け込んできたRくん、Yくん。
みつばちっこみんなのために、保育園用に、知恵と力をあわせて大きなしめ縄づくりに挑戦です!!
「できた~!どこに飾る??」いろいろ考えて、玄関と事務所の前に、かざる事になったそうな。
今年も1年、みつばちっこはたくさんの出会いをいっぱい重ねながら、多くの皆様に見守っていただき、元気いっぱいの1年を過ごすことができました。こどもたち、職員と関わって下さったすべての皆様、本当にありがとうございました。
こどもたちを取り巻く社会は、ますます厳しくなってきています。めまぐるしい保育施策の変化は誤魔化しだらけ。「保育は儲かるサービス」 と、福祉を利益重視のサービスとしかとらえていない。入所はもちろん、その他の状況も格差はますますうまれるばかりです。
そんな中で、子ども達に願いと希望を持って毎日を歩む職員や保護者のみなさんは、本当に労を惜しまず、エイッと踏ん張りながらがんばっています。そうしなければ、このような保育が成り立たないのが、現在の国の施策です。
この1年に100件ほどの相談が今年もありました。さまざまな相談をうける中で、又、保育園を運営していく中で、どの人も等しく、人間らしく生きていく、という「基本的人権の尊重」が守られているのだろうか?と疑問、理不尽に思うことが多々あります。
こどもたちは「本当に大切にされているのだろうか?」と。
「こどもが大切にされる社会」は、すべての人が大切にされる社会になっていくはず。
今年、沖縄に研修にいく機会があり、嘉手納基地や平和祈念公園、平和の礎、ひめゆり平和祈念資料館などに足を運びました。当時の教育(軍国主義、皇民化教育)を信じていた国民たち。かつての教育がどれほど怖いものだったのか。
小さな子どもたちがどれだけ犠牲になったのか。
嘉手納基地では、隣の相手の話声が聞こえないほどの轟音をとどろかせて、何台もの戦闘機が10分も経たない間に何台も目の前を飛んでいきました。たった少しの時間でしたが恐怖に足がすくみました。帰りのバスの中では、本当にバスにつっこんでくるかも、と感じるほどの恐ろしい距離で機体が着陸態勢にむかってこちらに飛んできました。 こんな日常の中で、沖縄の人たちは今もなお犠牲になりながら、怒りと不安の中で暮らしと平和を取り戻すための並々ならぬ日々を送っています。
その他の場所でも、12月には宜野湾市の保育園、普天間市の小学校に空軍ヘリの物体が落下するという、あり得ない事故がまたあったことも、皆さんの記憶に新しいと思います。10月には民有地にヘリが不時着、炎上。父母会やPTA9団体は2万6千人の署名を集め、沖縄防衛局に一昨日署名を提出、抗議と要請をしました。
ーひめゆり平和祈念資料館未来へのメッセージー
“太陽の下で大手を振って歩きたい”
“水が飲みたい、水、水”
“お母さん、お母さん”
学友の声が聞こえます
私たちは
真相を知らずに
戦場へ出て行きました
戦争は
命あるあらゆるものを殺す
むごいものです
私たちは
一人ひとりの体験をとおして知った
戦争の実体を語り続けます
来年も・・再来年も・・永久に、こどもたちの笑顔があふれますように。
平和な日常に感謝と尊さを。そしてそれらを守り続けるために出来うる事を。私たちは保育園という「おおきなおうち」から実現できることを精一杯、皆さんと共に力をあわせて・・来年も歩んでいきたいと思います。
皆様、よいお年をお迎えください。