みつばちっこ初!田植え!もみのきさん
2018年6月4日
春から、継続して出会い、触れ、いっぱい遊びこんできた大原野のあさも畑。この場所が刻々と変化しながら、田んぼになっていく変化・様子を目の当たりにしながら日々感じてきました。
そして、5月の最終日。いよいよ「初!田植え」日をむかえましたよ。
昨年度の12月頭ごろ・・その年の4歳児(今の年長児)の日々の姿や仲間との育ち、そこから見える課題をみつめながら、年長に向かうまでの3ヶ月の保育をどうするか?と、今一度深く考えさせられる時期でもありました。
年長にむかう最後の3ヶ月の保育を営むと同時に・・・その頃あわせて、この子たちが年長になった時に「すべての子が自分自身を精一杯悠々と出し切り、楽しみながら挑戦できるもの」「年長さんだから」と、こうであらねば、でなく、無垢に無駄なものをとっぱらいながらも、知恵と心と身体を仲間と存分に使い感じあえるもの」「心身の発達の幅が大きい集団の中で、すべての子が自分が主人公、主体となって、しっかり仲間の一員になり、年長児としての育みを営んでいけるもの」の核が必要。それには、今年の子ども達は、今までの年長さんのすごし同様ではなく、もう一歩の「何か」が必要。と考えていました。
子ども自身の本来持っている姿、根っこは、毎年変わっていません。しかし、それらを実現していくための歩みや生活は、その年年のこどもたちの個々の状況や、抱えている背景、課題 又は集団のありよう、育ちなどを鑑みながら、柔軟に生み出していくことが大切になってきます。
そして、この頃から計画したのが「例年、年長の春は、畑仕事・鍬ではじまるけど・・今年は”田んぼ”にしよう!」という事。もちろん、畑も鍬も出会いましたが・・ここを主軸でなく(冬野菜の頃にはきっとメインで成り立って労働できる力があるでしょう!)田んぼを通して遊びこみ、出会い、文化にも自然の深さにも人のありようにも触れ、労働し、身体も心も開放しながら、しなやかさとたくましさを育んでいきたい!と考え、あさも畑のあさもとくんに提案&相談し、場所も知恵も貸していただきながら実現に至りました。
さあ!いっぱい遊んできたこの場所で、いよいよ「田植え」営みのはじまりです!
私たち大人も子どももはじめて!あさもとくんの説明をよーく聞いて、さあ!はじめるぞ!
印のついた紐を目印に、一株植えては、植えた苗を踏まないように一歩下がり、また植える。
意味の理解できた子。前に進んじゃう子。空いているところにあちこちいっちゃう子。最初は、こんな姿もありながら・・・
繰り返しやっていくうちに、だんだん分かってきたぞ~!
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最初は、大人が株苗をもって、分けて子ども達に渡していたのですが・・「自分たちでできそうやな~」と。
株苗をそれぞれ手にして挑戦してみると・・・丁寧にしっかりと考えて取り分ける姿!
最初、葉先のほうをもって「なんか植わらへんな~」といった風の子も、繰り返すうちに、だんだん根元をしっかりもって自ら修正。考える!考える!すごいな~
1箇所目を終え、2箇所めになる頃には、本当に上手になってきましたよ!!同時に気持ちもあってきた!
植えるたびに「よしっ!(苗が)立ったで!」と、うれしそうに確認のAちゃん。Aちゃんにとっては、時に太腿ほどまで入り込むぬかるみも、燐とした力強い姿で、誰の力も借りず1歩づつ足を運びながらの堂々とした姿!!
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さあ、これからの育ちが楽しみ!楽しみ!ここから、さらに繋がり深まる、年長さんの営みです。
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追伸・・・
昨日、この「あさも畑」で”生きる力実行委員会主催・生きる力芋を作ろう!第1回目!”が開かれました。
中京無認可時代から大切にしてきた”生きる力を育む保育”を、みつばち福祉会として両園で在園・卒園後も継承していく場を!とスタートした『生きる力実行委員会』 主に、保護者OBが中心となり、職員有志と一緒に毎年、ミステリーツアー(大文字登山や西山遊べ遊べ等)や、講演会(昨年は高垣忠一朗先生の講演)などを行っています。
約80人ほどの大人とこどもが、自然の中に身を置き、暑い中(気候もあついが、気持ちも熱い!)、めいいっぱい楽しんだ1日でした~!
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サツマイモの苗植えをしたあと・・「大人で、お楽しみしたい人~!!!」と、声がかかり、田植えのはじまり!
これも、楽しかった~!!
一仕事終わったあとは・・みんなで持ちよった食材を、大なべにいれて「闇なべ?お味噌汁?」なんやかんや、おいしかった~!こどもたちは、やっぱり「カエルとり」にも夢中でした~!
(この日の詳細&今後のさつまいも&米の育ち具合は、あさも畑ブログで又ごらんになってくださいね。)
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