もみのきの暮らし・営み・・・パートⅠ
2019年8月14日
少し前になりますが・・7月10日の様子。朝、西山に上がると、もみのきさん、こんな様子で仲間と楽しそう!!
こどもたちで、なにやら持つ人や高さやら飛ぶペアやら決めては、相談しながら、大盛り上がり!楽しそう&大成功!
もみのきさんがひと遊びしている合間に・・私が倉庫にいってゴソゴソしていると・・・
さっそく何人かが気付いてやってきました。「丸ちゃん~!何やってんの??・・あっ!跳び箱出してるん??やりた~いっ!!!」「鉄棒もあるやん!出して~!」
年長の取り組みスタートの仕方や時期は、毎年その年のこどもたちや集団の姿をみて変化していきます。
今年のもみのきは、21人それぞれの考えや理解・興味やあこがれのもち方や実現の仕方のふり幅がぐんと幅広い集団。いい意味で個々の豊かな個性やアイデアや思いが強く深い分、ともすれば、その幅の広さをひとまとめにしようとすると、どちらのベクトルの子も何らしか「したくないのにやらされてる」「別にどっちでもいいんや~それなりにしとこう~」と、なる子ども達。
春から3ヶ月半、とにかく遊びや生活の中でたっぷり自分の気持ちを出し切り、安心感の中でさまざまな仲間に気付き、つながりだしていく経験を存分にためこんで、子ども達自身が自ら仲間集団になっていくのを見守り待って待って、育んできました。
そして、この頃、キャンプを終え、祇園祭への過ごしを重ねながら・・。
例年なら同時に、縄編みや跳び箱にむかう為の基本のタイヤ飛びなど「年長課題にむかって」という、はっきりとした目的も持って全員での7月がはじまりだすのですが・・
今年は、こどもたちのふり幅も興味もまるごと受け止め、このもみのきだからこそ、生かしていける歩み方を!と、こんな風に、自由な中にもお互いの存在を感じあい、自分のタイミングで本当の思いを実現できるような、取り組み始めにしました。
いきなり、ポン!と、と跳び箱をだして「さあ!自由にどうぞ!」とスタートするのは、今まで初めてです。
今年のもみのきの「ためこんできた自由な力」に確信が持てるからこそ、このやり方にしよう!と決断しました。
この日、ご飯たきの火おこしをしたい子たち・虫とりに夢中な子たち・跳び箱や鉄棒やってみたいと来た子たちと、だいたい3つの集団。これがまた自然な集団です。本当に「今したいこと!」を共有したい仲間が集っているのですから!
でも、その3つの出来事は、ちゃーんとそれぞれが眼にふれながら集団も変化していき、かかわりあっている姿。大人もけっして「こっちに来ててほしいな」とするのは禁句!!ね!!と意思統一!
そんなこんなしているうちに、みーんな跳び箱にやってきました!ので、じゃ「みんなでするんやったら、跳び箱で大事なこと一つだけ伝えておくね。これしといたら、ケガしいひんしな。あとは、お好きに!跳んでも跳ばなくても、跳べなくても、全然大丈夫!すわってもまたいでもOK!!」と、手のつき方と場所をみんなで確認中。
みんな真剣に期待感をもって、考えてやってみる姿!
さっそく挑戦です!「いよいよや!!」とうれしくって、おおはりきり!だれ一人躊躇することない姿!すごいな~!
おもいっきり(気持ち)があふれて、身体を動く!「飛べた~!!」
何度かして、満足の子・ちょっとドキドキの子はまた楽しく泥んこひと遊びへ!「逆上がりしたい」と、いちばんにいっていたSくんは鉄棒へ。その姿に、こんどは鉄棒にもわらわら。また、だいたい3グループの群れができてきました。これも、又、メンバーはわらわら時間を追って変化していくのです。
鉄棒に来た子たち。自由にやってみながらも、逆上がりもそれこそ初挑戦!すこし、身体の基本の使い方を伝えて・・介助をしてもらいながら、回る感覚を知る!
あ
あ
あ
だんだん、こどもたちで声をけ合いながらがはじまってきましたよ!
あ
こうして、はじまりだした年長児の取り組み。
そして・・キャンプ、祇園祭への過ごしを経て、7月31日の朝一番の西山の様子です!こんなしながら、いよいよ年長児として営みがはじまっていますよ。