年長さん・あこがれの「釘打ち!」
2019年10月27日
園庭で、大工さんのように夢中で過ごすもみのきさんをみながら・・・
「なあなあ、釘打ちしようよ~!!」と、私に何度も笑顔と期待いっぱいでお話にきてくれたKYくん。
「そうやな~!もみのきさ~ん。新しい道具だそうか?!」
の声に、大工遊びをしていたみんなが集まってきた!!
期待いっぱい!よろこびいっぱいです!!
まずは、釘やかなづちの使い方を伝えました。
まっすぐ見入る!聞き入る!そして・・「じゃ、かなづち渡すね」と伝えると・・・
「えっ?ひとりずつ、あるん??」と、Kくん。「うん。全員の分あるよ!」の私の返事に・・
「やった~~~!!!!」「よっしゃ~~!!!」もみのきさんみんなが本当に大きな声と笑顔で大喜び!!!
本当に本物の作り手にあこがれていたものね~!!!
そのあこがれの深さが、よろこびへと!
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筋電義手を使いながらの初挑戦のSくん。今まで、縄編みや折り紙、跳び箱や逆上がり、そして、最近では竹馬、と、自分のすべてを知恵と工夫で、調整し考えあいながら、本当にまっすぐひとつひとつ実現してきました。
3歳児の頃から、この仲間の中で少しづつ生活の中で筋電義手も使ってきましたが、おおよその使い方でした。
この日、釘とかなづちを前にして、「道具使ったらいいかな?(義手のことをあたりまえに必要な道具として伝えているので、本人やみんなはこう呼んでいます)」そして・・・どんな風に使おうか??
私たちもその出会いのたびにSくんと一緒に考えあいながらですが、Sくん自身がやってみて決めていきます。
ここまで繊細で細かな使い方はしたことがありませんでした。
釘を筋電義手を自分の意志で動かして何度も挑戦しながら釘をつかんでみる。仲間も「動いてるで!」「持ててる!」
普通に打ってみると釘がポロリとはずれるので、かなづちのほうを持つことにして(これも重さや振り具合、にぎり具合の調整が必要)ゆるく最初だけ何度かコンコン粘り強く打ち、釘の先が少し入ったところで、持ち替えて、右手で一気に打ち込む・・・。何度か繰り返し・・「いけた!!!」
こどもたちがありのままの自らを見出す力とその思い、誇り、本当に計り知れなく・・その深さとまっすぐさ、可能性は、本当に素晴らしい、そんな思いがいっぱいです。
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本物のくぎをまっすぐ打つのは、イメージして遊んでいたより、なかなか難しいな~。それどれが、それぞれの姿であこがれに挑戦!の毎日ですよ。
桑の木の下で・・釘をうちながら・・・
「あんなして(キウイ棚を指差して)四角なんつくったら~、壁みたいなん作って木を釘で打って~、そしたら俺らで家つくれるんちゃう?」「それ、いいな~!そんなら、釘もいっぱいいるな~」「いいやん~!おれらでつくったらいいな~」
3人のお話が聞こえてきましたよ!
楽しみ!楽しみ!
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