年長さん!仲間を感じながら、初めての「ノコギリ」
2021年7月6日
キャンプに向けて、少しづつ準備が始まりだしました。
昨日の西山。子どもたちが山で集めてきた長ーい木だけを納屋から引っ張り出して私が並べ出すと・・
「なにすんの?」と、何人かのもみのきさんがやってきた!
“キャンプでな“初めてのキャンプ“の絵本みたいにキャンプファイヤーするのにちょうどいいな〜って思ってな“
と、ノコギリを手にギコギコ1本切り出すと・・・・・・
「したい〜!」「やるやる〜!ノコギリどうすんの〜?!」とおおはりきり!
組み木の様子を伝えて、下の段を作ってみました。
“さあ!これ、どんどん高ーくしていこうか〜!“
「する〜!する〜!」「ノコギリしたい〜!」
のこぎりの使い方と、木を支える人のお話をして、さっそく挑戦!
・
それぞれ、だいたい分かったぞ!というところで
“じゃ、切る人と押さえる人と交代で仲間がいるな〜“
さっそく一緒にしよ!と自然と仲間を見つけて、始まりだしました。
最初は5人くらいの集まりが、その様子に気づき、「オレも!」「**、一緒にしよ!」と
みんなやってきて・・
最初のほうに「やりたい〜!」とやってきては、いすを運んできたりと着々と準備スタートした2人!丁寧にコツコツと一生懸命!すごいな〜!
声掛け合いながら夢中。そして・・長〜〜い木を選んで集中してギコギコ・・・「切れた〜〜っ!!!!」嬉しそうな声!気持ち合わせながら、知恵も出し合いながらの3人チーム!
・
・
ゆっくり、コツコツと楽しみながらのこのチーム。太い木を切り終え「ご飯につかう木も切っとくわ!いっぱいいるやろ!」と最後まで楽しみながら切っていましたよ!
最初は頑張っていたこのチーム。でも・・・
個々のやりたい気持ちが先走ってしまったり・・代わって欲しいのに言えなかったり・・木を押さえる番になると離れて行ったり・・言い合いっこになっちゃって・・・
ふいっと気持ちをそらせて、ほかのチームにさらりと混ざりに行くHちゃん。キツくなっちゃうけど一生懸命呼び止めるSくん。さあ、Saちゃんもどうしたい?
“この3人でやるしかないよ。ひとりでは切れへんもんな!“と、呼び止めて伝えました。がんばれ!
他のチームの仲間も、避けてどこかへ行ってしまうHちゃんに「オレ、行ってこよか?」と声かけに行ってくれたり・・。でも、まだまだ、向き合えない3人・・。
そんなこんなで、長い間しばらくあれこれ・・・でも・・・
周りの仲間がどんどんスッキリと、力を合わせながら「切れた〜!!」とやり遂げていくのを感じながら・・・・
しっかりと、自分たちの力で仲間復活!大切な大切な時間です。
この時は本当に気持ちが合わさって、どんどん切れだしましたよ!
そんな、周りの様子も時々気遣いながらも、夢中で丁寧に一番太い木を選んで挑戦のこのチーム。「切れた〜〜!!あ〜〜!大変やったな〜!」「汗かいたわ〜!」と、嬉しそう!
・
・
最初から大張り切りだったこのチーム。いい感じに見えていたのですが・・
実はAちゃんがなかなか変わってもらえず。ノコギリをTちゃんがひとりじめ。
困っているもののなにも言えない表情のAちゃんの様子に気づいた、横のチームのHくんが「なあなあ、Aあんまり切ったはらへんで〜」と。
我慢しちゃうAちゃん。その様子を分かっているものの、さらりと流しては何もなかったのように続けるTちゃん。
“Aの顔、なんか困ってはるでー。気がついてる?““A、思ってることお話ししたら大丈夫やで“と、少し間に入りました。
もう一人のRちゃんが「言いたいこと、言うたらええで〜」と声かけてくれるのですが・・Tちゃんには言わない・・。
“これではできひんな!えらいこっちゃ“と・・・
これも、又 大切な時間。ともすれば結果オーライでさらりと「できた〜!」となりがちですが、本当の意味で「一人一人が仲間の気持ちや感情を感じているか?知ろうとしているか?」
そんな、経験を継続しながらさらけ出せるよう、仲間とともに過ごす営みが始まっています。
この日、お休みだったお友達も含め、これから続く、年長さんのキャンプに向けての毎日です!
・
・