もうすぐ運動会「5歳児もみのきさん」
2021年9月8日
久しぶりのブログアップになってしまいました。(本日9/12)
さかのぼって投稿しますね。
さて、長雨が落ち着いた週、9月初旬の西山の様子です。
少しづつ運動会に向けて、道具を全部出しながらそれぞれがやってみたいことを挑戦し出す毎日。
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この日はRちゃんお父さんが保育参加。うれしいね!みんなが、お父ちゃんにみてもらっていたよ。一本橋の高さは、まだ段階を追っているので、昨年の4歳児のときに経験している高さからはじめ、丁寧に身体の使い方、重心軸の取り方や足の使い方、を挑戦です。
自分で自分の身体を自在に調整する力を、大切にしていきますよ。
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ほっこり桑の木で遊んだり、虫取りしたりも、楽しいね!・・・どちらかというと、このこの頃は、合間に「丸太したり、跳び箱したり」かな?
「みてみて!」と!ゴマダラカミキリつかまえた〜!
「よーく聴いたらな、音がするんやで〜!」と、教えてくれましたよ!ほんまや!
「ここ、めっちゃ気持ちいいで〜!まるちゃんも寝てみ?」と、眺めるRくん!
爽やかな木陰の下、生い茂る桑の緑の葉っぱが揺れて、合間から青空と太陽の光と風が!ほんと!気持ちいい〜!
お昼前、給食を持ってきてくれた運転手さんの西村さん。いつも運動会練習のみつばちっこにあたたかく声をかけてくださいます。「それ!もう飛べそうや!いいぞ〜!」
みつばちの保育を支える、みつばち運転手さん。若井さんもいつもみつばちっこのために、子どもたちが過ごしやすいように!と、山の整備やいっぱいの作業を、本当に縁の下の力持ちでしてくださっています。仙頭さんは「子育て支援員」の研修を全て終了し、さらにみつばちっこの保育の深みに共に歩みながら、子どもたちの気持ちと意欲に寄り沿ってくれる、大きな存在です!
西村さんにみてもらって、えいっ!と挑戦だ!Aちゃんもさらにおおはりきり!
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別の日、ほかのクラスが園庭いっぱいの時は部屋でも。
3段練習中のMちゃんですが、気持ちは4段飛びたい!「みててなっ!」と、4段に並ぶ、その力強い気持ちが、何よりも素敵!
そして9月2週目の頃。
一本橋も少しづつ段階で高くしつつ、選んで挑戦ですよ。
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そしていよいよ、今はみんなの中で、一人づつお名前を呼んで、本当の運動会のように、一本橋・高台ジャンプ・跳び箱・逆上がり、と通してやっています!
みんな、真剣な瞳!
丸太の高さもいよいよ一番高いのも出しました!
高台跳び、足の指でしっかり蹴って、膝や身体全体の柔軟性を自在に使うと・・・
こんな風に、気持ちよくダイナミックにジャンプ〜!嬉しくってのSくんです!
みんなで初めて通し練習を初めてしたとき、言葉では「失敗は成功の元やしがんばる」「みんなで大成功するんやで」「あきらめんと最後まで挑戦する」と、子どもたちから出るものの、それは表面的な頭だけの実感のない言葉でした。。。実際は、「自分が終わったら、もういいや」といった風で、気持ちもどこかへ行って、お友達の様子は気にならず・・のもみのきさんでした。決して「精一杯を生きている」という感じではまだ・・・。
“大成功ってどんなん?““挑戦ってどんなん“って、たずねると「全員で全部できること」「あきらめへんこと」と、さらりとした表情で正解でしょ、と淡々と答え。。。
表面的な友達関係、本音の心根、とことんの汗して一生懸命の経験をひょいと避けてしまう。。ここが、春からの今年のもみのきさんの課題でもありました。でも、キャンプを終えて、ひとつひとつ、確かに変わってきた子どもたち。運動会の取り組みの中でも、個々の姿は確かに、えいっと心ひとまわり大きく挑戦できる力が育まれてきているのを感じるのです。
その確かな力を土台にし、信じて、3回目の通しから、いよいよ、全員の中で自分自身何となくの力でなく、しっかり向き合う経験や、素敵な姿もとことんみんなで共有する経験・そこをスルッとすり抜ける子には、みんなの中ではっきりと要求する事をしました。もみの木さんが、本当の意味で「人と人の輪の中」で仲間皆と豊かに育ち合うことの糧に。。
そして、今年は、あえて「大成功」という言葉は使わずに、子どもたちに手渡しました。
「上手に大成功はせんでもいいんやで。もみの木さんどの子もが、この人だけとか違って、どのお友達とも、みーんなのこと一生懸命見て考えて、自分のできることも思いっきり一生懸命の運動会になったらバンザイ〜!やった〜!やな。上手にできたし大成功っていうのはちょっと違うねんで」と。
そして、この何日間のもみのきさんの姿!
仲間と一緒に関わり合う姿!自分自身も模索しながらも夢中に挑戦する姿、粘り強さが、一人、また一人とどんどん生まれてきています!
運動会まで、あと1週間!ここからがいよいよ「年長」の歩みです!!楽しみ!楽しみ!