年長 もみのきさんの歩み!・・・Part1
2022年9月4日
運動会に向けて、さらに「もっと、こんなことしたい!」「こんな風にやってみたい!」と、仲間と共に歩む毎日。
跳び箱も、ただ跳べるだけでなく「足、真っ直ぐに伸ばしたい!」
全身をくまなく、瞬時に考えながらの挑戦が、どんどん生まれてきています。
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そんな中、今までの段階を経て、いよいよ高台や丸太渡りも、年長児当日の高さになりました。
そして、一人ずつが、仲間や大人に見守られる中、全種目を通して、当日のように(「年長さんは、これを「運動会!」と呼び、「はよ、今日も運動会しよ〜!年長さんの運動会して!」と言いますよ)行う時間を作っています。
みつばちの幼児運動会は「一人ずつ、たくさんの仲間・大人に見守られながら!」を大切にしています。その他、なんとなく、の一人でなく、自分自身をしっかり感じ、知り、精一杯を出しながら、時に向き合いながらの挑戦です。
一人ずつだけど、決して「ひとり」ではありません。。こんなにもたくさんの瞳が自分に注がれていることを、、、練習中はお友達や先生・当日は保護者の皆さんの「どの子も我が子」の瞳を真っ直ぐ受けながら。。。
大切にされている、注がれている思いを真っ直ぐに感じての挑戦を、自らが踏み出し、生み出す瞬間。
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集中力・粘り強さ・理解力・判断力・知恵・手直しする修正力・などなどが、これらの運動会に向かっての取り組みの日々に営まれていく。
まさに、就学前の土台、根っこです。
今年の年長さんは、かえで、ぽぷらの頃から、日々の生活の中にどっぷり仲間と一緒に、自分たちがやってみたいことを、考え実現しながら、自らが主体的・具体的にお友達と一緒に「暮らし」を創ってきました。
その営みは、「いろいろあっても大丈夫」「みんなであれこれ考えながらで大丈夫」「こんなふうにしてみたらどうだろう?」「やってみたら・・一人ではできないことも※*ちゃんと※*くんと〜・・・こんな風にできた!」「うまくいかないぶつかりもあったけど、こんなふうに思ってはたんや」などなど、数えきれないほどのたくさんの揺れも経験も喜び楽しさも重ね、実体験としてしっかり「自信・安心感・自己肯定感」の根っこを培ってきました。
なので、「失敗はすばらしい!」「だんだんでいいよ」と声をかけられる意味も、しっかりと心根で安心して自分に落としていく姿です。
そんな、今年の年長さん。全体的に、通し練習でも本当に気持ちも変な力みや不安がなく、心地よい凛とした姿は本当に素敵です。
通し練習中への仲間への眼差し。気持ち真っ直ぐ・・・
この頃、逆上がりがんばり中のFくん。えいっと挑戦して「できた〜!」バンザ〜イ!仲間みんなで大喜び。
でも、ついつい「結果・評価」に走りがちで、できていなかったり挑戦中の仲間を「そんなん、できてへんで」と表面的な部分、評価目線になりがちな課題がありました。そんな中、自分への安心感や自己肯定感も同様に見つめてしまうこともある。Fくん、本当にすてきなのに、自分自身がその安心感を体感するのに苦労していました。だから、仲間がいっぱい話してくれる本当の意味の言葉が心に届かない。
「結果や評価」ではない、仲間との細やかな心の機微を、見せ掛けでなく本当の意味で心根から実感共有し、そこから生み出すことへの喜びや揺るがない自信や安心・挑戦へと育んでほしいと願い、、向き合う時間。
仲間もFくんに対して本当に真っ直ぐ応援と、声かけや意見をする姿。
そんな中、涙しながらもFくんの表情だんだん本気でその声を真っ直ぐ受け止める姿に変化してきましたよ。
年長保育は「生き方」を手渡す営みです。
社会のたくさんの人の輪の中でこれからも生きていくための「自分」づくりの時間。
綺麗事でない、ぶつかりも模索もいっぱいありながら・・そんな中で「人」そのものの多様性・柔軟性・豊さや機微も含め「どの人もそのもの・ありのままなんだ」「だから人ってすてき」と、平等に人をいつくしむ=自分自身を愛しむ・・・そんな人間への根っこは、まさに幼児期に育まれていくのですね。
逆上がり、本当に苦労しながら挑戦していたAくん。通し練習の中でも、そんな自分も仲間の中に存分に出しながらも真っ直ぐ「今の自分自身」に向き合って挑戦を重ねていってました。
そして、とうとうやり遂げた「逆上がり!」
自分もうれしいし、そんなAくんの姿を一緒に見つめてきた仲間もごくごく自然に集まってきては、こんな姿。
うれしいね〜!。FくんやAくんだけでなく、19人ひとりひとりそれぞれが、さまざまな場面でこんな経験を日々、重ねている毎日です。
運動会取り組み最初の頃は「できた〜!もうできてるで〜!」の喜びだったMちゃん。さまざまな仲間の姿を目の当たりにしていく中で、彼女の「やってみたい!」の質が日々どんどん豊かに変化してきました。
できること・高いのを跳べる事(結果)が良い、すごい。というのだけでのではなく、ゆっくりでも、低くても、足は綺麗に伸びてるよね〜。丁寧に考えて手直ししているよね〜。踏切りのタイミングがばっちり考えてすてき、など、仲間のそれらの姿をしなやかに吸収し、今の自分自身と真っ直ぐむきあい、挑戦することへの粘り強さや心地よさを、感じ出していますよ。
午前中、頑張りどきの合間にほっこり「か〜ごめかごめ♪」が始まって遊んだり、ごっこ遊びが始まったり。そして、おいしい給食を食べて、また一息着くと、こどもたち自身で仲間と楽しみながら自由にそれぞれがこんな姿。
このひとときの合間が「自分の間合い」で、ほっこり一番自分と向き合う時間にピッタリのSくん。私たちも、一息。給食食べながら・・・眺める・・すてきなひとときです。
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さて、別の日の午後の通し練習の姿。
逆上がり、がんばり中のMくん。毎朝コツコツと自らで手押し車も丁寧に重ねてきているMくんです。跳び箱の5段を本当に気持ちよく跳べるようになった、大きな自信を支えに、これも本当にコツコツと真っ直ぐ粘り強く挑戦中!決して諦めない!本当に「真っ直ぐ」という言葉がピッタリの姿。すごいな〜!
仲間も「M!もうちょっとや〜!」「もう回れる!今の膝まで上がってたで〜!」と、応援!気持ちは一緒!
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合間のひとときも、こんな姿!
Aちゃん、手を差し出し「だいぶ上がってんな〜。いいやん!もうちょっとこの辺までいけそうかもやで〜」Kちゃんは「腕グイッと曲がってきてる〜」と言いながら、そっと介助しようと・・。自分のことのように、一緒に歩む。この過程を共に実感しあうことは、その人そのものの心根をお互い感じあうひと時。本当に何事にも変えられない大切なひと時ですね。
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運転手の若井さんを呼んできてに「みててなっ!」と、Nくん。たくさんの大人にも見守られながら!
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そんな合間の時間。ひとり、もくもくと、Sくんのこんな姿!
この日も給食を食べ終えた、一息中に。。こんな風に自分自身の気持ちにも挑戦中。
給食を食べながら眺めていたMちゃん。自分も食べ終わって・・・そっと一緒に・・。
そして、ほっこり木登り。「気持ちいいで〜!まるちゃんもきたら?Mな、年長になって、あそこの上まで行けるようになってんで〜」と、給食食べながら眺める私に、笑顔いっぱいMちゃんでしたよ。
そして、その後・・・こんな姿。Aくんも仲間に入って・・・3人で・・声掛け合いながら丸太渡の練習中。
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そして・・もう一つ。この日。とってもすてきな出来事が!
Aちゃん。苦労してやり遂げた跳び箱。4段でも精一杯だったのですが・・・
なんと、自らで5段に挑戦し出しました!そして・・・繰り返し繰り返し、していく中で・・・
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本当に全身全霊で、一生懸命考え、修正し、「どうしたら跳べるのか?」に向き合う姿。何よりも、自分を信じて、強い揺るがない気持ちが、一歩先への新しい自分を見出す大きな勇気が湧き出している!そんな中、どんどんよくなってきて・・そして・・・
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跳べた〜!!!
その後は、もう、とまらないっ!勇気が、自信!確信になった瞬間!大きな大きな実感と手応え!本当に惚れ惚れする、凛と力強いすばらしい姿でした。
私たち大人も、子どもたちの姿から、生き方を学ぶことがいっぱいです。
今の自分、更なる成長やしなやかな生き方を目指し、こんなふうに真っ直ぐ、一歩を踏み出す。踏み出し実現するために必要なことは何かを考え、実践する。そして、諦めずコツコツと粘り強く自分を信じ、仲間と共に支え合いながら挑戦する。
大人になっても・・・というより「大人」になってしまったからいろんなことを知ってしまって、理屈や理由付け、逃げ、に走ってしまう・・そんな、大人時代になりがちだからこそ、学ぶべき生き方!大切なことですね。
子どもたちは、本当にまっすぐですばらしい。ぶつかりも迷いも喜びも向き合いも・・真っ直ぐ!
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夕方の保育園。Mくんの逆上がり挑戦は続いていますよ!本当に後もうちょっと!
この過程、真っ直ぐな営みが、年長の運動会への営みそのものです。
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日に日に深まる、営み。運動会まで、楽しみ!楽しみ!
追伸・・・
西山の「木槿」のお花がやさしく咲いていますよ。道路側の、なんとも柔らかくやさしい色味の「木槿」
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キウイ棚近くの木槿は、なんだか鮮やかさと力強さがあります。大きく成長しました。
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そして、昨年、朽ちて伐採した「グミの木」の切り株。
何十年もの間、永きに渡ってみつばちっこといっぱい戯れてくれた「グミの木」。
今年の春は風景が変わってしまっていたけど・・その切り株から生まれる「命」
どれも、たくさんの想い詰まった「命」