あこがれの竹馬作り!・・もみのき組(年長)
2022年10月30日
お山の保育園でいつも出会ってよくしていただいている、木工所さんから竹馬の足の木材をいただきました。それぞれ、ノコギリで切ってヤスリをかけて毎日、自分たちの頃合でコツコツと下準備。
そして、10月中旬のこの日。いよいよ青竹を運び入れると・・・それを見つけた年長さん。
「竹馬作りたい〜っ!」と、みんながやってきたよ。
3人でチームになって、まずは青竹の高さを合わせてのこぎりキコキコして・・・。
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準備ができたチームから、作り方の説明をしました。どの場所に足の組み木を合わせるか?どんな風に棕櫚縄で縛るか?「しっかり縛ると、くぎとかネジと使わなくても大丈夫で、作れるんやでー」と。。
そして・・・竹馬の形になって・・乗ってみる。。。「わ〜!!ほんまや〜!すっご〜い!」
早速、挑戦です!3人チームなのですが・・・
年長さん、ごく自然にみんな集まり出して、最初につくり出したチームのところに力を合わせにやってきます!グループにこだわらず「自分たちの今できること、力を合わせられることは普通に!」と身体と心が動く、今年の年長さんらしい!すてきな姿でしたよ。
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そんなこんなで、だんだんどのチームも始まり出しました。
なかなか高度で、それでいて心と力、知恵を寄せ合って、集中力のいる「竹馬づくり」
だんだんでいいよ。失敗もしていいしね〜。と声をかけながら、こどもたちだけの力で挑戦です。
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やっとのことで縛ったら向きが違ったり、時に気持ちがうおさおしたり、苦労もしながら・・全員のぶんが仕上がるまで、本当に粘り強く・・。
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どのチームも本当に最後まで「早く乗りたい!」思いで、頑張ってたね。
ここまできて、竹を立てて、足元の木を倒し、最後の仕上げの時は、一本一本 本当にワクワク!
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立体的な空間把握。数の組み合わせ。作業の見通し。位置関係。縛り方の工夫。どこをどう力を合わせたらしっかり仕上がるか。などなど、たくさんの「考える力・理解認識力・知恵・協調性」などが必要です。
例えば「竹馬の竹は一人2本・足に使う木は4本必要。Ⅰ本の竹に2本の木を組み合わせて、まずは1本分出来上がる。それを2本つくって、一人分が出来上がり!」「つくる前。。3人分並べてみて・・数えて・・うん!揃ってる!」などなど、まさに「算数」ですね。
竹の節にどう木を合わせたら良いか(どの部分、どれくらいの率で縛ったら、組み木を実際倒した時に、足が乗せられる空間になるか?等)も、立方、分数を把握する算数などにつながっていきます。
年長さんにはあくまで、理屈や学習でなく、遊びを実現するための知恵として、作り方を伝えていますよ。
こどもたちの「遊び」「暮らし」の中には、たくさんの年齢ならではの豊かな育ちがいっぱい。
就学前に向かっての後半のもみの木さんの毎日。現実に、実際に体感していきながらの習得がいっぱいです。大切な大切な就学の土台を育んでいく経験です。
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こうして、とうとう作り上げた「竹馬」
嬉しくって、もうこの日からどんどん挑戦していましたよ。
そして・・・今は!
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