あこがれの「お針仕事」・・年長さん
2022年11月27日
合間合間で、子どもたちの前で針山を作る準備を担任がしているのを見ながら「はよ、縫い縫いしたい〜!」「なあなあ!お針いつするの?!」と、もみの木さん。
この日、離れ部屋で担任ミクちゃんが何か出してきたよ。何?何?
一人ずつ「お針箱」と「針山」そして「糸切りばさみ」を順に手渡してもらって「やった〜!」
大切に、みんな手にして、本当に嬉しそう!
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そして「雑巾縫いた〜い!」
ということで、いよいよ、初めてのお針仕事・縫い物との出会いです。
まずは糸の出し方と糸切りばさみの使い方。そして「針」
こんなして小さな穴が空いてるしね。と説明。ひとつひとつの説明にワクワクと出会えた嬉しさいっぱいで見入る!
針に糸を通して〜・・・・
「通った〜!」
玉結び・そして縫って・・・玉止め。
ひとつひとつを真剣に見入る!そして、その度にワクワク歓声が!
「いよいよ自分たちも!」と、喜びとドキドキも期待感もいっぱいですよ。
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さあ!いよいよやってみよう!
今日初めてやからだんだんでいいしね。と、まずは「糸」を出してー。どれくらいの長さがちょうどいいかよく考えて・・。
そして「針」を初めて手にして、糸通しに挑戦!
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凛とした空気の中「・・通った!」と、力強い声。日常で培った力が丁寧に積み重なりを、実感します。
「なあなあ。どうするの?通らへん。どうやったら通るの?」とAくん。
“ゆっくりでいいからね。よ〜く見て、考えて・・・自分でやるしかないよ。と。
思うように行かなくて、気持ちが焦るAくん。
“だんだんでいいからね。わからへんな〜っていうとこがあったら、見においで。よ〜く見て、考えて、何回も挑戦したらいいからね。“と、皆に伝えての取り組み。
大人がしているのを、しっかりポイントを持って見にきては・・考えて・・「わかった!!」と実現するお友達がどんどん出てきました。大事なのは「どこが難しいのか?うまくいかないのか?」「どの部分は理解して実現できているのか?」など、しっかりと自分自身の考えが定まっているか?
真剣に見入り・・「うん!やり方はわかったわ!」「ここまではできそうなんやけど、最後のクルクルって糸巻くとこがわからへんし、見せて」など、どんどん具体的に挑戦していく仲間が「できたっ!!」と、揚々と最後まで実現し出しました。
そんな中・・・Aくん、仲間の姿も感じながら、少しづつ、自分自身のすべきことと向き合い出しましたよ!そして・・「通った〜!」
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焦ることなく、コツコツと丁寧に挑戦中!すごいな〜。
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みんな、嬉しくて夢中。そして集中して真剣な姿。
「最初、ちょっとドキドキしたけど、だんだんわかってきたで!縫い縫い、楽しいわ〜!」とMくん。
この日、まだだんだんかな〜?・・・と思っていたのですが「縫い上げたい!」と、思いいっぱいのもみの木さん。コツコツ縫い上げて・・・
「見て!見て!」保育園中のみんなに見てもらって、本当に嬉しいね。
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ポプラさんも、そんな年長さんに憧れて・・・。
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Mくん。一生懸命縫った雑巾を「雑巾掛けにかけとこ〜っと!そしたらな、み〜んながお掃除に使ってくれるやろ。M、みんなに使ってもらいたいねん!」と、とっても素敵な満面の笑顔でお話ししてくれました。
この気持ちに、なんとも心があったかくなったのと共に、「暮らし」を丁寧に大切に営んできたこのクラスの歩みの重なりこそがこの気持ちを生み出してるんだな。と実感。
そして・・次の日、事務所に「見て見て!ま〜っくろになってるやろ!」と、またまた満面の笑みでお掃除にしっかり使われた「Mくんの雑巾」を見せにきてくれましたよ。
この日から、合間を見ては自分たちの頃合で雑巾縫いの毎日。
手先もさらに器用に丁寧になってきましたよ。
「まるちゃ〜ん!うめちゃ〜ん!見て〜」と、嬉しそうにやってきたよ。手には、何枚??・・
本当に縫い目が丁寧に細やかになって、すごいな〜。
糸どめも苦労しながら、しっかり止めているのが手に取るように伝わってきます。
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年長さん、いよいよ就学前の年長保育の重なりへ!