2022年11月20日
みつばちっこ
ポプラさん、秋の山登りまだまだ続いていますよ。
この日は天王山へ!園バスで麓までいく予定だったのですが、交通の加減で、一駅前の「西山天王山駅」近くで園バス下車。そして、長い道のり歩く!歩く!
で、天王山麓まで着きましたよ。
さあ、ここから山の入り口まで、坂道も何のその!途中出会う皆さんに、やさしい声をかけていただきながら「行ってきま〜す!
紅葉色づく深秋の道々。
そして、山々へ。登る!登る!
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鮮やかな秋いっぱい。
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そして・・少し早めの「冬イチゴ」も、みーつけた!
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帰り道々。「強そうやな〜!」仁王さんを見上げるよ。
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市内中のあちこちの「京都の秋の山々」を存分に楽しむ「ポプラさん」です。
追伸・・・
楽しい、ポプラさんの仲間たちの“ひとコマ“ですよ。この日は西京極へお散歩。
グラウンドに見えるのは・・お兄ちゃんたちの陸上競技。見入る!見入る!そして・・・・
ん???
そっか〜!こんな「よ〜いドン!」してはったんね!楽しいな〜!
目の当たりにした「あこがれ」は、仲間みんなで一緒に感じあい共有!そして実現&遊びへと。4歳児ですね!
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2022年11月14日
みつばちっこ
11/5(土)の園庭
園庭の銀杏が日に日に色づいてきました。
11日(金)毎日毎日、澄んだ空気とお日様の輝きに包まれて、美しく変化していく。
12日(土)
まさに、耀く黄金色の銀杏。
そして、14日(月)の週明け 今日の風景。
朝、出勤すると、一面のかがやく銀色の絨毯!
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黄金色にかがやくお庭で、あそぶ!あそぶ!しいのみさん(1歳児)
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どんな高価な既成のオモチャよりも、変えがたい、心踊る!
思わず触りたくなる!遊びたくなる!手で、足で、眼で・・すべての「感覚」が豊かに変化しながら心地いいね。その自然の変化に夢中になる!
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もみのきお兄ちゃん・お姉ちゃんに「ハイ、ドウゾ〜」おいしいのできたよ〜!と、しいのみさん。
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築山に積もる、黄金色の落ち葉をこうして何度も登って降りては、夢中で遊んでいたよ!Kくんの素敵な姿。
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傍らのみどりの「トウヒ(唐檜)」に、やさしく舞い積もる、かがやく銀杏の葉。
この光景。毎年この何日かしら見られない、大切な風景。
一足早い、素敵な「クリスマスツリー」 とっても素敵な光景で大好きです。
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しいのみさんがひと遊びの後・・ポプラさんも、楽しいね〜。
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そして、小さなみんなが午睡中。
年長さん、素敵な園庭で、悠々と遊ぶ!過ごす!
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年長、もみのきさん。遊びもさらに仲間と豊かに、変化と工夫で銀杏と戯れる。
1日中、園庭をみるたびに、子どもたちの遊びで銀杏の風景が変わっていってましたよ。
年長さんの風景を見て、思わず、素敵な遊び心と、生み出す豊かさに、惚れ惚れしながら、私も事務所から飛び出て遊びの仲間入りしてしまいました。
分かります??
ほうきで、銀杏の葉を・・・・そして、鍋も・・・
「銀杏の葉っぱの道つくってんねん〜!でな、お料理作るとこにつながってるんやで〜!
銀杏の木の丘から、ず〜っと渡って・・・
お台所を通って、離れ部屋までつづく「イチョウ道」
「キレイやろ〜!ふわふわやで。丸ちゃんも渡ってみ?」」と、Sちゃん。楽しいな〜!みんな、何度も渡っていましたよ。
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この、なんともやさしい、足裏からの感触。
ちなみに、そんなやさしい感触をゆーっくり味わいながら「きれ〜いな足でわたってなっ」と、黄金色のままのイチョウ道を大切にソッとそっと渡るMちゃんでしたよ。
そして・・・!「そうや!もうちょっと広くして、あそこにベッド作ろ〜!」と、ほうきでAちゃん。そして、ふわふわ黄金色のベッドに寝そべり、かがやくイチョウと空を見上げて、ほ〜っこり。
みつばちっこ子どもだけでなく、大人たちもこの「秋」の素敵な風景は、本当に心にス〜ッと心地よく染み入る。慌ただしい、時の流れの日々にフッと心休まるうれしい風景です。
地域のみなさんも、見入って下さっていますよ。
自然・生き物の息吹って、本当に変えがたいものですね。こういうひとつひとつを、深く感じる人間らしい「感性」は・・・きっと人となりの「感性」をしなやかに豊かに生み出してくれるのですね。
「自然」「命」ただただ、存在すること。そのものが全てを物語っていく・・・。
2022年11月12日
みつばちっこ
「わらしべ王子」と「菅島」と出会いは、まだまだ、子どもたちの心を揺り動かす。
菅島へいった翌日。リズムした〜い!と、午後からのリズム。
♪わが思い 風になり わがねがい 歌になり〜♪
もみのきさんの歌声。風景と思いが重なり合う歌に、思わず、こちらが胸いっぱいになりました。
♪はろばろとみなみの海 はろばろとみなみの島 満月の夜に海を行け♪
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はろばろと、みどりの海・みどりの島と出会い、遠いところにいったよね。さあ、ここは菅島の海!
リズム「波とたわむれる子どもたち」そのままの経験。昨日の出会いを、身体中、心いっぱいで表現する、もみのきさん!
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心が動く!って、本当に素敵!しなやかで感性豊かな子どもたちの心は、本物の文化や自然に出会い、どんどん、さらなる自分を仲間と生み出していくのですね。この日のリズムの変化を目の当たりにして、思わず息をのむ私たちでした。
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そんな思いひとつ一つは、細やかな指先まで、思い馳せる。
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仲間とも、さらに心一つに、心地よい!
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菅島で出会った「とんび」の群れ。
まさに、ここは菅島の青空!さあ!トンビの群れが力強く飛ぶよ。
初めての「とんび」のリズムをしましたよ。
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秋も深まり、年長保育も後半へ。さらに紡ぐ日々です。
2022年11月11日
みつばちっこ
昨日の雄大な一日。楽しかったね〜。
そして、翌日の今朝の様子です。ホールにいくと、朝早くからこんな感じ。
昨日の楽しかったお話をいっぱいの先生に報告しながら・・・
「わらしべ王子」の絵本を思い思いにひらいて・・菅島の貝殻を手に思い馳せる。
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貝殻を耳にそっと・・「こうしてたら、菅島のこと思い出すわ〜」「また、行きたくなってきた〜」とMくんたち。
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「菅島の音が聞こえるで。波の音!」
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「なあなあ、丸ちゃん。おねがい!もう一回わらしべ王子読んで〜!今、読んでほしい〜」と、Kちゃんがやってきました。
ふんわり読んでいると・・・
だんだん、みんなもやってきて・・
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昨日の出会いの時を経て、さらに心根にと染み入るように深めていく年長さんの姿。
最後まで、ゆっくりたっぷり聞き入っていましたよ。
読み終えてから・・・ふとみると・・・Kちゃん。
Kちゃんの心の中に「わらしべ王子」の物語と昨日の風景がどんなふうに描かれているのかな。
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2022年11月10日
みつばちっこ
年長、もみのき組の素敵な今日の1日。
「わらしべ王子」の心をこどもたちに手渡したい、と、みどりの海・みどりの島と出会う「菅島」へ。
さて、前日の読み聞かせの様子です。
沖縄民話「わらしべ王子」の読み聞かせ。しっかりと自分の思いや意志を持つというのはどういうことか。島人たちと勇気と力をうたと踊りの力で、自由と平和・幸せを取り戻す営みの心根。
人を許し、心を分かち合うということは・・・。
そして「平和」とは・・・「戦争」とは・・・。
年長さん、真っ直ぐな心で聞き入る瞳。
それぞれが・・それぞれの琴線に響いた場面で表情が変わったり・・つぶやいたり・・・。
そして、迎えた「今日」でした。
実は、もみの木さん、今日はどこにいくかは、到着するまでの「お楽しみ」でした。
(この手渡し方も今年の担任の思い。真っ直ぐ真っ白に、出会う心を存分に!)そして、この「菅島」へはコロナ禍の前、以前の年長さんは電車で行ってましたが、コロナになって“いきたいな〜。でも電車は無理やな・・“と相談していると“バス・車で行けへんかな?“と、担任の強い願いが今日の素敵な日を実現させてくれました。
仙道さんが運転してくれる、いつもと違う「マイクロバス」に乗って、大喜び。
長い道のりを、景色を眺めながら「山?えっ?美山いくの?」「きっと、川やで〜!」なんて、楽しいおしゃべりもいっぱい。歌も歌いながら♪長い旅路も本当に楽しくワクワク。
「このバス、ワクワクやな〜!」「ワクワク年長バスや!」と、名前をつけて楽しんだ2時間半。
そして・・・最後の最後に海が!“ついたよ〜!“
「え〜っ!海や〜!ここ?ここ?海行くの?」もう、大喜びで、バスを降りて、周りの初めての景色を見入る。そして「船や〜!」
で・・進んでいくところは・・・・みくちゃんが、船にどんどん近づいていくよ。
「え〜っ!船乗るの?乗るの?やった〜!!」
初めての島との出会い。心も身体も全身で吸い込むように、島の息吹・風や音・生き物・広がる風景・島の人々と出会い、感じ、吸い込んだ一日!
島にわたる船に乗って・・大歓声!そして見入る!
「あっ!島が見えるで〜」
そして「着いたみたいやで!」と船を降りる。「ここ、どこかな?」「あっ、島人の人がいはるで」「こどももいる〜」
降りた港で出会った島の親子の方に「ここ、どこですか?」と、尋ねるもみの木さん。
「菅島ですよ。風がつよ〜い島です。寒くなると、この子も飛ばされてしまうくらいの風が吹くんよ」と教えてくださいました。
3歳のかわいい島の子りんちゃんと犬のマロンにもであって、菅島の出会いが始まりました。
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港を歩いていると、船が近づいてきたよ。
みると・・・漁を終えた船!魚を船から、まさに今揚げているところでした。
「こんにちわ〜!」「何の魚ですか〜?」大きな声のみつばちっこも問いかけに、こんなふうに大〜きなハマチを手にして見せてくださいましたよ。そして、船でそのまま「血抜き」の作業。
すくい上げた網の中は、アジがいっぱい!
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島を歩け歩けのお散歩。
途中、出会う島のみなさんに温かく声をかけていただく。
「こんにちは〜」「どこからきよったんじゃ?」「京都から来ました〜」と、弾むおしゃべり。
島の暮らしが垣間見られひとときです。
ちなみに菅島は「海女さん」の島。今も現役の海女さんがおられるのですよ。
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何だか山道になってきたで。どんどん歩け!
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途中、トンビ(鳶)が真近でほ〜んとうに悠々と空を舞う。
空を見上げると、美しさと力強さが眼にとびこんで、凛とした羽の先まで見える!
弧を左右に描きながら自由に舞うトンビの群れを見て「トンビが年長スキップ(自由に乱舞)してはるみたい!」と、思わずもみの木さんでしたよ。
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どこまで続いてるんかな?登ったり、降りたり、階段があったり、海の景色が見えたり・・さまざまな風景に出逢いながらの道々。本当によ〜く歩きましたよ。
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「あっ!!こ〜〜んな大き〜い海が見えてきたで〜!」海に向かって、走る!走る!
眼の前には、広大に広がる海!潮風。波の音。そして「あっ、島が見える!たろうとこみこの島とちゃう?」「たろ〜う!こみこ〜!」と、もみのきさんでしたよ。
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そして、早速ざぶ〜んと、波と戯れる!海の水をペロリ「しょっぱ〜い。塩の味するで。“海のしお“(わらしべ王子のお話に出てくる)や!たろうとこみこの“うみの塩とりくの水“やな〜」と、M君やAちゃんたちの楽しいおしゃべり。
そして・・雄大な波に合わせて、思わず「波」のリズム!心も身体も躍る。
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仲間と一緒に「海と戯れてあそぶこどもたち」
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大きな岩には波がざぶ〜ん。岩の上からみる景色と風、空気は、本当に気持ちいい〜。
この岩の上で思わず「ごろ〜んってしよ〜!」と、自然と一体になって息吹を吸い込むA君でしたよ。
そして、おいしお弁当食べてほっこり。
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無駄なもの何ひとつない中、ゆったりと時が流れるひととき。
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お弁当を食べた後は、この砂浜から裏側に続く地続きの島にも渡って「冒険探検してみよう」
「こっちにも海続いてるで〜!」
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また違う雄大な景色との出会い。そして、ほっこり貝殻拾いを楽しんだり、わかめの残骸を見つけたり、流木で遊んだり・・・
潮風に吹かれながら、ほっこり温かいおひさまの下で、本当に、ただただ、自然と戯れるひととき。。。子どもはもちろんですが、私たち大人も、久しぶりに雄大な自然の息吹を吸い込んで、そして、そんな中であそぶこどもたちの姿に。。幸せな時間。。と共に、本当に穏やかでほっこりと心洗われるひとときでした。
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さあ、た〜っぷり遊んで、もう14時もすぎて。。
そろそろ、もう少し冒険探検進もう。そして・・またまた、いっぱい歩いて登って・・
「なんか、白いのあるで〜!!」と発見!Hくん!
菅島灯台(明治6年、現存する日本最古の洋式灯台です)についたよ。
「昔、ここに灯りをつけて、船がその灯りを目印に進んではったんやって」と、お話しながら。。
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「上、登ってみたいな〜」ほっこり海を見ながら、灯台の下で、おいしいおやつ。
調理の藤田さんが「かぼちゃクッキー」を作ってくれました。元気がさらに出て気持ちもお腹もほっこり、おいしかったね〜。「帰ったら、藤田さんに作り方教えてもろうて、作る〜!」と、もみのきさんでしたよ。
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朝は「朝日」やったのに、「夕日」になってきたな〜。とおしゃべりしながら、歩け!歩け!
山道を降りていくと・・
島の方が住んでおられるお家が見えてきたよ。出会った方々と、楽しいおしゃべり。
そして、港へ到着。島をぐるりと冒険探検の一日!
途中、出会った小学生1.2年の男の子が港まで、そっと見送りにきてくれていましたよ。
出会った島のみなさんにも「ありがとう〜!ばいば〜い!」
名残惜しむように、船が出ても、遠くに見える菅島にず〜っと手を降る、もみの木さん。
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そして、輝く夕日に息を呑みながら見つめて・・夕日にも手をふって・・・
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「すがしま、ばいば〜い!たろう、こみこ、ばいば〜い!」「またくるしな〜」「あ〜!楽しかった〜!」と、思い思いに言葉にする・・・。
鳥羽の港に着くと、仙頭さんが「ワクワク年長バス」で待っていてくれていました。「ただいま〜!」仙頭さんに出会って、またほっこり。さあ、京都に帰ろう。
バスで一寝入りした後は、目覚めると、輝く「満月」が車中から見えたよ。
♪満月の夜に海を行け〜♪わらしべ王子の歌を歌いながらの帰り道でした。
園について、給食ふじたさんが作ってくれた、おいしい晩御飯を「いただきま〜す!」
7時に朝日とともに出発。20時すぎにお迎え。楽しくも深い旅路の一日でした。
追伸・・・
実は、宿泊で菅島へ予定していた「年長合宿」。
年長のお友達が体調不良1名と、コロナ感染状況を鑑み、苦渋の決断で延期しました。
「年長さんでお泊まりするんやで〜!」と、本当に本当にお泊まりを楽しみにしていたこどもたち。。担任が、お泊まりできないことを伝えると、涙した子も多々いました。
でも、体調不良中で今回参加できないSくんのことを思うと、「みんなで全員揃って、行きたい」思いが子どもたちの中にある。
「お泊まりはしたい!でもS君も一緒がいい!」二つの思いに葛藤し、涙したり話しあったり、考えあったり、、、そんな中で、みんながそれぞれの思いを言葉にし胸にしっかり落とし込んだことで、私たち大人が心配したり、残念がっていた気持ちを超え、子どもたちは次に向かってスッキリ!
合わせて、「お出かけだけ、泊まりはなしで行こう」となったときに、Kちゃんが最後まで「Sと一緒にどうしても行きたい」と、言葉にし、これもいろいろ話しあったそうです。
そして、これらの話し合いをした日に、畑で収穫した水菜を「S君とこに持ってってあげたい!」と、玄関先に届けることになった、と、担任から聞きました。
「仲間」「自分」を真っ直ぐ見つめながら歩む年長の19人。
本当に、逆境や思うように行かないときこそ、そのことに真っ直ぐ向き合うことで、皆で生み出される力強さ・確かさ・糧・深さとなっていく。。生き方、人生そのものと一緒。。
年長保育は、生き方を手渡す営み・・そして、私たち大人、が子どもたちから手渡される「営み」でもあります。「人」と「人」として。。。
こうして、迎えたこの日です。。。
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