2014年6月

給食懇談会 開催!

給食室

6月10日、みつばち保育園にて今年初めての給食懇談会が開催されました。

野の花さんからもみのきさんまで、様々なクラスから9名のお母ちゃんたちが参加し、いつも美味しい給食を作ってくださっている3人の先生と一緒に、給食室での実習や車座になっての懇談など、充実した時間となりました。

 

最初に出てきたのは、コンビニのおにぎり。のりをとって、白いご飯の部分だけを、水につけてみると…。なんと、油が浮いてくるではありませんか!?「パサつかずまとまるように、また美味しく見せる為つやが出るように」油が使用されているそうです。その他、コンビニおにぎりがどんな原料で作られているかを確認したり、化学調味料が体に及ぼす悪影響についての学びがあったりしました。

 

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つづいて、みつばちの給食の基本である「だし」をとりました。保育園で使用しているのは利尻昆布といって、少しでも放射能の影響が少ない地域のものを選んでくださっています。昆布を取り出すタイミングや、使用する鰹節の種類についてなど、基本的なことを教えてくださりながら、参加したお母ちゃんの「だしが濁るんです…」「えぐみが出るのはなぜ?」といった疑問にも、丁寧に答えてくださる先生の姿がありました。

 

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できたての本物の手作りだしと、市販の粉末を溶いて作っただしの味比べもしましたが、香りと味の深さがぜんぜん違い、こんなに美味しいだしを使った給食を毎日食べられるみつばちっこは本当に幸せだなぁとしみじみ思いました。

 

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続いて、だし:みりん:しょうゆ(薄口、濃口を半々)=10:1:1の割合でそうめんつゆを手作りしました。いつもは買っているそうめんつゆが意外と簡単に作れることに驚きながら、さらに驚いたのがそのスッキリとした美味しさでした!

 

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場所を給食室前に移し、ほっこりと座談会。

 

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「あまり白ごはんを食べないんです…」「好きなものばかり食べて…」といった悩みに、先生や先輩母ちゃんからのアドバイスがあったり、「子どもと一緒に夕食を作ると家族の会話がいろいろ生まれたり、子どもにも自信がついたり…手間はかかるけれど、そういう時間を持つようにしています」といったお母ちゃんの話もありました。

 

食事をとるということは、決して食べ物を口に運んで消化するといった意味のことだけではなく、一日の過ごしや、生活リズム、家族との関係、保育園ではお友達や担任との人間関係など、いろいろなこととつながっているんだよ、という給食の先生の深いお話もありました。

 

苦手なものを食べるということも、ただ偏食をなくすということではなく、日々のくらしや取り組み、人間関係の中で、苦手なことにも「エイやっ!」と飛び込んでみる、思い切ってやってみる、ということにつながると聞き、食の大切さ、食べることを通しての子どもとの関わりなどについて、改めて自身を振り返る機会となりました。

 

子どもたちが大好きな給食レシピを家庭でも作れるよう、『おかわりちょうだい』という小さなレシピ集もいただきました。給食の先生から「食事のことなど、悩みや聞いてほしい話がある方は、いつでも給食室に相談に来てください」との温かい言葉をいただき、また、参加した異年齢の子どもをもつお母ちゃんたちの縦のつながりも広がった素敵な給食懇談会でした。

 

 

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