2018年8月
2018年8月18日
みつばちっこ
野の花ぐみの赤ちゃんたち。日常の過ごしも、赤ちゃん部屋からだんだんホールへと広がり、さらに世界を広げ、出会いを重ねながらの毎日です。
赤ちゃん体操のマッサージでふれあいながら、全身の血流をうながし、身体の筋肉や関節を解しながら、身体も心もしなやかに!脳の隅々まで神経に働きかけていきます。
大好きな身近な大人に身も心もゆだね、正面で眼(まなこ)をしっかりあわせながら(眼交・まなかい)の大切なひととき。
「気持ちいいな~」この時、このまま担任の森本くんに身をゆだねながらひと遊びし・・おひざの上です~っと眠っていきましたよ。
大好きな大人の表情と心をまるごとうけとめ、見つめ・・おもわず笑顔で手が伸びる!
何気ないこのひとときが、赤ちゃんの人としての豊かな発達をひとつひとつ確かに重なっていく瞬間。本当に本当に大切なひととき。
「♪こい~のたきのぼり~ソ~レッ♪」身体のしなやかさと心地よい脱力は、自分の身体を自由に使っていく源ですね。
ふれあい遊びで楽しみながら、可塑性の高い0歳児の脳神経の発達を培っていきます。
戸板遊びで、うれしいな~。ちいさな手足をしっかりと使って、ずりバイで進むよ。
それぞれの月齢や発達にあわせて、変化させながら斜面や段差を工夫して、遊び場をつくっています。
よつばいで登っていくよ!
自分のいきたいところへ、自分の意思で行く・行けることって、本当にうれしい!自己実現の源ですね!
この斜面を見つけ、何度も何度もうれしくって繰り返し行っては帰りしていた、Yくんでしたよ!
楽しい遊びのなかで、自分の腕でしっかり支え、突き出た大脳といわれる足指も使って、さらに、身体も心も育んでいく毎日!
♪あかいとりことり~むこうお山へとんでいけ~♪
大好きな担任をめざして、自分でよつばいでトコトコとKちゃん!この姿、しっかり小さいながらの自分の意思の表れですね!
タオルでぶ~らん、ゆさぶりあそびの♪あかいとりことり~♪
野の花さんが大~好きな遊びですよ!身をゆだねて、うれしいな~!実は、心地よい身体の脱力ができていないと、緊張が強くなかなかこれは好きにはならないのです。
♪とんでいけ~♪の声にあわせて、タオルの上からコロン!そして・・・その瞬間に身体の体勢を自分でクルリと整えて支え・・しっかり顔をみあげ・・自らで担任を探し見つけ、眼をあわせて、笑顔いっぱい!
あ
何気ない遊びの中にも、これもまた、赤ちゃんの発達を促していくひとつひとつがいっぱいですよ。そんな、育っていく人としての本能が、赤ちゃんのよろこびに繋がっていくのですね。
うれしくって、モウイッカイ!と、いわんばかりに、コロンしたらまたすぐ、いちもくさんにタオルによつばいで乗りにやってくるNくん。他のこどもたちも次々やってきては、乗ってきて、先生がたりないよ~。でしたよ!
みつばちでは、こんな風な、みつばちっこになって約半年の育ちと毎日の営みや、大切な乳児期の育ちを、保護者の皆さんと共に感じ見つめ合いながら過ごそう、と、毎年8月末に「野に咲く花の日」という、公開保育を行っています。(運動会はゼロ歳児はありません)
楽しみ!楽しみ!
追伸・・・
今日のホールでのひとときです。
土曜日ほっこりホールに、トコトコよつばいで、赤ちゃん部屋からやってきたMちゃん。なんかみつけたよ~。
大きいお姉ちゃんたちは、ごはんのあとのお掃除中。トコトコやってきたMちゃんに気付き・・・
なにやら次々Mちゃんを囲んで、おしゃべり中!もみのきさん(年長さん)野の花さんが大~好き!ほんと、大きなおうちのおねえちゃんと末っ子妹のようですよ!
Mちゃんのポイポイたのしい遊びいたずらを、やさしくほっこり見守りながらおしゃべりのもみのきYちゃん!
このあと、またおそうじの続きに行ったYお姉ちゃんの姿を、じーっと、広いホールでしっかり目線で追って確認していたMちゃんでしたよ。すごいな~。そして、そのMちゃんの視線を感じ、しっかり振り返って微笑みかえしていたYちゃんの姿。これもうれしいな~。
「ただいま~。いってきたよ~。おねえちゃん、いたよ~。いろーんなもんあったよ~」といわんばかり・・ひといき遊んで満足して・・トコトコよつばいで、少し離れて見守っていた酒井さんの元に帰っていくMちゃん。
安心してホールに出掛けて遊ぶ傍らには、大好きな酒井さん(担任ですが・・みつばちでは、お母さん??)の温かい眼差しがある。
大きなおうちで・・大きな家族のなかで育つみつばちっこですよ!
2018年8月14日
みつばちっこ
がっつり学童2回目は、保津峡下り&川あそびの2本立て!JR先頭にのって、亀岡駅まで出発!
船乗り場までの道々。小学校になった今も・・自然と縁石を歩きながら・・「運動会みたいやな~」と、Aちゃん!みつばちっこの運動会が身体にしみついてるね~
さあ!1時間50分の船旅に出発!船頭さんと、いっぱい楽しいおしゃべりをしたり、教えてもらったりしながら、大喜びの小学生さん!
この日は水が少なかったので、度々「川に手つけていいよ~!」と、言ってもらうたび、おおはしゃぎ!
しらさぎやクロサギ、川鵜・亀など、たくさんの生き物とも出会いました。女の子たちは、サギを見つけては「キレイやな~」と、Hちゃん。黒い川鵜が羽を大~きく広げて(羽を乾かしているそうな)とまっているのをみて「モデルさんみたいやな~」とYちゃん!
さあ!!急流にいくぞ~!正面前に座らせていただいて、迫力満点!!ザブーンと、水しぶきおおよろこび!!
流れが優しいところでは「自分で漕いで見たいひといるか~っ?」と、船頭さんの声。艪を持たせてもらって「重~い!!!」と、びっくり!水が少なかったので、これもまた、何箇所かでさせてもらいましたよ。
あ
だんだん慣れてきた男の子たち。最後は「おまえらだけで漕いで帰れ~」と、船頭さんの声におおはりきり!艪のすべりをよくするために、桶で川の水をすくってかけるのも、させてもらいましたよ!
嵐山へ到着!たのしかったね~
そして、嵐山から、紙屋川へ!涼しい川べりでほっこりお弁当を食べたあと、思い思いに遊ぶ!遊ぶ!
今度は川の奥へ奥へと、進め!進め!
途中、深~い飛び込める場所をみつけたよ!!
もう止まらないっ!終わらないっ!大はしゃぎでそれはそれは、何度も何度も飛び込んでは「おっもしれ~!!」「もういっか~いっ!!」
いーっぱい遊んで・・戻ってきました。ほっこり休憩していると・・Mちゃんが・・なにやら楽しい事を発見した様子!
「丸ちゃ~ん!見て見てっ。石でこんな色でるで~」最初は手にしていたのですが・・・気がつくと・・顔に!!
その様子に何々??の、Nくん。後ろでは、さっそくまねっこのAちゃん。
それぞれ、お気に入りの石をみつけてこすりあわせては・・・出る色や濃さが違う!「これはどんな色?」「自由研究にしよ~」「石、持って帰るわ~」などなど・・・。またまた・・終わらないっ!とにかく、今度はすわりこんで長~いこと、あれこれの石をこすっては、みんな夢中!発見はおもしろいっ!
そして・・・こ~んなんも!
あ
あ
あ
朝から夕方まで、1日中た~っぷり遊んだ、小学生さんでした。それぞれの学校のお話もあれこれ。毎日のこともあれこれ。ちょっと、そっときいてほしいことも、ほっこりお話してくれたり・・。
この笑顔が生き生きと守られる教育・福祉・社会を!!!
2018年8月13日
みつばちっこ
お楽しみのがっつり学童!この日は質志鍾乳洞へ。
まずは、つくなり川遊び!やっぱりそうよね~。カニいるかな~?
いっぱ~いカニみつけたよ~!
大きいカニは、ここにいれよう~!50匹ほども見つけたよ~!
カエルもいたで~!
「見て見て~!こんな不思議なもん見つけたっ。きれ~い!自然の宝物やな~」と、Rちゃん!
ほっこり、木陰でお弁当・鳥のさえずりが気持ちいい~
さあ!ここからは登って登って、鍾乳洞へいくぞ~!さすが小学生さん!早いな~!ワタシがついていけない・・・
さあ、鍾乳洞に入る前に・・その伝説と注意書きをみんなで読もう。私が読もうとすると・・中学年のRちゃん・Uくんが「読もうか?」と、ふたりで声を合わせて、読んでくれました。
2人の息のあった事!&難しい漢字もしっかりと読んで、低学年にも分かるようにはっきりと読んでくれる!すごいな~!大きくなったな~! 真剣に聞き入る低学年さんたちでしたよ。
さあ!いよいよ入るで~!中の温度計は1度!!つめた~いっ!
あ
ここから、急階段はしごを下ってどんどん鍾乳洞の下へ!!ちょっとドキドキ!勇気あるぞ~!
上からは自然の水しずくがポタリ・ポタリ!「あっ!幸せになれる水かもしれん!」と、女の子たち!
鍾乳洞の冒険は大成功!このあと、又、川で遊ぶ!遊ぶ!
UくんとRちゃんが、なにやら・・・作っているよ。
本線の川の横に、もう1本の川のながれを作っていたのでした。岩をよけ、流れを良くして川の通り道をつなげてつくり・・・
みんなもやってきて、一緒に!こ~んな長い新しい川ができましたよ。「名前をつけよう!」と、またまた、RちゃんYくんが相談中。そして・・「決まったで~!みあけ川!!み・んな、あ・んぜん、き・れい、の ”み・あ・け・川~!!”」
大人では考えられへんな~!素敵な名前!
みあけ川に、カニをにがしてあげよう!だって、みんな、あんぜん、きれい!!やし~!ここが一番いいやろっ!」と、みんな!
帰るのが夕方すぎちゃうくらい、た~っぷり遊んであそんでの1日!楽しかったね~!
久しぶりに会った仲間・学年の違う仲間も、一緒に、ごく自然に遊んで遊んで&小学校ならではの遊び方や工夫が随所に見られる!さすがやな~。大きくなったな~。と、みつばちっこ小学生ですね!
追伸・・・
保育園のクラスに入ってほっこりすごす「ほっこり学童」も、たくさんのお友達が毎日遊びに来てくれていますよ。うれしいな~。
「給食室に入るわ~!」と、Naくん・Noくん。「家でつくるのは1年に2回くらい~!」「おれは1年5回くらい~!」なんて、笑いあいながら、なれた包丁の手つきでお手伝い!
もう一個追伸・・・
桂徳児童館の小学生さん「ケンダマーズ」のみんなが、けん玉ダンスを披露しに来てくれました!
みつばちっこOBもいたよ。他のお友達も、みんなみんな一生懸命!思わず、応援するみつばち先生たちも息をのんで応援!みつばちっこも見入っていましたよ!!
2018年8月12日
みつばちっこ
朝、西山に早出発のタイヤとびがんばり中チームのもみのきさん。タイヤ貸切りで、存分に挑戦中。何回も繰り返す中で、だんだん、おしりがするっとぬけてきた!「いいぞ~!そんな感じ~!!」
この間からがんばっていたHちゃんも・・・
見て見て~!!とうとう跳べるようになった~!うれしくって!うれしくって!のHちゃん!その揚々とした姿と、本当に今まで毎日丁寧に積み重ねてきた自信をみて・・
”どう?ちょっと次のことに挑戦してみる?なんか、いけそうよ!”と馬跳びに誘ってみました。「うん!するっ!」とHちゃん。そして、この姿!!やったね~!おめでとう~!
その姿に、他のお友達もやってきました!Sちゃん。真剣な姿で挑戦!・・・
何回も繰り返し、手直ししながら挑戦していく中で・・・「跳べたっ~!!」
タイヤを練習していたMちゃんも、ならびだした!うしろで「M!がんばれ~!」と、応援中のHちゃん・Aちゃん。自分たちがやり遂げた喜びはお友達へと!
最初は、なかなか両足が同時に前へ跳んでくるのに、苦労していたのですが・・・伝えたことを、本当に丁寧に理解し・・何よりも跳びたい意欲・思いが、身体を動かす!そして・・・
とうとう、この日!とべた~!!!やった~!これには、私たちも思わずびっくり!「意欲は発達を導く!」まさに、そんなMちゃんの姿です!
長縄編みで苦労しておもいっきりぶつかり向き合ったYくん。そして、切り替えてやり遂げた経験を経て、本当にひとつひとつ、しなやかにまっすぐに、日々を営みだしているYくんの成長には心が揺り動かされます。
今まで、丁寧に丁寧に・・本当にじっくりと楽しみながら跳んできたタイヤとび!この日、跳び箱も出してみました。うれしくってうれしくって、でも高揚することなく、そのうれしさをしなやかに吸収しながらのYくんの姿!
もみのきさんのひとりひとり、それぞれが、楽しみながらも丁寧に自分と向き合うことをはじめながらの、運動会への取り組みがはじまりだしましたよ。
この日、丸太わたりも出しました。この高さは去年のポプラで経験中。まずは、これも楽しみながら&さらに丁寧にわたれるように。
気持ちいいな~!ジャ~ンプ!!
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2018年8月11日
みつばちっこ
しいのみさんも、松尾谷で川あそび!担任のみづきちゃんと、一緒にザブ~ン!
緑の木陰の川の中を、ほっこり「川さんぽ」
ちょっと深くなってきたよ~。しっかり足元を見て・・みんな、すごいな~!
大隈くんに一緒に持ってもらって、ぷか~っと浮かんでおもしろ~い!こんなん大~好きやね~。Sくん!!
どのしいのみさんも、うれしいな~!水遊び大好き!
こどもたちの身体と心の発達を存分にうながす、夏の遊びの経験です。
おもしろそうな水の流れに・・やっぱり、こんなんしてみたくなるよね!!
頭ごと、ジブンたちで、ザブ~ン!
あ
あ
そして・・こんなんもしてみたくなるよね!
あ
同じ日に一緒だった2歳児どんぐりさんの様子を見ていて・・まねっこでAくん、Kちゃんがこんなんしだしたよ!
その様子に・・Mちゃん、Sちゃんも・・
その様子に・・Nくん、Sくんも・・・
そんなこんなで、どんどんお友達がやってくる!楽しい遊びや経験は、場所だけでなく、そこで一緒にかかわる人との中でさらにふくらむ!!
まだまだ、しいのみさんの「夏」は続きます!楽しいな~!
追伸・・・
お外でいっぱい遊んだり・・
こうして、じっくりとうもろこしの皮を手指を一生懸命使ってむいたり・・
たまねぎの皮をもくもくとめくったり・・・
おもいっきり遊びきる力は、物事を考える力、集中していく力の源。まさに、その原点のしいのみさん。この、まっさらな姿がすばらしい。
最近では、さまざまな情報ツールがある分、どんどん無駄なものや混乱するものが入りがちです。こどもの実体験にあわない「架空体験」を重ねてしまうと、いくら自然の中で身をおいて存分に遊んだり仲間と関わっても、それらは、こどもの脳にしなやかに刻み込まれません。
テレビやDVDだけでなく、最近では携帯やパソコンからの情報(youtyubuやさまざまなアプリ等)までこどもたちが見て、知らず知らず脳に刻んでいく時代です。それらが幼い脳に刻まれた状態で、「人の気持ちが分かる子になってほしい」「まわりのことをよく見て考えて行動できる子になってほしい」「思ったことは言葉で伝えてほしい」「仲間と関わりながら育ってほしい」などと、大人が願うのは、子ども達にとって、とても酷な話だと思います。
もし、わが子にそういう願いがあるのなら、子ども自身が、人間らしい営みと別世界の営みの狭間で苦しまないように、大人たちはわが子に対して「人間らしい」あたりまえの営みをしっかりと積み重ねていかねばなりません。
人間は、生身の人と人との間で生きた「言葉」を聴き、使い、生身の人間の心の喜びやゆれや傷みを眼の前で感じながら、それを吸収し、知り、考え、実感し・・その中で、生身の人にたくさんたくさん、時間をゆっくりとかけてかかわってもらいながら・・・人として学び、成長していく生き物です。
この人間らしい土台を揺らがない確かなものにしてから、今の時代にあったさまざまな出会いをしていっても決して遅くありませんよ。
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