2013年10月27日
つくる会 カエルの豆太
2013年10月27日、秋晴れの中、恒例のどんといけ祭りが梅小路公園で開催されました。
今回は、お父ちゃん部、こづち部とともに『カエルの豆太実行委員会』でもブースをとり、
来年1月12日に行う、『カエルの豆太』の上演にむけての告知と資金作りのため
参加してきました。
途中、予定外でしたが、ステージの枠が一つ空いたから・・・とお誘いを受け、
山田Tがつくる会と豆太の告知に舞台に立つことになったり、
チャンスをたくさんもらえました。
豆太チームは「安倍川餅」と「磯辺餅」販売!!
お父ちゃん部は名物焼きそば!!
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つくる会の説明をしながら、豆太のお話を聞いてくれる方もいっらっしゃったり、
個人賛同の協力をしてくれた方もいらっしゃり・・・
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豆太チームは朝早くから、お餅の準備。
貴重な時間を割いてお手伝いに来てくださった保護者の方も・・・
初めての試みで、どうなるのかなぁと思っていましたが、
素晴らしいチームワーク?で、笑い声あふれる中、作業は進みました。
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まだまだ続く資金作り。
子どもたちに「豆太を見せたい!」「大人同士も深く育ち合いたい!」
いろんな想いを巡らせながら、活動を続けていきます。
もっともっと、たくさんの人たちと輪を繋げて、一緒に楽しめるイベントになりますように。
2013年10月8日
みつばちっこ
遅くなってしまいましたが・・・無認可時代から今までみつばちに関わって下さった方にお知らせしなければならない事があります。
先日の台風18号の翌日、運動会の6日前の事です。
京都の被害や影響も大きかったので、西山へむかう道々が心配で、こどもたちが山に行っても大丈夫か一足先に西山へ行った日の早朝。
目の前に・・・いつも私たちを空高く枝葉を広げながら迎えてくれる「桑の木」が、信じられない姿で、ひっそりとした園庭に倒れこんでいたのでした。
私がみつばちに来た頃、まだ背丈ほどだったこの“桑の木”
前園長(現理事長)の野上先生が「いつか木陰ができたらいいなと思ってね」と、この木の前でやさしく語ってくださったことが忘れられません。その、まっすぐひたむきな「子どもたちに対しての想い、社会に対しての願い」をひとつひとつ感じながら、確かにみつばちの歴史と共に歩み根を張り・・・西山の地が誕生してから32年。この様な姿に生きてきた桑の木でした。
みつばちの植栽や、この桑の手入れをずっと大切にしてくださっていた日日庵の白石さんにすぐ来てもらい、野上理事長にも来てもらい・・・この木の条件や状態、等、本当に本当にさまざまな検討をした上で・・・「この木は今までのみつばちを作ってきた中で育ってきた木。これからは、今、これからのみつばちに関わる人たちが力を合わせて、新たなみつばちを生み出しつくっていったらいい・・・etc・・・」という、理事長の、意思をこめた大きな決断もあり、あわせて、運動会まであと5日しかないという時で、作業的な事を考えるとすぐに決断して明日からの作業に入らなければ間に合わない状態であり・・・一旦、苦渋の・・・でも、前に向くための決断を、台風の翌日にしたのでした。
こどもたちが山にやってきて「大変やー!桑の木、たおれてしまってる!」「どうする??」年長のKくんは「Hと一緒に一番上まで登る約束してたのに!!切らんといて!」と・・・。
そんな様子を見つめ、ただただながめては涙しながらも、その日が終わったのでした。 倒れたままで、みつばちっこの運動会の練習を見守ってくれた一日でした。
そして、桑の木とお別れしなければいけない朝をむかえ・・・その日も早朝の静かな朝、眺めていると・・・その昨晩もずっとずっと考えながら・・・・やっぱり、心が晴れない。
だって・・・この桑の木は、今まで、何百人のみつばちっこと遊んだことか!うれしいときや元気いっぱいな時だけではなく、ちょっぴり寂しいみつばちっこのお話もいっぱい聞いてくれていたよね。枝葉をまるで、こどもたちの心を包み込むように広げて、いつも、そこから見ていてくれたよね。
*ちゃんの姿、*くんの姿・・・この木の下で、上で、周りで、あんなこと、こんなこと、次々姿がうかぶ。い~っぱいい~っぱいあった!
そして、こどもだけでなく、私たち職員と子どもたちとの営み、保育を、いつもいつも見ていてくれたよね。時には、本当に保育で支えてくれた!!この木で保育が見えたこともあった!!「ほら!こどもたちはこう言ってるよ!!」と教えられる事もあった。こどもたちと同様、時に保育のあわただしさや悩みを抱えたときに、ふっと眺めていると・・・やさしく風に吹かれたり、緑の木漏れ日をくれたり、冬のむき出した力強い幹をみせてくれたり・・・そっと我をとりもどす心根を支えてくれた。
そんな命ある木なのです。
・・・・去年の秋の姿・・・
「やっぱり、どんな形であれ残したい。次の未来も含めて!!」と考えていたとき・・・白石さんも、トラックに長い支柱を積んで到着。実は・・・昨夜の後、もう一度「桑の木」についていろいろ調べてくださったそう。そんな中、樹齢100年以上の天然記念物の「桑の木」があったとの事。さすがに100年とまではいかないが、昨日、この西山の桑の木の寿命はそう長くはないと言ったことは撤回する。と!(この桑の木の今までの歩みと生命力も含め!!)
そして・・・ここまで一緒に全身全霊で子どもたちと生きてくれたこの「桑の木」を一部、残すことにしたのです。確かに、自然な姿でないかもしれない。ここまで無理をさせてしまうかもしれない。でも・・・・この倒れ方も、又、この木の心根そのもので、途中でばっさり折れず、根からじわじわと・・・しかも、まるで「これなら大丈夫」とでもいうように、キウイ棚や園庭側には倒れることなく、自分の身体を雨風と戦わせながら、その道筋を選んだかのよう。
そんな桑の木だから、きっと、ゆるしてくれるよね。最後まで歩んでくれるよね。2本の大きな幹のうち、1本はクレーンで上げて支柱で支えることに。もう1本の幹は上げられないことはないそうだけど、あえて、倒れたまま自然な姿で置いておく事にしました。この桑の木の生き様は、まさに「みつばちの保育」の根源だと思うからです。
・・・その後、みつばちっこに見守られながら・・・こんな風に新たな姿となりました。・・・
倒れたもう1本の幹で遊ぶ子どもたち。新たな姿に又、今までと違うあそびっぷりが生まれます!
でも・・・これは・・・この桑の木が命を懸けて繋いでくれたもの。
私たちは、ただ歴史に甘んじることなく、この命の重みをしっかりと胸にきざみながら、さらなる未来を創っていかねばならないのです。皆で手を取り合って・・・この生きづらい時代だからこそ・・・その意味を、みつばちに出会ったみんな、関わっているみんなで、自分たちの事として考え生み出していかねばと思うのです。
今の私たちが、未来の子どもたちに願い手渡していける事!いかねばならない事!・・・そんな平和な未来と夢と願いをもって!!
こどもたちの笑顔は未来の輝きなのです!!
「桑の木を切らんといて!」と懇願したKくん。新たな姿になった桑の木の一番てっぺんに登って・・・「まるちゃ~ん!ここまで登ったで~!!!」
この笑顔を、どの子にも、いつまでも!!!遊べ!遊べ!みつばちっこ!!
・・・翌週の「もっと西山の日」の光景・・・こどもたちだけでなく、たくさんのお父さん、お母さんが、この木と語りあってくれましたよ!
みつばちっこ
久々のブログアップでスミマセン~。
先日、年長担任がアップしてくれていたように、秋空の中、たくさんの温かいまなざしにかこまれて、みつばちっこたちは運動会を終えました。
一人ひとりが自分らしく、そして輝きながら、楽しみながら輝いた運動会でした!
当日の姿はもちろんですが・・・みつばちっこにとっては、運動会までの日々、そして運動会を終えての毎日、そのものが「歩み!」の毎日です。
全クラスの写真がなくてゴメンナサイですが・・報告もかねて、運動会1週間前の子どもたちの姿!!
2013年10月1日
つくる会 カエルの豆太
9月29日(日)もっと西山の日が行われました。
心地よいお天気!大勢の参加者。そして、何よりも、大人も子どもも、何かの目的に向かって、”なにかせねばならぬ!” そんな気負いであったり、時間やルールに縛られることなく、日頃、社会の中にある ”生きづらさや” ”しんどさ”を忘れ、自然な流れに身をゆだね、目の前の子どもたちや、その瞬間瞬間を五感で深く感じれる日だったのではないでしょうか?!
子どもたちが呼ぶ ”お山の保育園” 西山は、私達の ” 砦 ” なんだ!そんな気持ちが込み上げると同時に、大人にとっても、子どもにとっても ”苦しみ”を抱える毎日はどれだけ辛い事でしょうか・・。決して、単純な言葉では言い尽くせない事ですが ”共に”しあえたら!そして、色んな背景も、様々に、それぞれに重なり合あえれば!そこから、希望を!未来を!つくりだせると信じて・・・・・新しい歩みの一歩を!
* みつばち保育園は、1977年京都の中心部、中京区で民家を改築し、京都市中間里親認可を受け開園しました。その後、街中の小さなプレハブ園舎移転、保護者会の要望をうけ、三歳~就学前児を無認可にて併設。24年間「子どもらに緑と土と太陽を」を合言葉に、園バスを使って市内中の自然を庭にし、保育を進めてきました。
また、その間の運動の1つとして、1981年、今から32年前になりますが、無認可みつばち保育園当時、『最悪の環境から、最高の環境に子どもを連れ出そう!』を合言葉に、職員・保護者・OBが立ち上がり『自然豊かな園庭を!』と、多くの方々の支援を受け西京区西山高原の頂上に園庭を購入しました。
今なお、信号機も無く、途切れる事の無いお空は、四季折々の色に染まり、そこでの過ごしは、都会を離れた子どもたちにとって、安心していつまでも遊びほうけ、自分達の生活を思う存分に営む!幼児時期の彼達にとって、仲間と大きく関わり、育ち合う!そんな日々の砦となっています。
2014年1月12日(日)群馬中芸さんによる ”カエルの豆太”が上演決定致しました。
昨年は、人は本来、人と人との関わりの中で育つ。その輪はどうあるべきか?!と、子どもに関わる全ての大人達に問いながら、歌・劇“わらしベ王子”を、職員・保護者と共に行いました。
そして今年度も、自分達の “みつばち保育園”を拠点に、
〜どの子も幸せな毎日を!すべての大人で紡ぎ合う!〜と掲げ、皆でどう実現して行くか?様々な大人達と討議を進めてきました。そして、劇団群馬中芸さんをお呼びして 紙芝居劇“カエルの豆太”を上演する事に決定しました。
このお話に拘ったのは、子どもたちにとっても大人にとっても、劇の1つ1つを自分達に重ね、これからの生き方に取り入れて欲しい!そんな、願い共に、より多くの大人達と共に “平和な社会”を、いくつもいくつも「織りなす錦のように」に紡ぎ合って行きたい、そんなきっかけになればと考えています。