冬の西山!!

下の保育園が冷え込むな~って日は、お山の保育園のこどもたちが帰ってくると「雪降ってたで~!」と、うれしそうに報告してくれる日がありますよ!冬の西山ならではの遊びがいっぱい!

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こーんな分厚い氷が見つけられるのも、西山ならでは!「見て見て~!すごいのみつけたで~」

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雪合戦や!!それ~っ!!

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西山の冬支度

最近のみつばちっこは秋いっぱい!紅葉の中を遊びにいって、真っ赤に色づいた葉っぱをお土産に持って帰ってきてくれたり、おいしいおいしい柿をとってきては、干し柿にしたりと、秋をいっぱい楽しんでいます。写真がなくてスミマセンね。また、後日アップしますね。

 

西山からは、ただいま~と帰ってきたこどもたちが「まるちゃん!おみやげ!」と、まだホクホクあったかさが残る焼き芋を持って帰ってきてくれることもありますよ。西山は、今年も寒さが厳しくなりそう。冬支度の準備も始まっています。たきぎとりは、火をおこすための大切なお仕事。

 

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追伸・・・昨日はもみの木(5歳児)さんの保護者のみなさんが企画してくださった「お泊り交流会」でした。毎年、恒例になってきたこの交流会。私たち職員有志も御呼ばれして、こどもたちが寝静まる頃に合流。普段、懇談会などもあるけれど、この「お泊り交流」のときは時間を気にすることなくた~っぷりそれぞれがおしゃべり。リラックスしながら、でも時にしっかり本音を出し合って語り合う。とっても大切なひと時です。

 

昨日は、私たちが合流すると、ほっこりお布団と毛布をひざにかけながらお話できるセッテイング済み! Iくんのお父さんが釣ってきてくれた新鮮なお刺身もいただきながら、おしゃべり。こどものこと。自分の事。夫婦のこと。保育園のこと。・・・話すうちにだんだん、いろんなお話いっぱいになってきました。  時計も見ずの時間。気がついたら、4時「毎年ちょ~どひといきついたらこのくらいの時間やな~」と。

お母さんたちが「おやすみなさい~」と、見送ってくれました。帰り道、空をみあげると綺麗な星空、オリオン座が瞬く。毎年、この空を見上げるのが大好きです。

 

休み前の金曜日の夜は、保護者会の学習会担当のお母さんたちが企画してくださった「“アリサ”をみんなで見て語る会」がありました。

日々、忙しい中、こどもたちを囲んでこんなさまざまな場を作ってくださる仲間たちに、本当に感謝です!!

このなにげないひとつひとつのささやかな時間が、きっと、いつか、大きな大きな糧になっていくことでしょう!

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歴史と未来を繋ぐ・・・桑の木

 

 

遅くなってしまいましたが・・・無認可時代から今までみつばちに関わって下さった方にお知らせしなければならない事があります。

先日の台風18号の翌日、運動会の6日前の事です。

京都の被害や影響も大きかったので、西山へむかう道々が心配で、こどもたちが山に行っても大丈夫か一足先に西山へ行った日の早朝。

目の前に・・・いつも私たちを空高く枝葉を広げながら迎えてくれる「桑の木」が、信じられない姿で、ひっそりとした園庭に倒れこんでいたのでした。

 

 

私がみつばちに来た頃、まだ背丈ほどだったこの“桑の木”

前園長(現理事長)の野上先生が「いつか木陰ができたらいいなと思ってね」と、この木の前でやさしく語ってくださったことが忘れられません。その、まっすぐひたむきな「子どもたちに対しての想い、社会に対しての願い」をひとつひとつ感じながら、確かにみつばちの歴史と共に歩み根を張り・・・西山の地が誕生してから32年。この様な姿に生きてきた桑の木でした。

 

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みつばちの植栽や、この桑の手入れをずっと大切にしてくださっていた日日庵の白石さんにすぐ来てもらい、野上理事長にも来てもらい・・・この木の条件や状態、等、本当に本当にさまざまな検討をした上で・・・「この木は今までのみつばちを作ってきた中で育ってきた木。これからは、今、これからのみつばちに関わる人たちが力を合わせて、新たなみつばちを生み出しつくっていったらいい・・・etc・・・」という、理事長の、意思をこめた大きな決断もあり、あわせて、運動会まであと5日しかないという時で、作業的な事を考えるとすぐに決断して明日からの作業に入らなければ間に合わない状態であり・・・一旦、苦渋の・・・でも、前に向くための決断を、台風の翌日にしたのでした。

 

こどもたちが山にやってきて「大変やー!桑の木、たおれてしまってる!」「どうする??」年長のKくんは「Hと一緒に一番上まで登る約束してたのに!!切らんといて!」と・・・。

 

そんな様子を見つめ、ただただながめては涙しながらも、その日が終わったのでした。   倒れたままで、みつばちっこの運動会の練習を見守ってくれた一日でした。

 

 

 

 

そして、桑の木とお別れしなければいけない朝をむかえ・・・その日も早朝の静かな朝、眺めていると・・・その昨晩もずっとずっと考えながら・・・・やっぱり、心が晴れない。

だって・・・この桑の木は、今まで、何百人のみつばちっこと遊んだことか!うれしいときや元気いっぱいな時だけではなく、ちょっぴり寂しいみつばちっこのお話もいっぱい聞いてくれていたよね。枝葉をまるで、こどもたちの心を包み込むように広げて、いつも、そこから見ていてくれたよね。

*ちゃんの姿、*くんの姿・・・この木の下で、上で、周りで、あんなこと、こんなこと、次々姿がうかぶ。い~っぱいい~っぱいあった!

そして、こどもだけでなく、私たち職員と子どもたちとの営み、保育を、いつもいつも見ていてくれたよね。時には、本当に保育で支えてくれた!!この木で保育が見えたこともあった!!「ほら!こどもたちはこう言ってるよ!!」と教えられる事もあった。こどもたちと同様、時に保育のあわただしさや悩みを抱えたときに、ふっと眺めていると・・・やさしく風に吹かれたり、緑の木漏れ日をくれたり、冬のむき出した力強い幹をみせてくれたり・・・そっと我をとりもどす心根を支えてくれた。

 

そんな命ある木なのです。

 

 

・・・・去年の秋の姿・・・

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「やっぱり、どんな形であれ残したい。次の未来も含めて!!」と考えていたとき・・・白石さんも、トラックに長い支柱を積んで到着。実は・・・昨夜の後、もう一度「桑の木」についていろいろ調べてくださったそう。そんな中、樹齢100年以上の天然記念物の「桑の木」があったとの事。さすがに100年とまではいかないが、昨日、この西山の桑の木の寿命はそう長くはないと言ったことは撤回する。と!(この桑の木の今までの歩みと生命力も含め!!)

 

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そして・・・ここまで一緒に全身全霊で子どもたちと生きてくれたこの「桑の木」を一部、残すことにしたのです。確かに、自然な姿でないかもしれない。ここまで無理をさせてしまうかもしれない。でも・・・・この倒れ方も、又、この木の心根そのもので、途中でばっさり折れず、根からじわじわと・・・しかも、まるで「これなら大丈夫」とでもいうように、キウイ棚や園庭側には倒れることなく、自分の身体を雨風と戦わせながら、その道筋を選んだかのよう。

そんな桑の木だから、きっと、ゆるしてくれるよね。最後まで歩んでくれるよね。2本の大きな幹のうち、1本はクレーンで上げて支柱で支えることに。もう1本の幹は上げられないことはないそうだけど、あえて、倒れたまま自然な姿で置いておく事にしました。この桑の木の生き様は、まさに「みつばちの保育」の根源だと思うからです。

 

 

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・・・その後、みつばちっこに見守られながら・・・こんな風に新たな姿となりました。・・・

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倒れたもう1本の幹で遊ぶ子どもたち。新たな姿に又、今までと違うあそびっぷりが生まれます!

でも・・・これは・・・この桑の木が命を懸けて繋いでくれたもの。

私たちは、ただ歴史に甘んじることなく、この命の重みをしっかりと胸にきざみながら、さらなる未来を創っていかねばならないのです。皆で手を取り合って・・・この生きづらい時代だからこそ・・・その意味を、みつばちに出会ったみんな、関わっているみんなで、自分たちの事として考え生み出していかねばと思うのです。

今の私たちが、未来の子どもたちに願い手渡していける事!いかねばならない事!・・・そんな平和な未来と夢と願いをもって!!

こどもたちの笑顔は未来の輝きなのです!!

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「桑の木を切らんといて!」と懇願したKくん。新たな姿になった桑の木の一番てっぺんに登って・・・「まるちゃ~ん!ここまで登ったで~!!!」

この笑顔を、どの子にも、いつまでも!!!遊べ!遊べ!みつばちっこ!!

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・・・翌週の「もっと西山の日」の光景・・・こどもたちだけでなく、たくさんのお父さん、お母さんが、この木と語りあってくれましたよ!

 

 

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運動会へむかって・・・パートⅡ

今日の西山。しいのみさん(1歳児)がお山でのはじめて「運動会」遊びです。

春からの毎日の過ごしを基に、本園や北園舎での運動会遊びを積み重ね、いよいよ、青空の下で!!

のぼったり、すべったり、楽しいね~!!

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「お~い!!」こんな上まで登ったよ~!とSくん、うれしそう!上から眺めるはじめての景色!!

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切り株を「よいしょ!よいしょ!」と、よ~く考えては小さな手足を全身でしっかり使って、何度も繰り返し渡るKちゃん!すごいね~!

 

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切り株を渡った後は、続きの平板もだ~い好き!

 

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Kくん!頭からダイナミックに「シュ~ッ!!」こんな遊びも大好き!!

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かえでさん(3歳児)は、初めての「ロープのぼり」に挑戦!御室のがけっぷちや散歩先の山で、こんな風に登ってよーく遊んでいたのを、運動会に!と・・・。

最初に組み立てたのも、力強くどんどん登るかえでさん!なかなかたくましい姿でしたよ!!

なので・・・もっと、斜面を急に変えてみました。「いけるで~!!見といてや~!」と、さらに張り切るかえでさんたちでしたよ!!

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そして、ぽぷらさん(4歳児)。担任の浅本くんが何やら朝一番からたくさんの資材を運び込み、昼までかかって本格的に制作中!!(実は、保育士になる前のお仕事がこんなお仕事だったので!それぞれの得手を最大限に保育に生かす!!これもまた大事よね~)

先日からの通し練習で「もう一歩、意欲の膨らみが必要よね・・」と相談していたのですが、さてさて、今年のぽぷらさんの子どもたちの力と想いに答える、又、生み出し広がるものを、もうひと知恵!!!と、担任が考えに考えて・・・・さて、何ができるのかな?。

そんな様子を「浅もっちゃん、すご~い!!何つくってんの~?!!」「浅もっちゃん大工さんや~!!」と期待いっぱいとあこがれで見つめながら、時にお手伝いをしたりのぽぷらさんです。

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さあ~!できたぞ!お昼ごはんを食べたこどもたちから、できあがった遊具を使って、順に通しをしました!今までは竹のぼりだけだったのですが・・・今までより、安定感をもちながらもさらに青空に向かって高く登れるように・・・。そして、そこから垂直に立てた竹に渡り移ってすべり降りることをはじめて挑戦!!なかなか、素敵なぽぷらさんでしたよ!!

今日の姿を見ると、まだまだ運動会まで、次々に姿を生み出して行きそうです!

 

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運動会にむかって!!パートⅠ

今日の西山の朝の風景。もみのきさん(5歳児)とぽぷらさん(4歳児)が、お山でそれぞれ運動会にむけてがんばり中!!

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年長さんは「自分のがんばり時のものしよう!」と、それぞれが自由に練習!

跳び箱に向かっては飛んで「・・・10回!」「・・・11回!!」と、楽しみながらも、もっと、もっと!とさらなる自分みつけを楽しむかのように、「足、のびてきたで~!!」と、しなやかな表情で挑戦するKくん!

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ぽぷらさんは、ひとりひとり、お名前を呼んでの「通し」

今年のぽぷらさん。“丸太だけ“”高台とびだけ”や、”単発的に自由にやってみよう”という時は、なかなか素敵な姿。しかし、みんなの前での「自分」と向き合う「通し練習」では、心が引けてしまったり、あきらめてしまったり、誰かにどうにか助けてほしいと、担任の顔を何度も見ては集中せず丸太から下りたり・・・の姿があったり、それなりにこなしておしまい、という姿が全体に課題として見えてきます。4歳児としての「意欲」の”膨らみ・豊かさ”を、もっともっと重ねて生み出していきたい。

そんな時、子どもたちに育まれている土台を根底に、強い要求をすることもあります。

 

 

そんな中、先日の通しで「誰も助けられへんで!いっぱい失敗してもいいけど、Uは最初からあきらめてるよ!ひとりで渡るよ!涙とめてがんばれ!」と担任と向き合い、涙しながら何度も何度もがんばったUくん。その後みんながしている間に、そ~っと「秘密練習??」をして、気持ちを奮い立たせたり、日常の生活も受身にならないようなやりとりを重ねながらがんばった先日があったのですが・・・

今日の通しの出番前「この前、がんばってたもんな~。なかなかよかったで!」の私の声に「うん!!」とすっきり笑顔で答えてくれたUくん。名前を呼ぶと「はいっ!!!」と大きな声と共に力強く走り、丸太渡りも、しっかり自らの瞳で何度も挑戦しやりとげたのでした!!

 

 

そして・・・・今日のTくん。本当はいつも渡れる丸太に自分で足がかけられない今日。長い時間が経ち「Tは、今日、自分で渡るんだよ!」要求され、自分と向き合う機会。そんな中・・・ずっと台の上で座り込んでいたTくんでしたが・・・この前がんばったUくんが横で渡りだしたのを見て・・自分で立ち上がり渡りだしたのです。

そして・・・・この姿!

まだ生まれだしたばかりの姿ですが、大きな大きな経験の一歩でした。

 

この後、午後から私は一足先に山を下りたのですが・・・・「Tがやり遂げましたよ!!!」と担任からうれしい報告!

お昼寝のあと、今一度自分ととことんまで向き合う機会があり、最後の最後で、とうとう自らで決断して、1回でスカッと力強く渡り切ったそうですよ!そして、その姿をぽぷらやもみのきの仲間や先生たちみんなに見てもらったそうです!!!

 

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みつばちの運動会は、幼児になると、ひとりずつ、皆に見守られながら名前を呼んでもらってします。(みんなでする種目もありますが)

“どんな状況においても、今の自分が見据えるべきことをまっすぐすっきり受け止め、挑戦したり知恵をだしたり、考えたり、気持ちを立て直したり、又、喜びを大きく感じたり、自分への大きな自身、確信へと・・・自らの生きる力へと育んでいく”

長い人生の中で、これからそんな経験をいっぱいしていくであろう。そんな経験の「生まれて初めての一歩」のスタートとなっていきます。

 

「できるできないではないよ。何よりもその過程の経験が大事」と、よくお話するのですが、こんな瞬間を見つめるとまさにその営みを感じる日々です!

 

こんな日々の子ども達の営みを見つめながら、保護者のみなさんも担任といろいろ話しをしたり、時には我が子との関係や、親として今、我が子に何が大切なのか?又、必要でないのか?を振り返る機会になったりと・・・。担任も又、自分たちの保育を振り返ったり向き合ったり・・・。

子どもだけでなく、大人にとっても大きな大きな一歩になる営みです!

 

 

 

 

 

 

 

 

年長のUちゃん。保育参加(うちの保育園はいつでも保育参加OK)のお母さんに見てもらってうれしいね。こんな風に、わが子の姿はもちろんですが、

uちゃんのお母さん、たくさんのみつばちっこたちの姿を、温かく心動く瞳で見つめて声をかけてくださっていました。こんな風に、たくさんのお父さんお母さんのまなざしの中で日々育つみつばちっこですよ。

 

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追伸・・・年長さんの「がんばり豆」  誇らしいでしょ!! 真っ赤にむけて痛いけど「バンドエイドはって~!」と、毎日、いろんなもみのきさんが誇らしげにやってきます。もう、何度もむけては皮が張りこんな風にかた~くなってる手のひらも!!$RJLTMH4$RSYLIH1

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