年長合宿3日目!「年長リズムにコマ回しの出会い!&晩ごはん作り」・・・パートⅡ
2018年12月20日
3日目の続きですよ。
まずは、ご飯を炊きます。これは予定どおり、グループに分かれて。水加減や火加減も、透明鍋をみながらワクワク!
あ
水加減はどうかな~?お友達と相談。うまく一致するチームと「もっと入れんと~!」「入れたらアカンって~」なーんて、ありながらのチームも。これもいいぞ!いいぞ!だんだん折り合いをつけながら、ちゃんと解決していましたよ。
あ
プクプクいうてきたで~!!!
あ
あ
どうかな~?火加減に注意しながらのぞくよ!
「あっ!お米が動いたっ~!!」
あ
あ
あ
あ
ご飯が炊けたあとは、それぞれ自由にお仕事を選びながら。
初日や2日目はこんな合間の時間がなかなか成立しにくかったもみのきさん。(普段、単発では出来ているものの、重ねていくとその弱さがうきぼりになることも)今、仲間とどんな生活をしているか、という事からスルリと抜けてちぐはくな行動になってしまったり、自分本位になってしまったり、別に~とゆるやかに避けてみて楽なほうへといくお友達も中にはいましたが、集団としての力が仲間を包む。
そして、無駄なもののない中で、人との営みを言葉でしっかり交わし、感じあい、見つめあい、考えあう心地よさをどんどん吸収して重ねていくこどもたちの姿がひしひしと伝わってきました。
自律・自立の上で、本当の意味での自由な暮らし。自らが尊重される、尊い暮らしの営み。そんな喜びの中でどんどん変化していきだしたもみのきさん。
そして、火を囲む。という事は仲間と心を穏やかにかさねていくこと。これも、本当の意味で体感したことでしょう。
おいしいご飯ができたよ~!
ご飯のあとの、ほっこり時間。自然とお片づけをはじまって・・終わって・・自然とゆったり遊びがはじまるひととき。確かに、人とかかわりあいながらの楽しくて豊かな時間が流れています。
遅出の先生たちも次々やってきてくれて、一緒にご飯をたべたり、こま回しに夢中になったり!はるかちゃんと一緒に、楽しいな~!
大人も本気!楽しくって!!
あ
絵を描いたり、こまをまわしたり、あやとりをしたり、思い思いにすごすひととき。
あ
1日1日、重ねていくしかない仲間との暮らし。楽しいこともあるけれど、向き合わなければいけないこともいっぱい。小さな精一杯の自制心を重ね、自分と向き合い仲間とすごしながら・・・おうちに帰りたくなって2日間夜が近づくと大泣きしたYくん。いつも強さで虚勢を張ってしまうYくんが、仲間に初めて見せた弱さと本音でした。仲間はそれをすべて受け止めてくれ、あれこれそっと、相談しながら「Y、大丈夫やで。一緒に寝てあげるっ」と、まわりを布団で囲んで寝てくれました。
この姿のときも、そっと見守りながら誰ひとりあれこれいう子はいず、Yくんのご飯をそっと用意してくれ、しばらくして、ちゃんと自分で立ち直ったYくんにごく普通に接する・・そして、又楽しく笑顔で話し出すYくんでしたよ。
どの子も、本当に刻々と変化を見せだしてきた3日目。特に、普段、なかなか自分の生活が見えにくいな~。というハンデを持っているMくん。Rnくん・Riくん。が、この無駄なもののない中で本当にすっきり自分の行動すべきことが見え、それを実現できること、自分が尊重されることがうれしくって、本当に燐と自立した揚々とした姿を見せてくれ、私たちも本当にこの大きな成長に驚きと感激、学ぶことがいっぱいでした!
Aちゃんのご飯中のおしゃべりでこんなことが・・・「Mは、お母さんのときはすぐ泣いてはるのに、合宿のときは全然泣かんと、元気に笑ってはるな~!自分のことも全部できはるで~」と!お洋服や複雑な荷物の用意も全く担任がそばについていなくても、仲間の自然で的確なサポートと自分の力で、全部こなしていました。
1日1日が重なっていく・・・・。深い営みです。