桑の木の想い…命
2017年11月23日
久しぶりのブログアップですみません。
皆様に大切なご報告があります。4年前、台風で倒れた西山の桑の木。
そこからの新たな営みは、このブログでも随時紹介させてもらっていました。
みつばちっこと沢山の時間を共にしてくれている桑の木に、また、厳しい出来事が起こりました。
10月下旬。京都にまた激しい台風21号がやってきた日。特に激しい暴風・・・。
安全面を考慮し、こどもたちはしばらく西山にいくのを中止し、私が翌日確認しにいくと・・・
西山へ登る道々も大木が倒れていたり、今までにない被害が・・。そして、心配しながら西山園庭に到着すると・・。
悲しいことに・・ふんばってふんばってがんばったであろう桑の木が大きく倒れこんでいました・・・。
根がうきでた様は、その間の痛みを物語っているようで・・・。急いで、日日庵の白石さんに連絡をし、今後の相談をさせていただきました。なんとかして・・・この場で生きていてほしい。
白石さんの想いも同じでした。そして出来うる限りのことをつくしていただき・・あとは、この桑の木の想いをうけながら、最善の方法を・・・。と・・・。
相当の根の痛み具合を考えると、元のように起こし上げるのは不可能。いたわりながらいたわりながら、土壌を整え、支えをし、その他の手入れをしてきださいました。しばらくは、負担のかからないように、そっとしておかなくてはなりません。
桑の木が倒れたことをみつばちっこに伝えると・・・「また、直るの??おれ、また桑の木に登るんやもん!!大丈夫なん??」と、年長のSくん。他のこどもたちも、私が山に様子を見に行ったことを知っていたので「どうやった?」とやってくる。伝えるには胸の痛い思いでした。自然の厳しさも伝えていかねばならない・・・。
そうして、1週間後、安全が確認できて子ども達が久しぶりに西山へあがり・・・桑の木と出会いました。
私が遅れて山へ上がると、走りよってきた年長の女の子たち・・・「丸ちゃん~!あんな、桑の木にな、みーんなで歌うたってあげてん。ほんまにな、Aたちが「木に聞く」の歌、歌ったらな、風がひゅう~って吹いて、そうしたらな、葉っぱがサラサラ~て揺れてん~!元気になるかな~?」と、Aちゃんが、思いのたけを一生懸命熱く語ってくれました。
ほかの子ども達もやってきて・・・。それぞれの思いをいっぱい語ってくれました。
その後も・・毎回山へいくたび・・・こんな様子。
桑の木のまわりは、元気になるまで、そっとしておいてあげてね。と、こどもたちには伝えてあります。これは・・・土壌改良した根っこのまわりにそーっと近づいて・・何やら・・・。見に行くと・・・どんぐりを埋めてあげている女の子たち。男の子たちは「これも喜ばはるとおもうで!」と、そーっと、桑の木に近づいてススキを飾って・・そっと離れる姿。
お昼ごはんを食べながら、桑の木を前に・・Iちゃん、Kくんの2人。
子ども達に見守られながら・・・ゆっくりゆっくり元気になってと願う。いつもは私達が見守ってもらっていたものね・・・。
♪木に聞く♪
おおきな おおきな、すばらしい木に聞いてみるといい
光と風と生きものたちの違いを
おひさまのめぐりかた 春 夏 秋 冬 のふしぎ
そして もちろん こどもたちのぶらさがりかたをも
聞いてみるといい
おおきな おおきな すばらしい木に