毎日を「描く(えがく)」年長さん・・・Part1

「見て!見て〜!」

あさも畑に大根抜きに行った翌日、年長のSちゃんが事務所にこんな絵を見せにきてくれましたよ。「薄〜いみどりのとこの下が、一番甘いところやねん」と、素敵なおしゃべりもしながら。

D66DDC24-84ED-430A-A279-7C4412A51200

毎日の「暮らし」をえがくことの喜びがあふれる毎日です。

D5B8EA04-0D22-4613-AC2A-E8661313D3F4

B1E5C6FA-8EFA-40AB-A024-3DED406F7C91

 

1BAE7853-89D1-4727-803D-4B5D6C9F1F25

DE2F3C1C-F669-4699-9624-1B8B5BDF7B1D

F3B7C9D8-BA51-4BD9-91BD-6A1A8F9AF6A2

 

86208892-0EA4-4430-B993-21F1985BD708

 

 

4EDC1439-236F-4D9E-8285-73E17C2FE4CC

 

2AE640D3-5605-4367-8033-22D980B61687

しなやかに舞う 躍動する 年長リズム

「こんな風にしたい!」という溢れる気持ちと見通し・それを実現するしていくための身体・修正していく育ち・理解力・判断力・強調性・集中力・柔軟性。

まさに「全面発達」と言われる“斉藤公子先生のさくらさくらんぼのリズム“の卒園期の姿が生まれる毎日。

2月に入ってからは、こどもたち自身が生み出す姿プラス、次の「さらなる豊かさ」に向けて、子どもたちに細やかな末端隅々までの身体使いや、ピアノに合わせてのさらなる細やかな呼吸やタイミング、仲間との心地よい協調性、その瞬時の判断などを、伝え出しています。

 

そんな中、さらに「リズム」が生み出す心地よさと楽しさ、喜びをどんどん吸収、実現していく年長さん!

「蝶、もっとしたい〜!」「側転もいっぱい弾いてな!」「ギャロップも!」「みーんなでする波もしたいし、弾いてな!」ピアノへのリクエストが止まりませんよ。

 

72AD1573-13C1-4684-B1DE-DB6185681C13

D944BF55-F9B0-44FE-BCB5-509E7A551EBC

10CFF136-53BE-4076-B3AE-75506A139B14

2735E754-FADB-457D-BE35-87D543FBD712

E6DFD8C0-F72D-4C7E-9E5D-2C9C9F5D50AC

 

7870DBF7-BBE5-42C0-B62B-27A683E76770

 

C1631E97-2348-43AC-AE5B-73D22A860B90

B9E42DCC-4F40-405F-8F6B-042DAAAFB767

0D2978AA-57DB-4F8B-9F67-7B34916663E3

A105556F-21C0-4ED2-B26F-D93484B6C05D

98DACE30-2CE2-4323-BBCB-BB07BCBA0697

 

 

603719F0-D691-45F3-8D3F-ED52A4EAD37F

 

リズムも竹馬も、縫い縫いも、全て「毎日が楽しくって〜!」で溢れる素敵な年長もみのきさんの毎日です。

687379B1-BA0C-447D-B544-3E4C82041364

5553EBE8-F7B2-475C-9F0E-C7CBFD8D25C3

0506ABDA-9F9F-48A9-ADD1-3516DA14E62E

 

 

 

「森は生きている」の世界

少し前ですが、年末「森は生きている」の読み聞かせ。

長いお話ですが素話も含め、1日45分程の読み聞かせを3日間にわたって出会いました。

今年のもみのきさん。どの読み聞かせも、出会ってから、さらにそれを深めて自分たちに入れ込んでいく、素敵な姿があります。

D379F87E-B1D5-42A0-AE25-690A0E71F4F2

お話に出会った時の真っ直ぐな瞳

0B966A35-3B0F-4AFB-B519-5C35BFEDCDB5

ACE2E1E5-C9E7-45F4-B7E9-634867B30B42

4CA5DB43-F054-45F3-9DBF-AFA778B8A116

ひとつ一つの場面を自分の心に移しこみ、思わず笑みがこぼれたり

B6262F91-D081-485D-9BB6-D00E42193EC5

 

緊迫する情景に、まま娘の心を重ね、思わず同じように、息を呑む・・・

8038B737-F679-41C5-B2CC-ED93C752D471

 

ひとつ一つの場面を本当に、豊かな心根で丁寧に真っ直ぐ理解し、それぞれの響く情景に心が動く

94F20B57-FEEF-4568-8C4F-66B9DC1B7081

464A176A-C7FF-434E-A6B5-2EA8201B4EC1

5236E538-F007-462D-B323-A696E0263D94

 

「森は生きている」のお話に出会い、同時にいくつかの歌とも出会いました。

今までの年長さんが歌っているのも聞いているので耳にはしているけど「あ〜!この歌、そうやったんや〜♪」と、繋がる瞬間のうれしさ。

 

 

そして、1月の終わり。

京都に大雪が降った翌日。琵琶湖ホールへ。「オペラ・森は生きている」の世界と出会いました♪

DC4AF1C4-E963-47FA-B1D8-7D0E155A7BC9

ちなみに・・・「明日、森は生きている見にいくよー」と担任がお話しすると「え〜っ!!森は生きているの絵本の中に入れるの?!」と子どもたちの声だったそう!

なんとか雪も大丈夫で、無事園バスを走らせていくと・・・滋賀に向かう道道の山々が近づいて雪景色!「もう着くんちゃう?だって、向こうの山見えてきたで!」「雪もいっぱいやん〜!おみじかに会えるかも!」「まま娘いはるかな〜?」と、次々に。

どうやら、本当に「森」にあそびにいくと 思っていたようです!いつも、あそびにいくように「まつゆき草が咲いている森」にあそびに行けるんや!と!

本当に、真っ直ぐな素敵な年長さん。

 

・・・山を越えて、なんだか街並みに?「えっ?山も森も遠くなったで?」「ん?海?船?」・・「ここ、前きたことある〜!」と、大津のなぎさ公園へ。広大な雪景色に見入りながらひと休憩して、いよいよ琵琶湖ホールへつきました。

 

そして、子どもたちに今日のお話をして、いよいよ中へ。

舞台を見て「わ〜!ほんまの森みたい!」

そして・・・約3時間のオペラを、本当にじっくり夢中で出会って聴いて、お話と歌、オーケストラの演奏に入り込む、もみの木さんでしたよ。

 

コロナで本物に出会う機会が少なくなった中、本当に久しぶりです。

やはり「本物」の文化・芸術は心が揺り動かされる。幼児期のしなやかな感性だからこそ、本物の文化を大切に手渡したいと思っています。

 

 

そして・・・そのあとの初めてのリズムの日。

歌声がさらに豊かに!そして、さまざまな年長リズムまでもが、身体中からしなやかな表現と、自分たち一人ひとりが感じ吸収し出会った全てを、なんだか身体中、心根いっぱいで楽しみながら年長リズムにはずむように踊るように、揚々とまるでオペラの歌声や演奏が聞こえてきそうな感じで、リズムをする姿!

 

本当に計り知れない、年長さん卒園期の深い深い真っ直ぐな取り込む姿に、大人たちはただただ感動するのでした。(その日の写真が歌っている時だけしか・・ですが)

ADC961B2-54A6-40F2-BDD8-DA1B9F831B2A

 

85F79114-602B-4566-BE00-6E02ECC073D0

 

 

 

 

そして、日に日に「森は生きている」の世界を「描く(えがく)」子どもたち。

 

荒馬作りや、ホッコリ竹馬で遊んだり、そんな中に「えがく」ことも、自分を表現し、自分の思いを表出する実感・喜びのひとつになっています。

A0F47A45-4907-4994-AB62-82BB617A6E1E

 

 

EBA38068-2F04-42D6-B7F6-2637BA095697

 

 

 

E683BFF7-D99E-48AD-94C4-E46B7761DD74

 

 

 

A2C8EA1B-D0EA-482B-8A01-3613A4AFA1E0

8C0BF513-7707-46F8-9EAC-D6AD0591F184

550B26E5-7766-4B12-84A8-51FC2D459AFA

BFDD1995-7746-4746-96F9-F98E80564B07

855CF5D6-16D9-4186-A5DC-BBD6A619BBF6

7749F415-79FE-4FA1-91F7-61FA56CD5BE0

C0F09E83-03A2-4CA9-8073-8260A1925111

DFBAC1E1-3E8D-4D41-8D95-580A10A74450

 

 

0B68F6B4-A41B-49D1-AD01-087165E8BC5C

 

EA9EABD9-0FA9-4044-ABFB-D5803FCB8E78

48914E25-8658-4EB2-B194-2C4EF720EE13

 

 

3B2ED73C-ECA7-49E6-98EC-5E0384D5A505

そして、その表現や生み出しは「もっと!もっと!」と、仲間と膨らむ!

D389C282-FDC3-49A3-B746-6E9C3E58268C

 

 

リズムの合間の一息中。担任が「森へ向かうソリの歌」弾いて練習していると・・・・子どもたちが、こんな風に!

4CD62C61-A2DC-41BA-8594-BD38E68DCF35

0B383391-B544-4BED-98B3-8A154479D763

D8CA6C04-3382-42BB-902D-BFDC4F52C43A

12C0BD38-3DB9-4263-88A3-949401B34ADF

C8C7311F-C5A6-4F4E-BEE8-EA39A89216A5

どうやら、舞台や絵本で出会った場面そのものを、ごくごく自然に仲間で一緒に生み出しながら、始まったよ♪馬がソリをひいて、森を駆け抜ける!

その豊かな表現と仲間とひとつの世界を共に楽しく生み出す、楽しさ!心がはずむ!

3867B871-C90D-42E4-8E75-36C0D433EEE1

この日から、さらにピアノの音色に合わせて、「まつゆき草」になって咲いてみたり、森の木になってみたり、その間をおみじかうさぎが跳ねていたり♪

身体と心が自由にしなやかに解放され、こんなにも豊かに生み出されていく姿を目の当たりにして、私たちはただただ子どもたちの、未来に生きる計り知れない真っ直ぐな育ちに、感動の毎日です。

 

 

 

 

年長さんの荒馬つくり・・PartⅢ

 

離れ部屋の年長さんと担任。

染め布が渇いた翌日から、早速縫い縫いです。いよいよ最後の「縫い縫い」に気持ちも高まります。

13F5D957-0FEB-4985-9CAA-4BAC5C748443

 

一針一針、見事無集中力・細やかな指使いで縫い上げる。まさに、就学前の姿。

A601E872-82BB-4D2A-AA1C-F7FE136F4B4D

3CB34B50-A2DF-4155-BE68-A609101BE718

折り目や仕上げのアイロンかけ。そして、竹を通してタスキをつけて最後の仕上げ。担任も子どもたちと同様、離れ部屋で、1日中子どもたちの思いと実現に応えるべく一生懸命。

BC8E7798-1352-4D9E-BE6A-8BB2BD63E222

 

 

 

D7C5629F-9643-436F-B935-22FB990A22A6

「できた〜っ!!」仲間が一人、一人また増えるたびに、嬉しくて舞う!

そして、そのたびに「ピアノ弾いて〜!!」と、ホールでミツバチっこにお披露目!

C1E5082D-8E7E-4732-97D1-E5C8CB8E393C

 

0229C600-08B2-4F26-BF6C-691A80B6DF70

 

 

夕方のお迎えの時にも、お母ちゃんに見てもらって、うれしいね!本当にコツコツ素敵に仕上げたものね。

93766FA5-BDA9-464B-A9B3-AEE6958C39DE

 

 

A68F9D94-68C1-49D0-A526-095E0F7EFB68

 

一人、一人、出来た瞬間の喜びいっぱいで、荒馬を初めてつけて舞う。跳ねる瞬間!

この喜び溢れる瞬間は、唯一無二の時間ですね。

そして、それを仲間が一緒に喜びあう!保育園中のみんなが見つめてくれる!

866B0AF3-709A-4558-BA29-6147F984C5FE

 

そんな毎日に、小さいみつばちっこ、こんな姿!Iちゃん。いいね〜。

10F1DB69-258D-44DF-8E1A-74807662284D

 

そして、今週末。とうとう全員の荒馬ができました!!

もう「ピアノ弾いて〜!」と事務所に年長さんが次々、次々一日中止まりません。

そして、リズムの時にはいよいよ全員で!「♪ラッセ〜ラ〜 ラッセーラー♪」

19人揃っての躍動とあこがれを自らの姿で共に実現しあった喜びでいっぱいです!

116821E5-824C-4772-B2DB-AC121EEB3A68

 

 

D9D96E2C-DFDF-4BC5-ABE0-4FE55CF4BD78

 

 

 

2D338979-90C3-4D2C-ADD8-395CA991A686

 

 

80F032E9-2781-4F04-9E5D-8AA74C86A78B

E555FB29-6B04-46C1-9101-9D78CEED828B

 

 

 

6D511347-2CA7-4D90-958A-E5A6B284E000

 

 

はばたき会向けて、楽しみ!楽しみ!

2B10509A-D5E1-4EE1-88EC-5AC597C023CF

 

年長さんの「荒馬つくり」・・PartⅡ

1月初旬のブログで紹介した「荒馬づくり」

木で馬の頭をつくり、3本の長ーいタスキを丁寧に縫い上げ・・。と、毎日、それぞれが自分たちの頃合いでチクチクとお針仕事。

E5299E06-BF71-48DE-8012-60FE79C8C9D8

自分たちの中でしっかりした「見通し」「願い」があり「今日はここまで縫い切りたい。で、明日は仕上げちゃう」とか「あと一息やから、もう全部縫うねん」など。この1月の1ヶ月と二月初旬は、離れ部屋が毎日こんな様子。

最後の閉門時間まで離れ部屋の明かりがついて、夢中です。

でも、それでいて決して焦りはないのが、今年の年長さんの本当に安心感と自分自身を真っ直ぐ捉えている素敵なところ。

 

合間でほっこり竹馬したり、絵を描いたり、あやとりやマフラー編みしたりと「自分の時間の使い方」が本当に豊かに広がっています。

749D8F6C-4814-41CE-AD09-3C03CB3A3DBA

 

そして、いよいよタスキを縫い終えたら、胴体の染めの準備。の縫い縫いです!

BBAA504A-BF53-45C4-B16B-8466D67918AA

390A6D51-5415-4A35-BB11-AC2F36DD8096

 

A599B9FA-9F29-4B06-9A9B-329EAE5F4063

 

馬の頭が全員出来上がったよ。一人、また、一人と仲間が増えるたびにうれしい!

手綱も編んで「馬の頭持ってリズムした〜い!」

あこがれが、ひとつづつだんだん「実現」に近づいていく喜びと期待感で溢れんばかりの毎日です。

そんなもみの木さんの空気感をホールで丸ごと感じて、見入る、ポプラさんやかえでさん!

A834B0C8-BB58-4D8F-9547-FEA9DC93DBAA

 

思わず真似っこのかえでさんたちに、大事な「馬」を「持ってみるか?」と、貸してくれたやさしい年長さんたち。あら〜、そうなんや〜。と思わず大人たちは笑みが溢れます。

FCC197CC-E8C3-4842-8F7E-E133A2386A37

 

そして、あこがれいっぱいと嬉しさを、一緒に!心がはずむ!

35E8B2EE-7505-45C9-BF1C-04201E74C401

 

「ラッセーラー ラッセーラー」の掛け声がホールに響くよ。

BF8741C7-1339-41BB-BFF4-2482B351945D

 

CF91B15C-41A6-41E7-AC47-C14A4006C46A

 

 

そして・・・

1月の終わり。いよいよ、胴体の絞り縫い縫いを仕上げ、染めに入りました。

FC3CA3CD-2C94-49D6-88E4-FF76552E2FD1

9CD71D67-E653-4ADF-BF3E-46E47FA482E6

 

 

CCC8AC9B-3FE8-4D32-8F1B-80B653119276

だんだん染まってきたよ。

4EEB6C06-E7AA-43C7-B9B1-475006988884

そして、絞りをほどく。

今年の年長さん、本当に細やかに丁寧な縫い目で、たくさんの輪の絞りを縫い上げたので、ほどく作業も、なかなか根気がいる。みんな、真剣。

8926B9D7-2100-44E2-BDD2-4D659EA5D4D8

E5BC9B27-C737-4392-9B2F-27CE195C19C2

FCD0BA27-5661-4552-8623-77B232FD74DF

 

B13C1EF0-CFD4-4571-8CAF-CED382289B87

 

解けた縫い目から・・・「うわ〜っ!きれ〜い!」

6BB2365D-B0E9-45A6-B1F2-82841E36830C

鮮やかな絞り模様がそれぞれ。本当に素敵!

0ADDC555-BD37-416F-BC56-D1924F7CF005

これも、また自分だけでなく、仲間のも嬉しくって!

0951CB4F-DE21-461A-801A-E4A51C42EE3F

保育園中のみんなに見せながら、、。かえでさん思わず見入る!

59316F41-5717-4BA4-AC74-02F8449BBAF4

そして、Hくんもじーっくり見入る!見入る!

73351D5F-9AE5-4FE9-B61C-FAC7EC889888

2F518C46-81EA-4A7E-84A9-0D32DF7DEC69

コツコツと自らで仕上げ、本当に思いもひとしおやね。

C4CE6265-94C3-47C0-BD4B-88783825340D

5814365F-173D-400B-9AC9-0E533E8F7C6E

仲間それぞれの模様や染めも、みんなで見合っていたよ

F41802FA-5AB2-422D-BBA9-A8FEEAE1609C

 

またまた、次への期待がさらに膨らむ!

「もう、縫いたい〜!早くぜーんぶ作ってラッセーラーってしたいねん〜」と、Kちゃん。もう乾くのも待てないくらいでしたよ。

さあ、乾くのを1日待ちながら、周りで「荒馬」のステップに期待を込める年長さんです。

F235B3DC-01BD-4E37-8BE9-9078CDCC1339

 

 

 

古い記事 » « 新しい記事