2014年8月15日
みつばちっこ
みつばちっこ0歳児、野の花組さんの最近の様子。8月末の「野に咲く花の日」にむけて、赤ちゃん部屋から広いホールへの過ごしへと、どんどん広がって遊ぶ日々です。みつばちでは1歳児~5歳児は「お山の保育園での運動会」。0歳児は日常の乳児保育の根底をさらに大切にと「本園での公開保育(赤ちゃんリズム・戸板あそび・水あそび・離乳食・等々、日常の姿を大切に)」を、行っています。
手足をしっかり使っての戸板のぼり。発達にあわせて、板の種類や傾斜、高さなどを考えて組み立てています。こどもたちにとってはは、どれも“遊び” 「行ってみたい!」「さわってみたい!」その意欲が発達を導きますよ。
手足指のふんばりは、その意欲を実現させる源!「突き出た大脳」といわれる由縁です。しかし、昨今の子育て事情を見ていると、この「こどもの発達、育ちにとって宝物」のような手足の動きの自由を奪ってしまうものがホント多いですよね。
たとえば、子育て支援で来られている子どもさん、まず「大汗かきながら窮屈な抱っこひも?の中から下ろしてあげよっか」「靴下をぬいでみよっか」「長ーい動きにくそうなズボンも脱いでみよっか」「オシッコで重ーい紙おむつをはずしてパンツにしてあげよっか」などなどの事から少しずつ進めて,無理のないように始めていきます。お母さんは一瞬心配されますが、子どもは正直!重い甲羅を剥いだかのように、身体中が軽く自由になり、動きがどんどんスムーズになり意欲的になっていくのです。その姿を見て「うちの子、こんなに動けるんですね。遊べるんですね」とびっくり。
便利なもの、見かけがかわいいもの、などなど、商業ベースにのらず、こどもたちにとって?を考えていきたいものですね。
見て!見て!この自由な手足!どんどん動く!たっぷり動く!
おーい!ここまで登ったよ~!
はしごの間をひとつずつ足をエイッと上げたり、手で握って支えたりしながらヨイショと進む!・・お気に入りで何度も何度も自分で繰り返しては遊ぶKくん、Yちゃん。
ハイハイ板に登って、ヨイショ!ヨイショ! かぼちゃにグイッと手がのびる!
♪お船はぎっちらこ~♪
2014年8月14日
みつばちっこ
昨日の西山の様子!さて、誰が何をしているかというと・・・
今年の春に造った築山を、運動会バージョンにする為、園庭と築山を改造中!
春に、この築山を入れた時「やった~!うれしいね~!いっぱい遊べる!!」」という声と共に「でも、運動会どうするの?」と、保護者や職員の一部、子ども達からも「リレーどうするん?走れへんやんな~」なんて心配も出ていました。が・・・そんな心配は最初からご無用ですよ~。
この真ん中に置いた築山で春夏といっぱい遊んだんだから、これを運動会につかわない手はないでしょう~!!!と、いう事で、運動会バージョンに向かって、築山の形を変え、場所も少し移動させ、畑まわりの向こう側の草ボーボーの園庭は掘り起こしてダンプカーで砂を入れ整地し、見通しをすっきりさせるために、端にあった登り棒をはずし、等等・・・・1日がかりで園庭造成を行いました。
さて、この作業をしているのは業者さんではありませんよ。みつばち男性保育士の浅本くん(ユンボ運転)と土岡くん(現場監督?)です! 昔とった杵柄?!を発揮して、1日中みつばちっこのために大汗かいて見事な連携をとりながら作業!もちろん、この作業の間、この日の保育体制を守った職員たちの力も在りです。
こどもたちの為に運動会への夢を描いて、力をあわせての作業!(先日は毎年恒例、保護者会、職員での「西山作業の日」もありました。植栽を手入れしてくださっている日日庵の白石さんも、作業の日の前日に合わせて雨の中剪定作業などなどしてくださいました。職員だけでなく、多くのみなさんの力あっての西山。本当にいつもありがとうございます!)
そんな様子を「すごいな~」「あのお山、どうしはんの?」あこがれと期待で見入るみつばちっこたち。 私が“みんな運動会するのにいろいろ考えて造ってんねん。もみのきさん、ぽぷらさん、運動会でどんなんしたい?何でも今言うてや~。浅もっちゃんがつくってくれはるしな。”と答えると「こーーんなくらいめっちゃ高くて大きーいのがいい~」「もっともーっと大きくして一番上から転がる~」
ユンボやトラックの段取りは、保護者のお父ちゃん武山父のご協力のもと、手配できました。途中、私が言い出した無理に力を貸してくださり、長時間かけてコンクリートを掘削中。これも又、「Sのお父ちゃんすごいな~」と見入る、みつばちっこでしたよ。
さあ、各クラスの先生たちが集まって「うちのクラスはここから飛ぼうと思うし高くしてほしいねん」「乳児はなだらかで登りながらも一旦安心できる場所がほしい」等、どのクラスの希望も併せられる形や傾斜などを相談中です!
夕方、築山も含めた園庭整備が出来あがりました。待ってました!とばかり遊びだすみつばちっこたち!!
ユンボがさよならする前、なんと大サービスで乗せてもらいました~!みんな、浅もっちゃんみたいに運転するまねっこ!まねっこ!うれしいな~「ほんまに動かしたい~!」「大きくなったらユンボ乗る人になりたい!」「俺はトラックの人~!」とポプラさんたちでしたよ。最後に、ユンボをダンプカーの上に乗せ、ダンプカーの土を落として洗い・・などなどぜーんぶの工程を、それはそれはじーっと見入っていたぽぷらさんたちでした。
さあ!これからが楽しみ!楽しみ!
追伸・・・みつばちっこがお昼寝中、この日の“ほっこり学童”にきていた小学生1~6年のこどもたち。山にくると、やっぱりここに登りたくなるね~。お山の保育園はやっぱりみつばちっこの拠点。この場で遊ぶと気持ちもほっこりリフレッシュの夏の1日です。
園舎横側から見た築山と桑の木
畑側から見た感じ。こちら側の敷地にも土をいれ整備し、より全体が一体化しました。引き続き、みんなでさらに楽しいみつばちっこの遊びが生まれる「お山の保育園」にしていこう!楽しみ!楽しみ!
2014年8月10日
みつばちっこ
西山では、日常の遊びから9月末の運動会にむけて歩む日々が始まりだしています。どんぐりさん(2歳児)おおきな築山大好き!
なんと!頭からすべりだしたKくん!その姿をみておもわずAちゃんも!
今年の運動会は、この土山を生かしてそれぞれの担任たちが思案中ですよ。さあ、どんな運動会になるかな?
昨年、台風で被害にあった桑の木は・・1年経ち、こんな姿でこどもたちと遊んでくれています。どんぐり組のこどもたち「見ててや~」と一番先のほうへどんどん進む!小さなみつばちっこにすっかりお気に入りの木となりました。
自然の力は偉大なもので・・横に倒れた木から新しく芽吹き生きている若い枝は上に上にと垂直に、空にグイっと向きを変えてぐんぐん伸びていってます。自らが生きるために向かう方向をこんな風に確かに、柔軟に、力強い生命力で見出していくのですね。私たち人間も、こんな風に、どんな状況におかれても、その中から自らの生き方をしなやかに、そして力強く生み出し、青い空に向かって見出していきたいものですね。 そして、まさに、そんな「生命力あふれる人間らしさ」を育む保育を日々、みんなでこどもたちに手渡していきたいと・・。
こちらは、まっすぐに支柱を支えて残した主幹の1本の桑の姿。台風で倒れる前は2本の幹で双方でバランスをとって立っていました。 先日の土曜日、日日庵の白石さんとこれからの西山の園庭について相談しながらお話していたのですが、1本でそびえ立つ桑をみながら、「この木も“ひとりで生きていく”って腹くくったんやろうなー」と白石さんが一言。
あの台風の日から1年。今もなお私たちにさらに深くたくさんのことを伝えてくれる・・・やっぱり、あの日、切らないでよかった。と・・・そして、1年よくがんばってくれた。みつばちに残り、新たな生き方を見出してくれたことに、心から感謝です。
こちらはかえでさん。登るだけでなく、しなる木を揺らしながら楽しんでいますよ!
この日、ほっこり学童で来ていたKくん。なつかしの西山でたっぷり遊ぶ1日。年長さんが運動会の練習をしているかたわらで・・浅本くんが「おい!K!ひさしぶりに飛んでみるか~!でーっかいの!!」と、小学生用に高台を出してくれました「うん!」うれしそうにに・・そして・・・この見事な姿!!背丈以上もある高台を、ロッククライミングのように、両足で踏み切って飛び、片手指先で瞬間にギュッと引っ掛けてのぼり、見事に美しく飛ぶ!!!保育園時代もこんな遊び、大好きだったものね!
「わ~!!!すごい~!!」思わず、もみのきさんも、どんぐりさんもあこがれて見入る!!
そして・・・なんと!!「Aもしたい!」「Rも!!」と、年長さんがKくんのまねっこをして次々挑戦しだしたのです!!
さかあがりも、手にがんばり豆をつくって、仲間と一緒にがんばり中!!
別の日の山の朝の光景。私が上がると、こんな様子!「丸ちゃん!見て見て!」と、逆上がりがんばり中のNちゃん。楽しみながら「Nもやってみるし見ててな!」と夢を持って挑戦する姿がなんとも素敵でしたよ。
大きなタイヤをうめこんで、タイヤとび(ここから跳び箱へ)も大好き、Yちゃん。これもまだ跳ぶことはできないけど、しっかり足を開いてエイッと飛び乗る挑戦!こうして、ひとつひとつ、運動会にむかう日々が始まっています。
みつばちっこ
2回目のがっつり学童は、京北の「滝又の滝」へ!さあ、滝までたどりつけるかな??入り口の看板を見つけて、いざ出発!!
とにかく、山道を歩く!歩く!以外となだらかな道なのでみつばちっこOBはへっちゃらですが・・・
だんだん、山深くなってきましたよ。途中、がけ崩れのためか、正規の山道が行き止まりになっていて、はずれ道のルートで行く事に!!
ん??この道で大丈夫?
「川に沿って向かっていったら、大丈夫!?」
「丸ちゃん~。俺ら迷ってへん?」「ここ渡ったらいけそうやで~」
などなど、冒険探検しながら、途中、帰り道を迷わないように木に目印の紐をくくりつけながら進む!進む!
途中、こんな風にいくつもの川や丸太橋を何度も渡って、渡って、どんどん奥へ!
??川の音がとぎれた??
これは違う道かも??一旦、弁当を食べて小休憩し、途中の道をもどると・・・むしゃむしゃの葉っぱの中に「滝又の道へ」と書いた小さな案何番を発見!!「こっちやったんや~!行って見よう~!」
「あったで~!!滝や~!!」「上に登りたい~!」「あそこの下で泳ぎたい~!いい??」といって服を脱ぎだす元気男の子たちを「あそこは滝つぼっていうて、すっごい深くなってるかもしれんし、足つかへんし流れも急やし泳げへんわ~」となんとか説得??し、滝のしぶきをあびながら、楽しくひとあそび!
「おい!魚いるぞ~!」「へびや!へび~!!」 アカハラやカエルもいたよ。カニはいいひんな~。
まだまだ遊びたりない、みつばちっこOBたちでしたが、雲行きが怪しくなってきたので早めに引き返すことに。空をみあげながら「急いで帰るで~!」最後まで、冒険探検の1日でしたよ!みつばちっこの頃はこんな山歩き、よくしたよね~。丸国も久々の冒険探検でした!ドキドキワクワク楽しかった~!
2014年8月3日
みつばちっこ
朝から園庭に降り、じっくりお砂でひとり遊びを楽しんでいた野の花組のRくん。平地の砂地からだんだん土山へ「行ってみたい!」と自らでむかう姿が生まれだしている日々です! 登りかけてはズルッとすべり、また踏ん張っては小さな手足を存分に使ってもくもくと登ろうとするRくんの姿!そんな姿をそっと見守っていた担任の米本ちゃん。ちょうど頃合いのいい頃をみはからって土山の向こうにいって「おーい!!」とあたたかな眼差し。その姿にもういっかい!と踏ん張ってよいしょ!よいしょ!
そして!!この姿!!!
この乳児さん用の土山。その時々に変化をとげていきます。この時はRくん含め、0歳のこどもたちが腕、足、手指足指までのすべてを使いきって遊べるように、そして大切な発達を促していけるようにと、簡単には登れないようにあえて土の表面をほぐしていました。しっかり足指を土をぎゅっとつかむかのように力強くふんばり、股関節もひざも足首も存分に曲げては伸ばして存分に自らの持っている力を、気持ちに合わせて出し切っていく・・この瞬間は、本当に大きなこれからの育ちの糧になっていくのですね。
そんな、可能性に満ちたRくんと米本ちゃんの姿を「素敵やな~!」と見入っていたのですが、またひといきたつと、今度はさらに土山をこえ、しいのみさんたちがいるイチョウの小丘までたどりついていたRくんでした。 意欲がうまれる!伴う身体が育まれる!想いを実現できる!さらに世界がひろがる!そんな毎日を大切に大切にしていきたいです。
追伸・・・見て!見て!1歳児さんのYくん。大きいお兄ちゃんたちの姿を眼にして、今度は「自分デ出来ルデ!!」ただのまねっこの時期からさらに深まり、もくもくとシャベルを使って遊ぶ姿!なかなか、たくましいな~!すごい!すごい!
こうして、いつか年長さんになって「働くみつばちっこ!」になっていくのですね。楽しみ!楽しみ!
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