2024年4月

みつばち畑の「畑仕事」

みつばちっこ

年長さんになったら!と一番最初に出会う、あこがれの「鍬」

初めての鍬を手にし「やった〜!鍬したい〜!するする!」とワクワクおおはりきり。

使い方や説明をよく聞いて、さっそくやってみるよ。

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最初はおぼつかなかった姿も、使っていくうちに段々鍬の使い方や足腰の使い方、周りとの距離感、どこをどんなふうに耕したいか、などなど実感していく。

 

 

そんな中で、Sくん。グッと手応えを感じ、うれしくって夢中で汗して耕し続ける!足腰の使い方や鍬の使い方もグッと安定し、いいぞ!そんなS君の姿に、また仲間も同じように挑戦

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医療的ケア児のHくんも、心地よい気候の西山で仲間と一緒に初めての畑仕事。うれしいな!

本人が自分自身で使い切れる道具の工夫もしながら、こんなふうに「自分」で確かに実感・体感。

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傍らでは、手分けして裏山に「腐葉土とり」

一輪車を使って、長い道のりを集めた腐葉土運びます。本格的な「道具との出会い」に、身体ごと実感して、自らで、仲間で、考え合って一輪車を使いこなす。

なかなか苦労しながらも、気持ちはまっすぐ!その意欲が自ら「こんなふうにしたらいい感じ!と、身体や一輪車の使い方への修正力や、二人でどんなふうに一輪車を操作工夫したら進むかなどなど、協調性を生み出していきますよ。いい感じ!!

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時にうまくいかず「むりー。しんどい〜」と、工夫の前に諦めてしまい、溝にはまりそうになったり立ち止まったままの2人組。

その傍らを「どうしたん?ぐいって持ち上げたらええで!」と励ましながらも、顔を真っ赤にして、力強く迷いなく進んでいくKくん。ちょうどいい頃合いで「ふ〜っ。ちょっと休憩」と、深呼吸し、またグイッと継続。その頃合いのいいこと!

後ろのKちゃん。フラッとなり運転手さんが助けてくれたり、私もちょっとフォローがいるかな?と向かったのですが、笑顔いっぱいで「K、大丈夫やで。一人でいけるしっ!」とすっきり答えて、一輪車の向きを修正し進む!

そんな仲間の姿に苦労していた2人も進みだし、最後まで運び切ったよ。

たかが「一輪車」されど「一輪車」 年長さんの暮らしの中に幾重もの育ちがいっぱいです。

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そして、腐葉土を混ぜ、何袋もの肥料を入れて「このへん、まだ足りひんな〜」考えながら。

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そして、またす耕し、すきこむ。これを何日間も繰り返していきます。

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「鍬の続き、はよしたいし、パクッと食べて又するわっ」と、ワクワク笑顔いっぱいでの給食おしゃべり中のMちゃんやSくん。さっそく自分たちの頃合いで続きが始まるよ。

「何植える?」「小さしいのみさんとか、きゅうりぜーんぶ一本持って食べてはるし、きゅうりはいっぱいいるで〜」「トマトも植えたい〜」などなど、楽しく相談中。

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畑の傍らでは、やさしいすもものお花もまだ満開です。実をつけるの楽しみ!

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追伸・・

(写真はないのですが)4歳児さんポプラさんは、桂本園近くの畑を拠点に畑仕事。えんどう豆を植えて、毎日お水やり。3歳児のころから拠点にし、継続して1年を通して暮らしの中に溶け込んだ「畑仕事」です。

 

4歳児になり、年齢ならではの“できること“や“理解やイメージもさらに重なり、楽しみ!楽しみ。