2021年5月16日
みつばちっこ
前回のブログでお伝えしたHくんの様子の続きです。
裏口はすっかり、へっちゃら。自分でどんどん出るようになりましたよ
自分で行ってみたい場所も広がってきて・・
こんなザラザラ砂の上も、その違いをしっかり感じながら素足で歩けるようになりました。
ちなみに、今年度からみつばち保育園の看護師として仲間になった、戸叶看護師(とかちゃん)。私たちも保育の中に「看護師」が毎日入っての暮らしは初めてです。一緒に創る毎日。
とかちゃんも、保育園でのお仕事は初めて。初めての「保育園での暮らしの中で子どもが育つ」という毎日を、Hちゃんだけでなく、他のみつばちっこともいっぱい関わりながらの過ごし。
衛生面、健康管理、医療的ケア、さまざまなことを含みながら、一緒に保育園での過ごしを大切にひとつひとつ重ねてくれています。
私がHちゃんと、初めて一緒に素足で外に出たとき、なんの躊躇いもなく、ごく自然に素足で一緒に地面に出たとかちゃん。この前、朝から事務作業の日に「なんか、保育園来たら普通に今日も靴下脱いでしまいました〜。気持ちいいですしね」と。一緒にいた、岡ちゃんも「さすがや!」と嬉しそう。
こうして、子どもを囲む大人集団が、子どもを真ん中に共有実感しながら、子どもと共に歩んで行くのですね。
すっかり、みつばちっこのHくん。お友達の中にしっかりHくんの存在がありますよ!裏を散歩していると「お〜い!Hちゃ〜ん〜!!」どんぐりさんの元気な声!!嬉しいね!
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何でも遊びが育ちに、発見!
クルクルクルクル 上手に手首や手のひら・指を使ってできるよ〜!
いろんなお友達との関わりも、増えてきましたよ
ただいま〜!と、Sちゃんに、お散歩先から、おみやげの野の花もらったよ。
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どんぐりさんが、こいのぼりのシールはってあそび中。一緒に。
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嬉しそうに、見せに来てくれましたよ!一緒に飾ろう〜!
毎日、保育園全体でいろんなクラスと関わりながら「いいとこどり」の保育。Hくんの行ってみたい・やってみたい意思と、重ねていきたい発達・豊かな経験を、その都度考えながらの過ごしですよ。
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乳児室で、じっくりほっこり遊び!
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なだらかな戸板登りも一緒に!
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そしてこの日は・・こんなんと、初めて出会ったよ!ポプラのSくんが捕まえてきた「カエル!」最初は私たちがさわっているのをじーっと見て・・・・
ぴょんぴょん、動くカエルさんを・・・!思わず手が伸びる!
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どんぐりさんもやってきて、一緒に見入る!そしてHくん、どうやったらカエルが跳ねるか、わかったよ!ヘリに止まるカエルを、しっかり見つけて〜!チョン!
ホールに跳ねるカエルに、みんなで大賑やか!
ポプラさんが、おやつのエンドウマメをお鍋で湯掻いているよ。Hくんも3時のおやつ経管栄養中。見えやすーい正面で一緒に!
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そして、同じように・ボールを前にして・・・。
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すべての子どもたちが、たくさんの出会いと経験の中で、育ちあう毎日です。
2021年5月15日
みつばちっこ
みつばちでは、開園時から「どの子も育つ」と、全ての子どもの育つ権利・子ども自身の願いを大切に、と、あたりまえの暮らしの中に、ケアの必要な子どもたち(障がい児保育、と言われる)が、いつも仲間にいます。 社会の中で、ひとりひとりの個性が重なり合いながらみんなの暮らしが営まれているのと、おなじ。
そんな中で、保育として専門性を皆で学び合い、その子どもたちを囲む各機関とも連携しながら、私たちも子どもと一緒に学び合い育ちあいながらの障がい児保育です。
そんな中、今年度「医療的ケア」の必要なHくんが入園。お父さんとお母さん、Hくんに関わる家族皆さんや、他にも今まで関わってこられたたくさんの皆さんの、Hくんへの思いや意志を繋いで・・・何よりも、Hくん自身が生き生きと豊かに暮らしていけることを願って&実現していこう!と、保育が始まっています。
受け入れにあたっては、行政とのやりとり・書類、連携機関とのカンファレンス、看護師の配置や、保育園で医療的ケア児の受け入れをする意味、その保育の実現の準備、方法の具体化、など、さまざまな準備検討を行いました。
たくさんの皆さんのご協力や学びを得ながら、まずは、母子通園保育がスタート。
初日の2時間の過ごし。保育園のホールの中を行きたいままに、四つ這い、伝い歩き、トコトコ歩きで散策のHくん。
経管栄養中は、みつばちっこが次々とやってきました。初めて出会う姿に「何してんの?」「なんでお顔にそんなんついてんの?」「これ、何?」などなど、次々質問いっぱい。
“Hくんな、だんだんご飯お口から食べる練習中やねん。今は、こんなしてお鼻からミルクが、みんなのご飯の代わりやねんで。ずーっと、ここ通ってお腹の中に入って、お腹いっぱいにならはんねん““いただきま〜す“などなど、そのままを、くる子、くる子に説明お話し。
じーっと見ながら「これはあったかいの?」しばらくすると、イルリガートルボトルの中のミルクが減ってきているのに気づき「ゴハンいっぱい食べはったな〜」「おなかいっぱいならはった?」と。
ありのままを、全く違和感なく、素直に真っ直ぐの「みつばちっこ」
その子の姿を、ストレートにそのまま捉え、そこから、それも丸ごとHくんなんだ、と分かると、ごくごく普通。
最初「チューブに触ったり引っ張ったり大丈夫かな?興味出るもんねー」と、思っていましたが、それも、どの子もひととおり、質問しながら(すっごくイッパイですが!)じっくり見て眺めて(これもながーいこと!)、「そうなんやー」と理解すると、もう、さらっと大丈夫!やっぱり、丸ごとを受け止めている。
どの子も、どの子も、のそんな様子に、今までもたくさんの人と出会い、どの人もどんな人との出会いや経験も大切にしながら、の営みが確かに重なっているんだな。と。
1時間の長い食事中。自宅では、部屋で自由に動きながらだったので、初日は、そんなしながら様子を見て。あちこち動きながらのHくん。
次の日は、ホールに子どもたちが大勢だったこともあり、安全環境設定を考えて乳児個室で、してみたのですが、本人は、部屋を出たくって「アケテ〜!」と、戸を叩きます。
やっぱり、みんなの中で!その中での安全確保を。そして、Hくん自身もお友達の食べる姿を感じながらが一番必要。その中で、食事(注入中)のときは、こんなしていすに座ることも初めて。じわじわと少しの時間から、彼がみんなのところに興味が入った時に、なんとな〜く椅子を差し出して、を繰り返しながらしてみましたよ。
そして、食べ物に手が自ら伸びた!!触ってみた!
そんなこんなで、毎日、だんだん、お母さんとも離れてみたり、保育時間も体調を見ながら少しづつ伸ばしてきました。
Hくんが行きたいまま+より発達を促す経験を、と。ちょうど、裏窓のところで遊んでいたので、私たちが裸足で先に出て、遊んでみました。そんな様子に、かえでのSくんがずーっと一緒にいてくれ・・初めて、素足で地面を降りたよ!最初は足裏を探りながら・・・だんだん、確かめ確かめ・・進んで。この戸を開けたり閉じたりがお気に入り!ながーいこと繰り返し遊ぶ!
もう、今は、全く躊躇することなく、むしろ、ジブンで出ていく!
思いのままなので、出たり入ったり。ほっこり、ホールで積み木遊び。オープンホールで過ごす中、わらわらと、お友達がごく自然にやってきては遊び出します。
こうして、Hくんの存在をみんなが一人、一人、と感じる。
裏口で遊びながら、だんだん外へ出て、てくてく散歩。正門までの一周をたっぷりゆーっくりと。地面の影・おひさまで暖かいところ。時にある側溝の穴。そんな、ひとつひとつの感覚全てを、足裏から脳へと、確かに感じながら、変化のあるところで、立ち止まり、確かめるHくんの姿。(砂っぽいところになると、足を上げて&座って「イヤ〜」と、しっかりアピールも!)
この日、初めてお昼寝ができましたよ。たっぷり遊んで、食事を終え、身体をマッサージ、金魚体操や股関節をほぐしながら、だんだん、身体の脱力へ。
生活リズムの安定や、毎日の金魚体操などを大切にしながら、心地よい脳へと育んで・・。
初めてのお昼寝で、酸素吸入器をこの日初めて使いました。またまた、みつばちっこ、質問いっぱい。「寝てはるときに、息がスースーってしやすいように、ここから、スーって入ってくんねん」この説明をしているとき、聞きながら、自分で確かめるように自分で息を大きく吸って吐いて・・「こんなして??」と、Eくんでしたよ。
そして、Hくんの隣には・・この日一緒にお外までずーっと一緒にいてくれたSくんが。自分のお布団をHくんの横に並べて「ここでねるわー」と。
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何日か重ねる中で、母子通園もだんだん終え、段階を経て、今はお母さんとバイバイして、夕方までの過ごし。
だんだん、みんながいるテラス側にも自分で遊びに出るようになりました。そして、テラスから砂ざらざらが少しある外へ、自分から、一歩足がでた!!すごいな!
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散歩から帰ってきた、お友達も次々、いつも声をかけてくるよ!
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そして、この日は、裏口から一周回って、この一番ザラザラ砂の足元へ!
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保育園の中では、看護師のとかちゃん、私(園長)、主任の梅ちゃんから出会い、一緒の過ごしをスタートしましたが、子どもと同様、みつばちの大人たちは、みんなが次々にHちゃんに関りにやってきます!5月から継続して一緒に過ごしている岡ちゃんや、給食室の西山くん、どんぐりさんで一緒にご飯を食べるかよちゃん。そして、ここからも、どんどん、保育園中の先生たちと関わり出会い、の毎日。
「長いな〜。ごぼう」触ってみたよ!
大根も!あっ、たかなわちゃんに、声かけてもらってタッチ!
園全体の中で、皆と関わりながら育っていく。職員みなもHくんの経過や今の姿、毎日、毎日の嬉しい変化や、こんな経験を重ねていきたい。と、発達とケアの保障のために、こんなことあんなこと、と、その日のHくんの姿から、一緒に考えては話し、の毎日ですよ。
「食べる」ことへの興味、経験の前段をたっぷり踏んでいきたいと、Hくんがカウンターへやってくると、逃さず、あれこれと。
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今までは、ただ飲ませてもらっていたお茶も、だんだん、ジブンの手が同時に出て、コップに手を添えるようになってきました!
そして、この日は、お茶を混ぜ混ぜしながら、初めてスプーンで遊ぶ。スプーンでお茶をすくい、口に近づけるとまだ「イヤ」と払いのけますが、持って遊ぶのは大丈夫!!
ちなみに、Hくんは水分を一定量しか摂取できません。
「ノム(飲む)!ノム〜!」と、もっとお茶が欲しくて泣くHくんをみて、私たちが「そうやな〜。欲しいな〜」と言いながらも、おしまいやねん・・と、しているとき、かえでのAくんが、急いで入れてきたかのコップに入ったお茶をそっと、渡しにきてくれたのです。
その、思い・・・。3歳の子どもが、「お茶欲しいっ」と訴えるお友達の姿にすぐさま応えようと、動いてくれた一杯のお茶。
彼の思いを受けながら、少しだけ測って、そのお茶を入れ「いっぱいは、Hちゃん飲んだらしんどくなるし、少し減らしていい?」と、いただきました。しっかり見届けて「もう大丈夫」といったふうにまた遊びにいったAくんでした。
こんなやりとりから、関わるお友達がだんだん、またHくんの姿をひとつ知っていってくれています。
この日は、みーちゃんが給食のおひつを運んでいる最中に、岡ちゃん「あっ!いいもん持ったはるで〜!」と。
おひつの蓋を開けると・・ホカホカ炊き立ての、おいし〜いゆげが立ち上り!においやあったかさ、白いごはんに、Hくんの瞳!!五感に響く瞬間!
大きいおひつを前に、スプーンでご飯をすくって私が食べてみたよ。そして、Hちゃん、スプーンを自ら持って・・ご飯をツンツンしながら・・・(ご飯は入ってませんが)スプーンを初めて、自ら口に持っていった!
そして、次の日!どんぐりさんと一緒に、鯉のぼりの寿司桶でのご馳走を、Hちゃん用に前にして。Hくん自身がしっかり明確に捉えやすい、環境も考えながらも合わせてです。
そんな中、経管栄養中に、みんなと一緒にゆったり座っての食事時間もずいぶん安定してきましたよ。
自分の意志がしっかりしているHくん。だからこそ、そこを大切に、まずは、たべることへの興味、そして、離乳食への移行への経過を考え中です。
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この日は、野いちご取りから帰ってきたみつばちっこが、「みてみて〜」と、帰ってきました。もちろん、Hくんのところにも次々と!
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大きなプリプリいちごを、ジブンでスプーンを持って、ツンツン。
そして、スプーンに乗せた、いちごを大人たちがパクッとたべる。それを見る。の繰り返しの中で、そのタイミングに合わせて、Hちゃんの口が空いて閉じた!
毎日、毎日が、人の輪の中で、出会い・経験・いっぱい!そんな中で育つ、みつばちっこです!
2021年5月8日
みつばちっこ
ー水と戯れる、子どもたちー
見つめる瞳・思わず動く心と身体・感触・流れ・動き・変化・発見・工夫・・・・・
この、居心地のいい場所で、ただただ、子ども自身が生み出す瞬間。
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子どもの「こころ」と「そだち」に、とことん寄り添い、生み出された、この遊び場。
日日庵の白石さんに、あれこれ相談&子どもの姿をワクワクいっぱい一緒にお話ししながら・・・そして、その思いをこんな形に創り実現してくださいました。
一枚一枚の写真にコメントを入れようと思ったのですが・・・・
私が、このひとつひとつの子どもの姿と発見に思わず見入り、惚れ惚れしたのと同じように、皆さんにもそんな子どもの瞳や視線、発見をゆーっくり感じ取っていただければいいなー、と。
一旦、このままアップしますね。(また後日、コメント追加アップします)
2021年5月5日
みつばちっこ
前回のブログで「子どもの権利条約」について触れました。
絵本「すべての子どもたちのために 子どもの権利条約」
卒園前に手渡す大切な絵本です。(これは昨年度卒園式前日の様子。この日に「明日、お父ちゃん、お母ちゃんにも、必ずこのことを伝えるからね」と、18人と約束し、翌日の卒園式に卒園児保護者のみなさまに読み聞かせをし、手渡しました)
子どもに関わる皆さんに、ぜひ手元にしていただきたい絵本です。
そして今回は、コロナ禍が続く中、昨年の春に出された絵本を紹介します。
国連・子どもの権利委員会は2020年4月に新型コロナウイルス感染症に関する声明を出しました。
COVIDー19パンデミックが子どもたちに及ぼす重大な身体的、情緒的及び心理的影響について警告するとともに、各国に対し、子どもたちの権利を保護するように求める。さらに、COVID−19パンデミックが突きつける公衆衛生上の脅威に対処をするための措置をとるうえで子どもの権利を尊重するよう促すものである。各国に対し以下(11項目)の措置を取るように求める。
この11項目の内容をわかりやすく訳し、絵本にし、真っ只中にいる「子ども達自身」が・・また、そばにいる大人たちとも一緒に対話し考えてみよう、という絵本です。
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子どもの権利には4つの柱があります。
(みつばち保育園職員用研修パワポより)
コロナ禍の中、今までのようにいかなくなったこともいっぱい。子どもを取り巻く社会生活の変化、保育園や小学校、中学、高校の風景もどんどん変化していく時代・・政府や自治体、そして、関わる私たちが、改めて国連が出した声明を受け止め、どう実現するかを考えねばなりません。
ぜひ、この絵本を手に取って皆で知恵を出し合いましょう!
みつばちっこ
一昨日の「憲法記念日」から1日開けて、今日は「子どもの日」ですね。
保育園休園中の長いゴールデンウィーク期間、子どもたちはどんなして過ごしていたかな?
今日はあいにくの雨でお天気もスッキリしませんが、その分、おうちの中でゆーっくり子どものペースに付き合うのも、いいかもしれませんね!
(エネルギーが充電満タン中のお友達もいるかな?)
さて、みつばち保育園で使われている毎日の連絡ノート「はばたき」
そして、みなさんの母子手帳にも書かれているのですが・・・
表紙をあけると何が書いてあるか、ご存知ですか?
(みつばち保育園職員研修用パワポより)
児童憲章の前文が書いてあります。
昭和26(1951)年の5月5日に「児童憲章」が制定されました。
少し長いですが、この日にはやっぱり、毎年じっくりふりかえりたいな。と・・今年も、全文をのせます。
ぜひ、この機会に一言一句じっくり、共に読んでみましょう。
わが子はもちろんのこと、すべての児童に・・・・。この児童憲章の理念を、今一度、大人たちで共に深め合いましょう。 きっと特別なことでなく、わが子とのなにげない日常の暮らしの中にいっぱいちりばめられていますよ。
(「児童憲章のえほん そのとおりそのとおりおじさん」より、引用)
児 童 憲 章
われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
・児童は人として尊ばれる。
・児童は社会の一員として重んぜられる。
・児童はよい環境の中で育てられる。
一・すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。
二・すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童は、これにかわる環境が与えられる。
三・すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。
四・すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように導かれる。
五・すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように導かれ、また、道徳的心情がつちかわれる。
六・すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。
七・すべての児童は、就業指導を受ける機会が与えられる。
八・すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、児童としての生活がさまたげられないように保護される。
九・すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境から守られる。
十・すべての児童は、虐待、酷使、放任その他不当な取扱からまもられる。あやまちをおかした児童は、適切に保護される。
十一・すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。
十二・すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するようにみちびかれる。
ちなみに、本日5日の「みつばちっこ20周年カレンダー」は、これ!!
我が子の姿を、こんな風に「言の葉」にのせてくださった、保護者の方のつぶやき。まさに「児童憲章」や「子どもの権利条約」の実践!ですね!
(とは言っても「大忙しの中、いつもは付き合えないよ〜」もあるある!OK!そんな中でも、ふっと振り返ってみると、“やっぱりそうよね〜。子どもって、すごいよね〜”と共感できる根っこや“今日はゴメンね。あなたの気持ちわかったよ“と、真摯に立ち帰れる根っこ、を持ち続けて行くことが大切なのでは・・)
追伸・・・・
「児童憲章」と合わせて、子どもに関わる、親・大人として、全ての皆さんに知っておいて欲しい・・知っておくべきものが、もうひとつ。
「子どもの権利条約」です。
これについても、引き続き「子どもの日」に振り返っていきたいと思います。
全てのこどもたちや人々にとって、「人として尊重される生き方・暮らし方」が実現できる健康で平和な営みとなりますように。
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