もうすぐ運動会!partⅡ・・もみの木さん5歳児

みつばちっこ

5歳児もみの木さん。運動会に向けて、いよいよ仲間と、そして自分自身と共に!挑戦!の毎日に進んでいますよ。

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今までは、楽しみながら暮らしの中で自分の間合いで「こんなん、やってみたい!」からの挑戦でしたが、より深めて育み合う年長の過ごしに入ってきたこの時期。

 

みつばちでは、幼児になるとみんなの中で一人ずつ、お名前を呼んで出て「運動会」の挑戦をします。それは、「自分がみんなの前で、ちゃんとできることがいい」とか「どの人がすごい」とかを感じ競うためでは決してありません。

 

“仲間“のいろんな姿や心模様も、素敵なとこも頑張りどころも、一人一人それぞれの全ての丸ごとを知り、感じ合える大きな機会になっていく経験として。。

そして、そんな中で、“自分自身“もみんなの中で丸ごとを出せる、わかってもらえる、そして、それを支えにまた新しい力が湧く、時にしっかり向き合う。そんな「自分」を知り、豊かにしていく糧として。。

 

特に年長さん、5歳児には、その意味、生き方、考え方をしっかりと手渡していきたいと願いながら、運動会の日々を過ごしています。

 

この日、運動会のように「通し」て、やってみました。みんな、自分の番では大はりきり。

しかし、自分が終わると“もういいねん“と、気持ちは途切れ、あちこちに何人かがさらにバラバラ行き出しました。傍では、いつも一緒に頑張っていた仲間が挑戦中。。。

 

しばらく様子を見て・・ここが大切な時だな。。と。。

子どもたちに投げかけました。

“みんな、自分のことすっごい頑張って素敵やな〜って思うよ。でな、今日は“もみの木さん全員の運動会お名前呼んでするね“ってお話したやん。今、もみの木さんいる?“

 

すると「**いいひん」「。。も、どっかいかはった」と。

“そっか〜。残念。まだ、やってへん人もいるし、とっても残念やけど、このままやったらもみの木さんの運動会できひんな〜“

「え〜っ!まだ##してへんし、やりたいっ!」何人かが真剣な表情で一生懸命話しだしました。

“そやな。じゃ、もみの木さんみんなで相談したら?子どもたちで相談して、考えて、今日どうしたいか決めたらいいよ。決まったら言うてね“

と、投げかけました。

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大人は離れて、見守りながら・・・子どもたち。一生懸命相談中。

手分けして・・順にわかって欲しいお友達に「なんでどっか行ってたん?」「話聞いて!」「なんか言うて!」

向き合うべきお友達はとき砂を投げてみたり、ぷいとしたり・・・。「やめて!」と、葛藤中・・・。

 

そんな中、長い長い時間をかけて、だんだん「どうしたかったん?」「なんかしたかったん?」と、それぞれが、お互いを感じながらのお話あいに変化してきました。。

受け止めてもらうと、頑なだった心が溶け出し、素直な涙が出てきて「みんなにきつく言われるのがいややった・・・」「そうなん?」と、そっと、伝える側も話し方を変えてみたり・・。

 

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そんな中で、ひとり、また一人と・・「もう大丈夫!」「わけ、話してくれはったで!影に座りたかったんやって。ここにする?場所変わっていいよ。ここでいい?」と、みんなでそのことを一生懸命解決しようとしたり・・。

それrぞれの「理由」をしっかりみんなでわかり合って・・。向き合うべき子どもたちも、「理由」を聞いてもらったことで・・その理由の解決よりも、何より仲間が考えてくれた、聞いてくれたことで心が溶け、自分がどうすべきかを、今一度しっかり切り替えて・・の姿が生まれ。。

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そして「もみの木さんで、する!もう大丈夫!」となったのです!

跳び箱が自分だけ飛べる。鉄棒が自分だけ回れる。を超えて、仲間と経験していく大きな意味のある「運動会」への毎日です。

 

 

 

そして、翌日のもみの木さんの姿。ぐんと、変化していました。

むらはあるものの、昨日のことを、皆、一人ひとりが思い描きながら今日はみんなで最後まで!と思っているのが、しっかり伝わってくる!

 

そして、あと一息!という仲間に!

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思わず立ち上がって「もう行ける!手!こうして!」と思わず、声にするDくんの姿!

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この後も、それぞれがだんだん、仲間を感じ、見つめていくことで「**は、今鉄棒の手曲げるの頑張りどき」「おれは、それできるようになったし、教えてあげるっ!」とそれぞれが、声を掛け合い挑戦していく姿が!

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そして、この日お昼寝あけの夕方「見て見て〜!できるようになったで〜!!⚪︎⚪︎に教えてもらった!」「頑張り豆できてんで〜!」と、次々、もみの木さんが呼びにきてくれました!

 

お山の通し練習の時にあと一息勇気が出なかったIちゃんが!自信いっぱいにエイッ!

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逆上がり、頑張り中のNくん、Uくんも!「まわれたでっ!」

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そして、そんな声には「Hがな、教えてくれてん!」「Sがな、手こうしたらいいって〜いうて見せてくれはった〜」などなど、いろんな仲間の声の報告が次々!

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自分だけでない「仲間」との本当の意味での関わり。実感。そんな中で、自分を見出し、仲間を感じあう喜びや意味。そんな一つ一つの経験の真っ最中のもみの木5歳児さんです。

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